志村けんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書で志村けんは、「人生」、「お金」、「ビジネス」、「処世術」の四つをテーマに、自分の考えを披露していく。「志村は三人いる!?」、「準備こそ全力投球」、「二等賞がホントの一等賞」など、テレビを見るだけでは知ることのできない一面を知ることができる。
「給料は現金を手渡しで受け取りたい」、「女房はしっかり管理しろ」など、ちょっと前時代的なところもあるし、「肝心なところにはお金を使え」といった当たり前に思えることも書かれている。でも、あの志村けんが言うのだから説得力がある。
なかでも面白かったのが、一生を一日にたとえるというもの。人生を72年として、それを24時間に換算する。72÷24=3なの -
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ネタバレ<目次>
第1章 ドリフのメンバーになるまで
第2腰 『全員集合』時代
第3章 『加トケン』『だいじょうぶだぁ』の新境地
第4章 『バカ殿様』
第5章 お笑いについて
第6章 気になる人、お世話になった人
第7章 変なおじさんリタ~ンズ
第8章 映画の現場
第9章 CMとラジオ
第10章 自分のこと
<内容>
『変なおじさん』と『変なおじさんリターンズ』をあわせて文庫化したもの。亡くなった志村けんの伝記に近いものかな?お笑いにストイックで、特にコントには一家言あったことがよく分かるし、演じている時と素の姿のギャップの理由もよくわかる。心理学などの本を読んでいても書いてある -
Posted by ブクログ
志村けんは、生粋のコント職人だ。
たけし、松本人志、爆笑問題の著書に比べて、本書はハッキリ言って面白くない。笑いが無い。
ただひたすら、金、ビジネス、人生について志村けんの哲学が真面目に語られている。
でもそこがいかにも職人らしいではないか!
仕事にはとことんこだわりを見せるけど、自分のことは喋りたがらないしどうでもいいよってところはブリキ職人だったうちのおじいちゃんがそうだったような気がする。
コント同様、ひとつひとつの哲学にはよく練られたこだわりが感じられる。
親しい先輩に呑みながら聞かされる説教のようではあるが、ためになる。そんな一冊。
(内容)
芸能界の大御所、志村けんが語る、金 -
Posted by ブクログ
「変なおじさん完全版」3
著者 志村けん
出版 新潮社
p350より引用
“なんでもそうだけど、ずっと続けているとうまくなる。うまく
なると、またおもしろくなってきて、さらに一生懸命やろうとい
う気になってくる。”
日本を代表するコメディアンである著者による、自伝的エッセ
イ。過去他社から刊行された「変なおじさん」「変なおじさんリ
ターンズ」の合本。
子供時代のエピソードから50代になっての思いについてまで、
コントの写真や台本とともに穏やかな語り口で書かれています。
上記の引用は、やりたいことが見つからない若者へのメッセー
ジを記した項での一文。努力できる人間が天才と、この後言 -
Posted by ブクログ
成功者のお金に対する考え方を知りたくてこの本を読みました。
この本で学んだことは、
・自分の人生の肝にお金を使う。仕事のために必要なものはいくらお金をかけても惜しくはない。全て買う。
・仕事で一生懸命働いて、好きなものにお金を使う。働いたお金で好きなことをしなければ生きている意味はないし、また好きなことがあるから一生懸命働ける。
・お金は得るためだけのものではなく、利を得るために使うもの。自分の商品価値を高めることに費やして、自分自身の値段をアップさせる。
という点です。
志村さんの仕事にかける情熱が伝わってくる熱い本です。お金の使い方も勉強になりました。 -
Posted by ブクログ
タイトルだけを見ると変な本かと思われますが、中身は志村けんの生き様と思いが綴られています。
若い頃の苦労や、お笑い(コント)に対するポリシーが書かれており、苦労した上での今の位置なんだなぁと感じます。
今のお笑い業界についても端々で触れられており、衰退? を嘆いているようにも見えました。
ドリフの頃から(ほとんど覚えていないのでDVDで見た物になりますが)好きでしたが、色々と考えていたんだなぁ~と思います。全体の構成、メインと遊びの部分などもそうだし、演じるときのポリシー、笑わせる手法など。僕も昔のを観て「なぜ面白いのだろう?」と思いながら観てました。
一つ一つのコントじゃない、構成力