上畠菜緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死期を悟ったとき、ごく稀に、島に住んでいる誰かを天国に一緒に連れて行ってくれることがあるという不思議な生き物と共生する島。そんなしゃもぬまが何故か島を出て暮らしている主人公のところを訪れることから始まる物語。
この生き物は死期が迫った者のところのを訪れ天国に導く役目を担っているのかと誤解をしたが、その訪問を受けた者は死ななければならない、あるいは身近な者を身代わりにしなければならないという極めて不穏な存在であった。
と言ってもホラー作品があまり得意な方ではない私でも怖がらずに読み進めることができる不思議な雰囲気を纏った物語、いや、生き物だったのだが。 -
Posted by ブクログ
終わりに向けての展開が心温まる感じで良かったのですが、序盤がかなり読み進めにくかったのでこの評価です。
動物の言葉がきこえる、その一方で、対人のコミュニケーションには難がある美苑。そんな美苑の幼少期から20代半ばまでを時系列でたどっています。
美苑の父母も、少なくとも家族間のコミュニケーションという意味では、難ありでした。なので、幼少期の家族が密になりやすい時期の描写は、もどかしさでいっぱいです。また、そこから話がどう展開するのかもわからず読むのに苦戦しました。
小学生のときのエピソードは、親のせいすぎてなんとも言えなかったです。いわゆるコミュ障の娘に、変に友だちをつくるように勧めてお金