赤石晋一郎のレビュー一覧

  • 完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録

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    警視庁捜査一課の伝説の刑事の携わった事件を追う。週刊文春の連載の単行本。

    ロス疑惑から首都圏連続幼女誘拐殺人事件、地下鉄サリン事件、世田谷一家四人殺人事件など。伝説の刑事が退職した後に取材したノンフィクション。

    特に取調室での緊迫のやり取りが実にリアル。可視化だ容疑者、参考人の人権など、本書の主役のような職人は絶滅危惧種のように思える。

    いくつかの未解決事件。そして刑事の信念。「生まれながらの犯罪者なんていない」

    エピローグの主人公の息子の中学の不良たちとの長い付き合いまで、イッキ読み必至の好作品でした。

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    2021年10月02日
  • 日本のタブー 4.0

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    文字通り、日本のタブーとされている事案について。

    自分の知らない世界のことを知ることができた。

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    2025年10月10日
  • 韓国人、韓国を叱る~日韓歴史問題の新証言者たち~(小学館新書)

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    トランプの手法の「非を認めない」「つねに攻撃」を思い出させる、韓国の政府・市民団体・メディアの反日対応。ひどいのは日本からの賠償金を被害者に渡さずに、漢江の奇跡という経済活動に使ったり、市民団体の上層部が私腹を肥やしたりと、やりたい放題が描かれている。その根底には統一教会同様、日本には何を言っても、日本人からむしり取っても大丈夫。メディア、世論はついてくると言う意識が根差している。しかし、本当に考えなければならないのは、問題になっているすべての悲惨な状況は、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争という戦争が引き起こしたものだと言うこと。戦争は普通の人を狂気にする。新たな被害者を生まないためにも、戦

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    2025年05月13日
  • 完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録

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    昭和・平成の重大事件の内幕をつづる刑事の事件簿。簡潔、テンポ良い文章で一気に読ませる。週刊誌記者である著者の力量に感心。

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    2021年09月12日
  • なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか

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    ※大手メディアの実質の支配者に依存するメディアにはスクープはできない。

    BBCに先を越された ジャニーズ報道
     タブーに踏み込むキャンペーン報道の条件 
      スクープであることではなく、全体構造を明らかにすること
      社会問題として調査・結論 解決の道筋を探す

    松本人志 上納システム
     お笑い芸人の地位を上げたのがダウンタウン
     2009年 吉本興業上場廃止 キー局参加番組シェア50%以上 低コストで視聴率
      メディアの支配者 軒を借りながら母屋を乗っ取る 
     2024年 女性と文春 訴訟取り下げ 個人情報開示を要求 誹謗中傷のリスク
      報道による名誉棄損裁判は 報道機関に立証責任
     

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    2025年10月14日
  • なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか

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    たまたま元文春記者の本を続けて読んだ。お二人で今はYouTube番組をやっておられるらしい。

    「なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか」というタイトルの答えは簡単で「週刊誌しか自由に書けるメディアがないから」らしい。そうだとするなら、すごく貴重で社会的な意義も大きいメディアだと思う。

    もう一つ、ハッとしたことが、週刊誌は弱者に寄り添うメディアだと書かれていたことだ。そんなこと考えたこともなかったが確かにそうだ。政治の、政治家の問題も、大企業や有名人のスキャンダルも、被害者がいたり、国民が被害者だったりするわけだし、驕り高ぶる人の前で犠牲になっている、その人の力(逆襲と言っては言葉が悪いだ

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    2025年09月20日
  • なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか

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    題名に飛びついてみたものの、目新しい驚きはあまりなかった。流し読みしてしまった。売ることになると思う。

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    2025年08月13日
  • 日本のタブー 4.0

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    政治・選挙、映画業界、AV業界、相撲界隈、太陽光発電、M資金、京都市の宗教法人問題が、裏稼業、芸能人と薬物に関する「日本のタブー」を著者の視点から論じている。

    アウトサイダーはどんな場所にもいるのだなと感じる。税金絡みは国民の生活に影響するのでクリーンに努めて欲しいと願う。

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    2024年12月27日
  • 完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録

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    警察官としての使命の高さが全体的に散りばめられているのですが、犯人との対峙では「刑事の勘」が多用されているので冤罪の危うさも感じる本でした。
    ラストでは刑事を辞するのですが、世田谷一家殺人事件は今でも未解決であり、もやもやします。

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    2024年05月12日
  • 完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録

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    タイトルに「取調室」秘録とあるように、基本的にはいくつかの有名事件に関して「どのように犯人を落としたのか」を語るノンフィクションである。
    それぞれの事件は興味深いものがあるが、正直な話、著者は何が書きたかったのかな?というくらい「実がない」。
    まず、著者は全てにおいて警察側(大峯氏)に肯定的である。否定的な描写は一切、ない。
    私個人としてはこの本で披露される「落とし」のテクニックは危ういものにしか見えないのだが、それを検証してみることはしない。勿論証拠固めをしっかりやっているから公判が維持できて有罪判決がくだったのだろう(と思いたい)が…。
    「落とし」に絞ってしまったせいで、すごいというより恐

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    2021年07月24日
  • 完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録

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    食材としては一級品! 調理、盛り付けがイマイチでもったいない印象...。こんな簡単に落ちちゃう? もっと手に汗握る攻防があったんじゃないんですかねぇ...。終章は順番間違えてるなぁ...。人と向き合う姿勢には共感できる一冊。

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    2021年07月17日
  • 韓国人、韓国を叱る~日韓歴史問題の新証言者たち~(小学館新書)

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    隣国とのいろんな問題について、隣国人の、生の声を聞く。
    叱る、と言うタイトル通り、隣国の動きに対して批判的な声を拾っている。報道される隣国の、大勢とは違う声があると言うそれはそうなのだろうなと思う。
    ただ、根っこの、被害者であり救済されるべきだ、という考えは変わらない。

    なんかその辺がやっぱり違うと感じた。

    まあ、この国の、ネロナムブルな面も、基地村とかベトナム戦の話とか思いっきり記述されてるのはいいね。どう答えるんだろうね。

    答える気がないところが隣国だけどね。

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    2021年01月29日