あらすじ
『反日種族主義』著者らが憂国の声を上げた。
気鋭の日本人ジャ-ナリストが、文在寅政権の反日路線に異を唱える識者らを次々と取材。実名証言で浮かび上がっていたのは、知られざる韓国人の本音と実態だった。
経済学者は「このまま日本との対立を続けると韓国経済は滅びるかもしれない」と警告し、元慰安婦支援活動家は「慰安婦問題は金儲けになってしまった」と嘆き、徴用工被害者団体代表は、「金を出すべきは日本ではなく韓国政府だ」と訴える。そして著者は、元徴用工の証言に辿り着く。彼らは本当に日本からの賠償を望んでいるのか……。
数々の証言からは、歴史の闇も見えてくる。元米軍慰安婦は「なぜ日本軍慰安婦だけが」と嘆き、ベトナム戦争犯罪を追及した記者は「韓国軍は何をしたか」と問い、脱北作家は「大統領は脱北者を見捨てた」と告発する。そしてベストセラー『反日種族主義』の著者は、「塩酸をばらまくぞ」と脅され、ツバを吐きかけられるなどの圧力に遭いながら、「歴史を正すための戦いをする」と決意するのだ。
日本と韓国が対立を乗り越えるために、彼らの声を埋もれさせてはいけない。
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Posted by ブクログ
トランプの手法の「非を認めない」「つねに攻撃」を思い出させる、韓国の政府・市民団体・メディアの反日対応。ひどいのは日本からの賠償金を被害者に渡さずに、漢江の奇跡という経済活動に使ったり、市民団体の上層部が私腹を肥やしたりと、やりたい放題が描かれている。その根底には統一教会同様、日本には何を言っても、日本人からむしり取っても大丈夫。メディア、世論はついてくると言う意識が根差している。しかし、本当に考えなければならないのは、問題になっているすべての悲惨な状況は、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争という戦争が引き起こしたものだと言うこと。戦争は普通の人を狂気にする。新たな被害者を生まないためにも、戦争はしてはいけない。真実を見つめて、良き隣人になることを願う。