ウィリアム・H・マクニールのレビュー一覧

  • 疫病と世界史(下)

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    「ペスト」を読んだので、感染症の認知度とか、予防・免疫について、どこまで分かってた時代なのか知りたくて読みました。難しかったですが、面白かったです。戦争と感染症が、お互いに人口の割合を自然操作しているものってところが凄いなと思いました。人の意思とは、世界の意思から逸脱できないなんだなと。神様信じてないけど、世界の意思は感じました。

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    2020年07月11日
  • 疫病と世界史(上)

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    書かれてのが、エイズが流行してた時代という古いのはともかく、なんか文章が読みにくい。
    あと、題名から想像できる内容とは若干違う。
    世界史じゃ無くて、「人類史における、権力の発展と感染症との相互作用と、その歴史」とでもいうべきなのか、
    まあ、「ミクロ寄生とマクロ寄生という概念を用いて、ミクロ寄生とは感染症であり、マクロ寄生とはあたかも感染症のようにある人間集団が別の人間集団に寄生している様」であり、興味深くはあるのだけれど。

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    2020年06月05日
  • 疫病と世界史(上)

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    実証的な裏付けをさほど重視していない点で時代を感じるところはあるが、それにしても40年前にこんなものが書かれていたとは。

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    2020年05月01日
  • 疫病と世界史(上)

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    ネタバレ

    天然痘がインド生まれだなんて、よくわかるものだなと感心した。病気の伝染と人類史を絡めるという視点が新しいと思った。なおかつ、説得力もある。

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    2020年04月23日
  • 疫病と世界史(下)

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    感染症の観点からみた世界史
    関連リンクの「感染症の歴史」について先駆的に叙述したもの
    同著者による『世界史』と同じく
    ひとつの確固たる視点から人類の歴史を概観している優れた歴史書だが
    未開の分野で先立つものの少なさからか
    説明がばらけすぎていて読みにくいところがあり中途半端
    疫病の場合は人間の歴史と異なり
    対象がとても理性的で個々人のわずかなうごき差が混沌しないため
    歴史数寄にとって興味を削ぐのかもしれない

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    2018年10月20日
  • 疫病と世界史(下)

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    下巻では3つの章に分かれていて、紀元前1200年から1500年まで、1500年から1700年まで、最後は1700年以降の医学の発達に伴う生態的な影響について述べられています。世界史の教科書を紐解くと殆んどと言っていいほど疫病についての記述がありません。唯一、14世紀にユーラシア大陸全体に流行した黒死病(ペスト)の影響があるだけのようです。しかし、この本を読むと、疫病がいかに人類史に影響を与えてきたかが分かります。
    紀元前から人類を苦しめてきた疫病は、ペストに代表されるように、風土病として長らくその土地に留まってきたのですが、ユーラシア大陸でのモンゴル帝国の侵略により、遠くの土地まで拡がってしま

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    2016年08月15日
  • 疫病と世界史(上)

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    著者のマクニール氏は当然歴史家ですが、これを読むと科学者でもあると思うのです。
    この本では「世界史」で詳細に触れていない疫病について述べているのですが、数少ない古書を紐解くにしても医学や生物学などの自然科学の知識がないと、感染症ついては到底推測できないからです。グローバル化した現代社会では地球の裏側で発生した感染症が忽ち全世界を脅かす危険に曝されています。最近ではパンデミック寸前だったエボラ出血熱が記憶に新しいところです。今日の人間を脅かす感染症の元となる出来事は、人類の祖先がはるか昔、アフリカの大地から各地に移動していったことに寄ります。熱帯雨林での多様なミクロ寄生の網の中で他の生命体と絶妙

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    2016年08月05日
  • 疫病と世界史(下)

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    こんなすごい本が、この金額で読めるってすごい。

    不条理な、救いのない大量の死が神さえも駆逐する。
    高校生のころ、歴史を勉強していたときに、急に強くなったり滅びたりする権力の原因が全然分からなかったけれど、確かに疫病という視点はなかなかなかった。

    とてもいい本であったが、日本語訳がときどき???なところがあって、読むのに根気がいる。

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    2015年11月17日
  • 疫病と世界史(上)

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    ときどき日本語が変なんだけど、そこは仕方ない。
    歴史を学んでいると、よほどでないと病気の話ってでてこなくて、この本を読んで震えた。
    地政学を読んだ時、自然の境界を越えたとき、国は滅亡するってあったんだけど…これ、病気もあるんだろうなぁ。

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    2015年11月03日
  • 疫病と世界史(下)

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    (上巻より続く)

    本筋は、
    人類は病原体によるミクロ寄生と、他の肉食動物、つまり同じ人類、のちには征服者、支配者によるマクロ寄生のはざまで、つかの間の無事を保っている存在だ、
    ということですかね?

    確かに、人類誕生以来の疫病との戦いを読んでいると、
    食物連鎖のヒエラルキーの頂点にいるのは、
    人間ではなく病原体、という気がしてくる。

    余談ながら一番の衝撃は、
    インドのカースト制が、
    異なった免疫をもつ民族を支配下に入れた際に
    相互に安全な距離を保つために、
    接触をタブーとしたことに起因するという解説。
    もはや都市伝説?

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    2014年03月22日
  • 疫病と世界史(上)

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    経済雑誌のおすすめ。

    決して難解な文章ではない。
    ただ、あまりに膨大な情報量、
    反語表現の多さ、
    時空を超えた例示にキャパオーバーになってしまう。
    自分がどこにいるのか、いつの何の話を読んでいるかを
    見失いがち、とでも言うか。

    そしてついつい、本筋を離れて、枝葉末節の話を拾ってしまう。
    英国海軍が壊血病に効果のないライムジュースを飲んでいて、ライミィと呼ばれてたとか、
    農業が始まってからよりも、狩猟時代の人類の方が、
    健康的で余暇があったとか。

    (下巻に続く)

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    2018年02月08日
  • 疫病と世界史(上)

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    世界中で長く読み続けられている中公文庫の「世界史」を書き上げたマクニールが、『疫病』という観点から歴史を紐解いた本。


    最近文庫化して中公文庫「世界史」の隣においてある「銃・病原菌・鉄」と似たテーマであり、病気というものが如何に人類に影響を与えてきたのかがよく分かる。


    人類を最も多く殺したのは事故でも戦争でもなく「病気」であり、これが常に戦争の結果や文明の運命を大きく左右してきた。


    スティルバーグ監督の映画「宇宙戦争」の最後に、酸素が原因で侵略者達が滅亡するシーンがあったと思うが、人類は他の地域から侵略を受ける度に、お互いの病原菌を運んで大打撃を受けてきたのである。免疫力というものが

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    2012年05月06日
  • 疫病と世界史(上)

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    ウイルスや細菌などによる疫病と人類は切っても切れない関係にありますが、その疫病の蔓延が歴史に及ぼした影響を、ときに少々強引とも思える論により展開されてゆきます。
    それにしても内容は幅広く、人類の黎明期から現代、しかも全地球規模にわたって丹念に述べられています。日本もちょっぴり。
    「ミクロ寄生」「マクロ寄生」といった独創的な捉え方も興味深いです。

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    2011年06月06日
  • 疫病と世界史(上)

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    疫病と人間との関係、さらに疫病が歴史に及ぼした影響まで考察した好著。「マクロ寄生」と「ミクロ寄生」の概念は非常に面白い。

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    2011年05月19日
  • 疫病と世界史(下)

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    ネタバレ

     下巻はモンゴル進出以降の疫病の歴史。黒死病と言われたヨーロッパのペスト禍。この間を含めローマ帝国最盛期からルネッサンス期まで、ヨーロッパの人口は殆ど増加しなかった。そして、新大陸到達におけるインディオの低免疫によるユーラシア・アフリカの疫病禍。絶望的ともいえる人口の減少は数百年かけて奥地の小部族をも全滅させた。
     終盤は天然痘。いわゆる種痘免疫法は、古来よりアジアの庶民風俗として定着していたらしい。その技術が英国をはじめとする欧州の王室を救った。また戦死は、従来ほとんど疫病の感染が原因であった。しかし日露戦争における日本兵の集団混合接種により人類史上初めて相手方の攻撃が主因になった。
     人類

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    2010年06月14日
  • 疫病と世界史(上)

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    ネタバレ

     人類に寄生、感染発病する疾病、捕食者を地域と時系列で追った社会学的著書。現生人類の誕生前の樹上生活時から、世界各地に文明が栄える12世紀までを上巻で取り上げている。

     著者は寄生を広義にとらえ、ライオン・オオカミなどによる捕食、ヒトによる寄生(略奪・支配)をマクロ寄生とし、微生物についてはミクロ寄生と定義した。さらに気候、統治、農耕による影響を加えて検討している。一例で言えば、ヒトの移動や都市の形成にともない新たな寄生を受けた当初は劇症を発するが、寄生主も生き延びるために変態し、慢性化をして定着していくといった具合である。

     読者が印象的であったのは、戦争の必要性(人口、食糧)、風土的疾

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    2020年04月25日
  • 疫病と世界史(下)

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    上より面白かったけどやっぱり読むのにめちゃくちゃ時間がかかっちゃった

    昔は田舎=結納金とかの決まり事が多くて早くに結婚できなかった(お金が充分稼げるようになるまで)
    都会=田舎のような制約が無いので若いうちから結婚できる
    だったから都会の人口がどんどん増えていく
    っていうのが今と真逆でびっくり…
    どこの国や地域とは明記されてなかったけど、日本でもそうだったのかな??

    新旧世界と疫病はかなり興味があるので面白かったです またこういう系の本読みたいな

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    2024年08月03日
  • 疫病と世界史(上)

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    あまりの冗長さに何度も挫折しそうになったけど悔しくて全部読んだ
    私は期待してる内容ではなかったかな、面白い部分も多いけどね。

    今下を読んでるけど誤字多くないか?ただでさえ意味わからん文章なのにより複雑にするのやめてちょうだい

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    2024年07月05日
  • 疫病と世界史(上)

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    初稿1974年。本書は疫病がいかに世界史に大きく影響し続けてきたのか、その可能性を提示するものであり、それを裏付ける証拠については、筆者自らが語るように十分ではない。

    疫病による世界への影響が改めて確信された2022年現在においては、その主張の全てを受け入れてしまいそうになるが、『熱帯アフリカからの人類進出に大きな影響を果たした』『都市で保持されていた感染症が農村に輸出され、文化圏の確立に影響した』など、本書だけでは判断ができない論説も多く、特に『キリスト教も仏教も、感染症の影響で浸透した』という主張は、あまりにも力点を感染症に置きすぎているように思える。

    そもそも1974年の本を正しく評

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    2022年12月31日
  • 疫病と世界史(下)

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    下巻はモンゴル帝国から近代までを取り扱う。著者の世界観が、ウィルスとのバランスの上に人類の社会構造が成り立っているという点は一貫している。

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    2020年05月20日