ウィリアム・H・マクニールのレビュー一覧

  • 疫病と世界史(上)

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    あまりの冗長さに何度も挫折しそうになったけど悔しくて全部読んだ
    私は期待してる内容ではなかったかな、面白い部分も多いけどね。

    今下を読んでるけど誤字多くないか?ただでさえ意味わからん文章なのにより複雑にするのやめてちょうだい

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    2024年07月05日
  • 疫病と世界史(上)

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    初稿1974年。本書は疫病がいかに世界史に大きく影響し続けてきたのか、その可能性を提示するものであり、それを裏付ける証拠については、筆者自らが語るように十分ではない。

    疫病による世界への影響が改めて確信された2022年現在においては、その主張の全てを受け入れてしまいそうになるが、『熱帯アフリカからの人類進出に大きな影響を果たした』『都市で保持されていた感染症が農村に輸出され、文化圏の確立に影響した』など、本書だけでは判断ができない論説も多く、特に『キリスト教も仏教も、感染症の影響で浸透した』という主張は、あまりにも力点を感染症に置きすぎているように思える。

    そもそも1974年の本を正しく評

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    2022年12月31日
  • 疫病と世界史(下)

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    下巻はモンゴル帝国から近代までを取り扱う。著者の世界観が、ウィルスとのバランスの上に人類の社会構造が成り立っているという点は一貫している。

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    2020年05月20日
  • 疫病と世界史(上)

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    人類と疫病について。
    人類発症の地アフリカは長く人類と疫病が共存することで均衡に達し、人類の人口を爆発的増加を抑止する強力な風土病が多いという視座は興味深い。
    本書のテーマだから仕方ないかもしれないが、歴史の流れを全て疫病で説明しようとしているため、どこか論理的な無理を感じる。

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    2020年05月12日
  • 疫病と世界史(上)

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    疫病の観点から、世界史の因果関係に補助線を入れようとする野心的な試み。歴史は人為的な営みだけでなく、時に細菌やウィルスといった目に見えないものが動かすこともある。一つの文明の栄枯盛衰、宗教や文化が受容される背景にも、疫病があるかもしれない。ただ、こうした分野の先行事例や文献が極端に少ないため、大部分は著者の主観や推測。この限界は著者自身も認めている。
    新型コロナウィルスが広がりを見せる中、たまたま手に取った一冊です。

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    2020年03月04日
  • 疫病と世界史(下)

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    普通に読むと飽きてくるので、この本と 医学の歴史を併読してみた。2冊の索引の共通項目から 逆引き 読みをしてみたら、理解度が高まった

    特に 結核、腺ペスト、天然痘、ペスト、マラリア、梅毒が 出てきた時が この本のポイントだと思った

    時系列に整理しながら読むと面白いかも

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    2016年05月13日
  • 疫病と世界史(上)

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    医療の歴史より、疾病の歴史の方が面白い。医療の歴史の主人公が 強い人間なのに対して、疾病の歴史の主人公は 弱い微生物が多い

    ヒトは 食べられて進化してきたことを実感した

    他のレビューにあるように 読みづらい。

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    2016年05月12日
  • 疫病と世界史(下)

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    世界史は疫病が動かす。「銃・病原菌・鉄」より何十年も前の卓見。見えない、理屈がわからないものへの恐怖がどれだけの影響を及ぼすか、放射線科学を知らない人の振る舞いを見れば現代でもよくわかる。現代医療の恩恵を受けた常識で判断せず、未知の恐怖で世界史を理解すること。

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    2015年10月16日
  • 疫病と世界史(上)

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    異文化の邂逅は病原菌の交換でもある。人々が新しい病を克服するまでの抵抗がそのまま中世の停滞だとする。図版を使った解説本があればもっとすんなり頭に入るのだが。

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    2015年09月20日
  • 疫病と世界史(上)

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    アフリカでは、焼畑農耕が熱帯雨林に広がり始めると、雑草を好む蚊の繁殖場所となり、マラリアが猛威をふるうようになった(p.94)。中央アフリカと東アフリカで、19〜20世紀にヨーロッパ人が農地を広げた際も、ツェツェ蝿が増加して睡眠病を流行させた(p.96)。

    インドのカースト制度は、侵入者のアーリア人は南部と東部の高温多湿の風土病を避けるために、土着の人々はアーリア人が持ち込んだ天然痘などの文明に伴う病気を避けるために、互いの疎隔意識から発生したのかもしれない(p.161)。

    BC30年までの地中海では、油や葡萄酒などの輸出向きの余剰生産物が生産できる場所であれば、どこでも都市的中心地が形成

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    2020年04月09日
  • 疫病と世界史(下)

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    ・各章の中に節が無く文章だけが延々と続くのが読みづらい。なぜこのような書き方にしたのか。 
    ・日本がちょくちょく出てくるのはうれしい。ただ江戸幕府が大砲帝国というのはおおざっぱすぎる。

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    2013年09月02日
  • 疫病と世界史(上)

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    疫病が世界史に与えた影響について壮大なスケールで書かれていて、世界史の見方としておもしろい。本当かどうかわからないあやしい説明も含めて楽しめた。 
    18世紀以降を描いた6章は具体的で、瘴気説・細菌説の論争や、軍事医学の進歩や、ハンブルク市・アルトナ市の上水道の例など、科学で感染症を克服していくさまがよくわかった。著者は病原菌と人類の戦いはずっと続くとしているが、科学という武器を手に入れたらやはり人類の勝ちになるのではないか。

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    2013年09月02日