望月慎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ非常に読みやすく、経済の初心者向き。
・国の債務…日本円を税として払った人に、自由(逮捕しない)を与える義務。
・日本円(債券)…自由(逮捕しない)をもらえる券。税として払って、「自由」を受け取ると消滅する。
よく「日本の借金が○○兆円」と危機感をあおるような報道があるせいか、「国の赤字(債務)」は「増えると大変なことになる」と誤解している人がいます。でも、この債務は「日本円を税として払った人に、自由(暴力を行使しない)を渡す義務」ですので、増えても問題ないのです。
これは、美容師が、「ヘアカット代1万円分クーポン券」を配り、「クーポン券をもらったら、ヘアカットするという義務…1万円分」という債務をメモするのと同じ状況です。
債務は増えていますが、美容師はヘアカットができなくならない限り債務を果たせます。
政府が「国債」を発行して、必要に応じて、日本銀行が金融市場を経由して「国債」を買い取る
100万円で売られる国債とは、簡単に言うと「そのうち政府が101万円くれる券(1%の金利を含めるイメージで1万円足しています)」のようなものです。
★国は税金を財源にしていない?
〈チャッピー調べ〉
「税金は政府支出の財源として実際に使われている。しかし、自国通貨を発行できる政府にとって、税収は家計の収入のような意味での絶対的な支出制約ではない
財務省も、税の役割として「財源調達」「所得再分配」「経済安定化」の3つを挙げています
現代の「税」は、通貨に価値を持たせ、望ましい状況を促進し、望ましくない状況を抑制するためのものです
「国の発展につながる景気が良い状態」というのは、「買い物をしよう(有効需要)」が増える状態です。
そして「買い物をしよう(有効需要)」を増やすには①「法律・税制度、去年の物価などの社会環境」②「買い手の欲しい度(需要)」③「国民の資産状況」のうち、どれかを変える必要があります。
歳入・歳出を通して、政府が経済に影響をおよぼす政策のことを財政政策と言います。
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Posted by ブクログ
経済ってなんだったっけ?
30代になってなんとなく手に取った本です。
どうしてもっと早くに読まなかったのか後悔しています!
自分が一つの国の一員であることを思い出させてくれました。
お金や国についてのそもそもの考え方を教えてもらいました。とてもわかりやすく表現してくれているおかげです。
自分に子どもがいたら小学生のうちに絶対読ませたい本です!さっそく家族にも共有しました!
より良い国にするために、自分にとってできることがイメージできるようになります。そして、明るい気持ちにもなれました。
今、まさにこの本が必要なのでは?とも思っています。
この本に出会えて感謝。 -
Posted by ブクログ
経済学、社会やお金の仕組みについて、かわいいイラストや例え話を用いて非常にわかりやすく解説されていた。
自分が勘違いしてインプットしていた知識もあったことに気づくことができ、非常に勉強になった。例えば国債発行は必ずしも悪いことではないこと。国債発行数=日本貨幣の累計発行部数ということだったことは驚きだった。
経済の仕組みだけでなく、本質的に大切なものは何か、自分の生きる社会をより良くするためには何が必要なのかについて、血の通った考えを学ぶことができた。
経済についての本であったにも関わらず、お金は万能ではなく、お金で買えない物こそ本質的に大切な物ではないかと結ばれていたところも非常に感動した。
政治経済に対して難しいイメージを持っている人にぜひ勧めたい一冊だった。 -
Posted by ブクログ
シンプルな内容だが、MMTの基礎がものすごくよくわかった。
●通貨発行権のある政府の下での社会では、租税が貨幣の価値を支えている。租税の役割は価値の根拠として存在することであり、決して財源ではない。
●政府財政支出により貨幣を創造し、徴税により破壊する。商業銀行は預金の貸出により貨幣を創造し返済によって破壊する。どういう政策を実行し市中のどのセグメントにどれだけの貨幣を流通させるかが財政支出の役割であり、社会経済の健全な成長と安定だけが財政支出の課題であって、その結果としての累積赤字の額などは何の課題にもつながらない。
●誰かの黒字は誰かの赤字。財政が累積黒字になる場合は民間か海外が赤字。成長する経済社会では、財政赤字が常態。
●国債は財政支出により市中にベースマネー(準備預金)が過剰になって金利が下がりすぎないように、事後に発行して売りオペで準備預金を減らす金融調節のために存在しているだけで、財源では決してない。
●変動相場制であれば中央政府の財政支出の結果は為替相場の変動に表れるだけで果たすべき経済社会の成長と安定のほかに気にすべき制約はない。固定相場制だと財政拡張時の自国通貨増の上限が外貨調達能力によって制約を受ける。
●以上、MMTは理論であって特定の政策提言をするものではない。
●そのうえで、著者は、ジョブギャランティ(就職環境の最終保証)で社会の安定を底支えしつつ労働力を維持育成する施策が最低限必要と主張する。
確かに労働力の維持と社会的尊厳を確保できるジョブギャランティの方がベーシックインカムよりも優位性がある。目から鱗。
そして、様々な誤解への反論も気持ちよかった。むしろ、一見味方と見られ勝ちな積極財政派との意見の相違を明確に示しているところが極めて明瞭で、素晴らしかった。 -
Posted by ブクログ
Audible
とても分かりやすかった。
国の政策は文明発展と平和のためという理解が腹落ちした。
また納税の義務を負う理由など、お金についての解像度が上がった。これによりお金に価値が出て、勤労の重要度が上がって人は努力し社会は前進する。これにより教育の重要度が上がって学び成長するものが国家を支える。自分的な三大義務と国家・文明の維持・発展の関連付けが紐づいた。
また平和維持に対しては、貧富の差をできるだけ平準化させる必要がある。社会保障制度や相続税などによって革命などの悲惨な事態を防いでいる。
しかし今の現状、国債上手く活用して国民の税負担を減らせないものなのかね。 -
Posted by ブクログ
面白かったです。
国やシステム、職業など人を動物でわかりやすくキャラクター化したり、簡単な図式での解説が載っていたのでこれなら疎い私でもわかるかも、と手に取ってみました。途中からハイパーインフレーションとか難しい単語も増えてきますが、急にわからなくなってしまった!とはならず、緩やかに説明が入るのでとても読みやすかったです。グリッチマン、という言葉はここで初めて知りましたが転売ヤーもグリッチマンに分類されるんですね。経済の事って全然知らないけど、もう少し勉強してみたいなという人の良いきっかけになる本だと思います。自分も何回か読み返したり、他の本も合わせながら経済の事をもっと知りたいです。