野坂悦子のレビュー一覧

  • フランダースの犬

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    ・この本をどんどん読んでいくと少しずつ中身がわかってきて、悲しくなったり、感動する所がたくさんあっていい本でした。

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    2019年02月02日
  • フランダースの犬

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    ルーベンスの宗教画に心酔する純真なこころを持つ主人公ネロと犬のパトラッシュとおじいさんの人間の生きる道をおしえてくれるお話。
    涙なしでは読み切れない。

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    2018年11月30日
  • フランダースの犬

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    ネタバレ

    フランダースの犬……分かってはいましたが悲しい話でした。ネルロとパトラッシュが家を追い出されたあたりから涙が止まらなくて、左の鼻はつまるし、しゃっくりもとまらない。寝る前に読むへきではなかった。ニュルンベルクのストーブは少年の不思議な冒険が微笑ましく描かれていて良かったです。精魂込めて作られた芸術品には魂が宿るのだね。

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    2011年11月16日
  • フランダースの犬

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    よく知れた物語だが、あらためて読み返してみた。子どもの時は、ネロやパトラッシュ(パトラシエ)の真実な生き方に感動し、世の残酷さや不公平さに心を痛めた。ネロが流す最期の涙は悲しみの涙であり、自分も憂えの涙であった。しかし、少なからず世の中の辛苦を経験した今、この物語は違った迫り方をしてくる。
     「ああ、神様、これで十分です!」と流す涙は、悲しみの涙ではなく、願いの成就とともに自らの人生を受け入れ、死をも受け入れた喜びの涙なのかもしれないと。わたしの最期の時も、「これで十分です」といえる人生でありたい。

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    2011年06月14日
  • フランダースの犬

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    フランダースの貧しい少年ネロは、村人たちから迫害を受けながらもルーベンスの絵に憧れ、老犬パトラッシュを友として一心に絵を描き続ける。しかし、クリスマスの朝アントワープの大伽藍に見出されたものは、この不幸な天才少年と愛犬との相いだいた亡骸だった。虐げられた者への同情を率直素朴な表現でつづった少年文学の傑作。ほかに「ニュールンベルクのストーブ」を併録。

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    2009年10月04日
  • フランダースの犬

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    表題作も、収録の「ニュルンベルクのストーブ」も、少年が芸術を信じる力、その強さ・凄さが描かれていた。(理想像なのかもしれないけど)
    何かを一心に信じることの貴重さや崇高さが感じられました。

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    2018年01月20日
  • フランダースの犬

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    タイトルは知っている、結末も知っている。でも読んだことはない。そんな作品の代表ではないでしょうか。どうしてもミルク色の夜明け〜となってしまうのですが、原作のネロは少し年齢が上でした。そのため芸術に純粋にまっしぐらで、その身を捧げた若者という印象が残りました。それはいっしょに収録されている「ニュンベルクのストーブ」にも言えることで、芸術作品ともいえるストーブに恋い焦がれた若者の一途な想いが描かれています。しかし前者では全てがうまくいかず「もう、おそすぎるよ。」の言葉が示す通りの結果となり、後者はその想いが成就する。同じ作者から産み出された作品で正反対の結果となる物語が併録されている面白さがありま

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    2016年06月19日
  • フランダースの犬

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     あの有名なテレビアニメを見たことのない男の感想です。
     読んでみると原作は短く、感傷的でないとは言いませんが、冗長も停滞もなく物語が進行するためあっさりとした印象でした。幸福な時期をもっと書き込んでくれた方が、この悲劇の不条理さに対する拒否感が高まって、もっと泣かされたことと思います。悲劇も不条理でしたが、逆境に負けないネロ少年の純真さも不条理でした。ありえないと思ったわけではなく、こういう不条理な純真さがありえるということも人間だよなと思いました。美しいですよね。
     僕はやはり結末には泣いてしまいましたが、うちの子供たちは展開の急さに少し置いていかれたようで、え、もう死んじゃったの、という

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    2013年05月05日
  • イノチノウチガワ

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    オランダのレントゲン技師の撮った動物たちのレントゲン写真集。どうやって撮ったのかと思えば、死んだ動物たちを許可を取って自宅に持ち帰り撮ったのだとか。共に映る植物などに色彩を施し、もう芸術作品だ。
    「世界で一番美しいレントゲン図鑑」(エクスナレッジ)も驚いたけど、この本はすべて生き物。そのほとんどは野生の動物たちだ。

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    2023年03月09日