ブライス・リャンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで読んできたFIREの本で、一番面白く、一番新しい知見が多い本だった。
特に刺さったのは、
「(まだ)自らの情熱に従うな」
「まず、お金を追いかけよ。好きなことはその後でもできる」ということ。
幼少期、とても貧しかった作者は、貧困によって図らずも身につけることになった欠乏マインドで、お金を貯めることに注力してきた。
作家になりたいという夢を持ちつつも、少ない学費で高い最低賃金を得られる作家とは無縁の学問を専攻する。
そのおかげで早期に経済的自立を果たすことができ、生活費を作家業に頼らずに得ることで、ストレスなく作家を続けられる生活を得ることができたのだ。
好きなことをしていれば、お金はあとからついてくると期待するのは、危険な考え方らしい。
ずっとお金ばかり追いかけて、やりたい夢を後回しにし続けて、結局夢が叶わないのは避けたい事態だが、少し夢を追いかけるのを先に伸ばして経済的自立を獲得してから、のびのびと夢を掴むというのは理想だと思った。
著者が薦めるオプティマイザーという、収入と投資は平均的だが、貯蓄は超優秀という生き方は、再現性が高いという。
確かに、収入の多いハスラーや投資に特化した投資家になるよりは、なれる気がしてくる。
所有するモノを減らし、経験にお金を使うこと、
物価が安い国に旅行して生活費を減らすトラベルハッキングをすること、
貯蓄率を上げること、
もし〇〇をすれば、リタイアまで△△年延びると考えること。
これらを行えば、FIREも夢でないことが分かった。
著者の信じられないくらいの貧困具合からの、まさに夢のような生活に至るまでの物語が、濃厚すぎてとても面白い。
FIREを学ぶ人でなくても、読み物として、単純に楽しめる。
FIREに少しでも興味のある人に大いにオススメしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・何かが不足しているとき、それはあなたの生活において最も重要なものになります。欠乏マインド。
・私たちは何か特別なものを買ったとき、もしくは昇給したとき、幸福になります。人生における前向きな変化を知覚するからです。同様に、何か悪いこと(タイヤのパンクや健康問題)が起きたときには、その後ろ向きの変化によって私たちは落ち込みます。ただ時間とともに、そのニューノーマル(新たな常態)にも慣れ、幸福感はもともとの水準に戻るのです。
・より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど、人はより幸福になり、より人生に満足するのです。
・モノの所有は最初はドーパミンがあふれますが、側坐核が順化するにつれて減っていきます。そしてあなたは最初のハイを求め続けるようになります。経験にお金を使った人の方が、より高い幸福度を得られるのです。
・あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る -
Posted by ブクログ
久しぶりの満点評価です。
胡散臭い金儲けの話だろ?違います。
貧困層出身の筆者が実現したミリオネアへの道は、やろうと思えば我々一般人にも実行可能なノウハウばかりです。
例えば、
【ルカ・パチョーリ72の法則】
年間投資リターン(%)÷72=資金が2倍になる年数
【4%ルール】
1年の生活費が投資ポートフォリオの4%に等しい金額であれば、リタイアしても95%の確率で30年以上老後資金が底をつかない。つまり、現状の生活レベルを維持しながらリタイア出来るタイミングを決定するのは、年収ではなく貯蓄率。
【お金を倹約するために旅行】
国家間のインフレ差を利用して安く生活、医療を旅行保険で賄うなど
【早期リタイアへの恐怖心と向き合う】
メンタル面での不安、例えばお金が足りなくなる、コミュニティがなくなる、アイデンティティを確立できない…こうした不安にも見事な解決法が提示されています。
どれも覚えておいて損のないルールや法則ばかりです。
筆者が実行しているのは、インデックス投資を含めた資産運用(運用収益率6%)を柱に、緊急時の準備金(下落相場でも資産ポートフォリオに手を付けないための現金クッション)と利回りシールド(利子や配当などの手元現金)を用意し、さらに海外旅行(滞在)を組み合わせて、実際に純資産を増やした。
難しいことは書かれていないばかりか、貧乏時代の苦労話も魅力的で、筆者の誠実な人柄もうかがわれる良書です。
唯一、日本語翻訳がイマイチでした。(後半につれて良くなるが、P36のcrapをウンコと訳したのは酷く、その後の日本語文脈からもクソもしくはくだらないことと訳すべき) -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは素晴らしい本ですね。
貯蓄の目標を教えてくれる。
日本人は1億800万円を目標にすればFIREできる!
ネタバレですが、以下よろしければどうぞ。
- 4%ルール
- 毎年、総資産の4%の資金を引き出しても株式の成長率から考えると総資産は減らない(95%の確率)
- 毎年の利用費用の25倍の総資産を持っていれば毎年4%引き出しても減らない計算になる
- (個人的意見)日本では36万円/月あれば十分裕福な生活が送れると言われている → 36*12*25=1億800万円
- 1億800万円あればFIREできる!!! ←貯蓄のゴール
- FIRECalc.comのツールが有用
- リスク回避方法
- (1)5年分の現金クッション → 市場が下落した時4%引き出すと総資産が減って市場が戻った時に総資産が戻らなくなるので現金を利用する
- ETFの分配金を蓄えて利用すると良い(分配金を自動再投資しない設定にするだけ)
- 下記などで現金が入る仕組みにすればそれ以上は蓄える必要性は無し
- (2)優先株
- 株式と違って議決権は無いが、債券と違って利回りあり。利回りは株式より高い
- iShares US Preferred Stock(PFF)や PowerSharesPreferredPortfolio(PGX)などが有力
- (3)不動産投資信託REIT
- 投資家に分配金をもたらすために作られたので利回りは株式市場よりも高い
- iShares Core US REIT(USRT)など
- 株の大幅下落時には債券を売って株を買い増す★重要(現代ポートフォリオ理論)
- 株を売りたくなる衝動に駆られるが、株は保有し逆張りで買うこと
- 株上昇時(ポートフォリオ全体あ上がっている時は)最も上昇しちえるETFを必要な分だけ売却
- 生命保険は「定期生命保険」に加入すべし。例えば5年契約など
- 終身保険は死ぬことが必ず想定されているので保険会社からの支払いが発生するが5年定期保険などは死ぬ比率は少ないので安く設定されていることが多い
- 自宅を売って旅行をすることで年間支出を減らす
- 物価が安い国(東南アジアなど)でAirbnbなどを利用して安く長期に泊まることで安く済ませる
- 複利の力。72の法則
- 投資のリターンが6%としたら72/6 = 12年が投資金額の2倍になるまでかかる年数
- 住宅は様々な経費がかかる。150の法則
- 住宅ローンに150パーセントをかけた費用が賃貸家賃を上回るならば賃貸で済ませるのが良い
- 今までは年齢と同じ割合の債券を保有するというのが定石
- →今後は株式の複利効果の方が大きい
- グローバルでバランスを取り、リスクを軽減するのであれば自国のポートフォリオに占める比率は世界中の比率にしなければならない
- (個人的意見)日本は今後発展の可能性が薄いので日本株比率を減らした方が良いだろう -
Posted by ブクログ
「このまま働き続けるしかないのだろうか」
そう感じたことがある人に、本書は静かな希望をくれます。
『FIRE 最強の早期リタイア術』は、特別な才能も起業も必要としません。やることはシンプルです。まず無駄を減らし、収入を増やし、低コストのインデックス投資で資産を積み上げる。それを淡々と続けるだけ。派手さはありませんが、だからこそ現実的です。そこから一歩踏み込んだノウハウも実例を交えて語られており、再現性のある方法が紹介されています。
著者が主張するのは、「お金を理解すれば、人生は驚くほど気楽になる」というメッセージ。数字で未来を見通せるようになると、不安は少しずつ小さくなる。FIREは贅沢な引退ではなく、“時間の主導権を取り戻す戦略”なのだと気づかされました。
印象的だったのは、自由とは大金ではなく「選べる状態」だという視点。読後は、すぐに会社を辞めたくなるというより、「まずは仕組みを作ろう」と冷静に思える一冊です。
時間の自由を本気で考えたい人に、堅実な道筋を示してくれます。 -
Posted by ブクログ
個人的なまとめ
FIREについて
大好きな作家業でも髪をむしりたくなるほど嫌な事もあり、続けられているのは食べるためにやっていないため。必ずしも情熱はいい仕事には結びつかないし結果は後からついてくることに期待するのは危険である。
まずはお金を追いかけて好きなことはその後にした方が良い。
早期退職者のほとんどがサイドビジネスを持っている。
筆者は起業に何度も失敗している。
お金持ちになるカギは自分に最もあったやり方を選ぶこと(ハスラー・投資家・オプティマイザー)。
我が道を行きましょう。一時的なコミュニティの喪失は恐れなくて大丈夫。
投資について
現金クッションで5年分も持っておく、世界恐慌時に価値が戻るのに5年かかったため(中央値は2年)。
利回りシールドでETFや高配当株による配当収入を持ち、株式は基本はbuy &hold
感想
缶コーラを飲んで鼻血出すほどの美味しさの衝撃って、どんな笑顔か喜びか驚きか、その表情が見てみたいなって思いつつ、いつまでもちょっとしたことでも喜び続けたいなと思いました。
地元の人と同じように生活した場合、世界を旅行することで1つの場所にとどまるよりも生活費を安く抑えられることもある話にとても興味が湧きました。今の生活に耐えられなくなったら挑戦してみてプチ海外移住体験してみたい笑。 -
Posted by ブクログ
【目的】
お金のために働く日々だが、お金への執着を手放してお金から自由になるための思考を学ぶ。
【印象に残ったポイント】
・節約旅行。物価安の地域に旅することで、節約になるという発想。これは今まで読んできたお金本には書いてなかったので、斬新だと感じた。
・現金クッションと利回りシールド。配当資産も確保しておくことで相場変動にも耐えらえる現金を確保。これはよくあるインデックス全振りとは異なる生活の知恵と感じた。
・モノの所有は飽きが来るけど、経験はにはそれがない。なので、モノを少なく経験や学習にお金を使うことで人生が充実する。これは納得感ある。
・(まだ)自らの情熱に従うな、やりたいことはお金を稼いだ後でやる。
・マイホームは最悪の投資、というかそもそも投資ではない。
・欠乏マインド(生存のための金稼ぎ)はためこみマインドに変化し、やりたいことの実現の壁となってしまう。
(あとちょっとだけ、あと一年、といった先延ばしが後悔のもと。イノベーションオブライフでも触れられていた)
→冷静に自分の資産状況と生活を見つめ、システム2でフリーダムマインドへ移行させる。お金で自由を買うのである。
・本物の銀行強盗は銀行にいる、は言い得て妙なる表現
【具体的に生活や仕事にどう活かすか】
・効率的に資産を働かせるべく、市場に投資するとともにポートフォリオの見直し。インデックス全振りではなく、一定の配当資産への投資も必要と感じた。
(たぶん、長期運用だとインデックスの方が効率はよいが)
・いらない支出、多少の痛みを伴う支出の削減、高いものを減らし、ご褒美を設定する。
(これはすでにできているかも)
【ふりかえり・気づき】
ファクトフルに自分の現在位置を確認することが大事。年一時間で億になるbyニコラベルべでは放っておけという教えだが、早く仕事を辞めたい人にはこちらの書籍のほうが実践的。
過度な節約はストレスになるので、金を稼ぐために活力を生み出してくれるなら無駄ではないと割り切っていい。
【要点】
・貧困からの脱却
Shenは中国で貧困の中で育ち、その後カナダに移住。彼女の経験は、資産形成と早期退職の動機となった。
・戦略的なキャリア選択
収入を最大化し、支出を最小化するためのキャリア選択の重要性を強調。
・積極的な貯蓄習慣
収入の大部分を貯蓄し、生活費を抑えることで資産を築く方法を紹介。
・投資戦略
株式市場への投資や地理的アービトラージを活用し、資産を増やす戦略を解説。
・4%ルール
年間生活費の25倍の資産を築き、その4%を年間で引き出すことで、永続的な収入源を確保する方法を提案。
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Posted by ブクログ
FIREするためには、戦略が重要、というのが本書の主張なのだろうが、本書の主人公である2人には圧倒的な入金力があった。貧困層から成功へと昇って行った成功譚ではあるが、成功者バイアスを抜きにして受け取るのは宝くじに縋るのと同じになってしまうため要注意。
また同時に、コーラが飲めるだけで幸せ、のような、欠乏マインドも非常に重要なポイントになる。
投資戦略×大きな入金力×出費を抑える節約。
どれが欠けてもいけない。
投資戦略は再現性が高いが、一方で投資資金を大きく稼ぎ続ける力と節約を長年続ける力は素質が試される。
特に投資は若いほど複利効果が高いが、同時に実行も難しい。
著者のように幼少期に臨死に近い強い体験を得てない人が、20代の多感な時期を節約と労働に全力で向かうのは難易度が高い。