大澤正彦のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
序章 人を幸せにする心をもった存在
第1章 現在のAIはどこまでできるのか?
第2章 ドラえもんはこうしてつくる
第3章 ミニドラのようなロボットを、みんなで育てる
第4章 仲間とつくるドラえもん
第5章 HAIのテクノロジーが日本から世界へ
<内容>
マンガ(アニメ)「ドラえもん」に憧れ、ドラえもんのようなロボットを創ろうと考えた学生が、いまその第1歩(もっと進んでいるかな?)を作っていて、そこまでの過程をまとめたもの。
なかなか示唆に富んだ本で、ロボット研究は、なんでもできるロボットを想像し研究しているが、そう簡単にはできない。実は使う側は、「完璧な」ロボットと言われると、各自が勝手に想像して、現在の技術によるロボットに幻滅してしまうのだ。しかし著者の考えるHAI(ヒューマン・エージェント・インタラクション)のロボット。人と関わることで学習していくもので、例えばしゃべるところはかなり雑。雑というか、我々がまだしゃべれない赤ちゃんの言葉を読み取ったり、イヌやネコと会話するようにしたり(プレディクティブ・コーディング)とか、心理学的要素をかなり取り込んだものの方が、勝手にその喋りを解釈して意思の疎通ができてしまうなど、発想の転換がユニーク。通常のAIやロボット研究者の逆の発想である。著者は第5章では、こうした考え方は日本人の方が有利なのだ、と論破している。 -
Posted by ブクログ
過去を大切にできる人が、未来を大切にできる。過去を愛しているから、未来を愛せる。過去を憎んでいるから、そのエネルギーを未来にぶつけられる。
夢がないのではない。一つの夢に決められないから、欲張りなだけなのだ。それでいいと開き直るだけで、たくさんの夢を持てる幸せに気づける。
自分に現時点で興味がない人にも、関心を持ってもらい、特定の行動を取ってもらうーーーそのために、自己紹介がある。
面白い着眼点と、人にとって心地よい応援の仕方で、幸せに生きられるようにと、言葉を込めてくれているのが伝わる、すてきな本でございました。
装甲悪鬼村正・湊斗景明さん、仮面ライダー555・乾巧くんが好きな私にとって、過去を憎むゆえの未来への力、夢を持てないのは、むしろ夢を渇望する強い力と可能性の証———といったメッセージが、胸に迫るものがありました。見方ひとつで変わるものですね……コップの半分の水を「しかない」「もある」と思うかは人それぞれですから。
過去を無理に愛する必要はなく、その抵抗ゆえに強い渇望となっても構わない。夢を一つに選ぶ必要はない。
自分の心を無理に正論にあてがうのでは無く、自分の心に合う考え方を身につける大切さを教えてもらった気がします。
たとえば私の場合は、伝統保守の傾きがあるため、基本的には先祖や歴史に敬虔でいますが、当然、直近の親族には、喧嘩や反感を持つこともありました。
ですから、「歴史や先祖を敬うこと」と「直近の親族との付き合い方」は全く別でも構わないのだと開き直れたのです。これは、きっと、多くの方にとって気が楽になれるのではないかと思い、ご紹介いたしました。
間違いなく、今日、私たちが安全に暮らせるのも、美味しい水を飲めるのも、ご先祖様が、天皇陛下が、焼け野原になった国土に、木を植え、木の根から真水を汲み、豊かな治水を守ってくれたおかげです。その歴史と伝統には、今も恩恵を受けている以上、無条件に感謝できるものですし、皆さんにもきっとそう思っていただけることでしょう。
ですが、「うちのとーちゃん、かーちゃんむかつく!」っと思ってはいけないのか?と思えば、苦しくなるはずです。いいのです。むかつくものはしょーがない。怒っていいのです。尊敬できないのも仕方ないのです。
それでも、自分の身近な親族がそうであっても、歴史と伝統に助けられている事実は揺るがないので、そうした人たちには感謝をしてもらえたら、私としては幸いです。
本書では、過去を憎んでいても、未来への活力になる、と、一見矛盾する考え方を紹介してもらい、私はそれはすてきな考えだなと思えましたので、私の体験談をご紹介させてもらいました。
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ただ、大学ともなると、基本はリベラルな主張が多いのは仕方がないことですが、
①カーボンニュートラル・脱炭素
②ジェフ・ベゾス、ザッカーバーグ
③LGBTQ
といった要素に、何の疑いもなく、正しいと主張されるのは、やはり、他の多くの著作を読むにつけましても、いやはや、すごい刷り込みだなぁと俯瞰する心地です。
私にも、ゲイの友人がいますので、当事者の意見として聞きますと、「LGBTQイデオロギーに限らないけれど、かわいそうな問題として扱われたら、当事者は一番迷惑なんだ。助けようとしてくれる気持ちはありがたいけれど、社会問題にしないで欲しい」とのことでした。
これは、気候問題も同じです。
グリーンエネルギーがよい、再エネがいいと言いながら、実際は、多くの利権が儲けているだけです。緑を切り倒して、ソーラーパネルを立てて、対応年数の限界を越したら、リチウムなどが自然発火の由来となり、消防士が感電死するため、消火することも出来ず、森が燃え落ちるまで待たなくてはならない———など、先に紹介した、先祖と陛下の偉業を思えば、言語道断の無礼の極みです。※実例をあげると、河野次郎の日本端子が、メガソーラーの下請け事業であり、河野太郎が環境大臣としてこれを勧めると一家が儲かるという仕組みです。小泉一家も、直接の利権ではありませんが、彼と交友の深い人物はメガソーラーの関係者です。上海電略に忖度しているだけです。
また、ジェフやザッカーバーグについても同じです。
『企業家としての国家』/マリアナマッツカートを読んで頂ければ分かりますが、ベンチャーキャピタルとは、国家の技術を横流しされただけで、私財の投資はほとんどしていません。にも関わらず、国税で為された成果を、国民の給料に還元せず、我が物顔で名誉賞賛されている。池田隼人総理が、「税金は合法的な窃盗である」と述べたように、彼らは国税窃盗犯まがいをしているのに、賞賛されているのです。これは、事実としてもっと知られるべき落ち度です。タックスヘイヴン・脱税避難地の取り締まりはもっと進められるべきでしょう。※シリコンバレー、カリブ、等。 -
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誰もが知るロボット、「ドラえもん」を本当に作ろうと奮闘する若手研究者の著書。
開発技術やディープラーニングなどの理系な話はほとんどなく、これからの社会で求められる、「人と関わりながら、相互の関係性を調整したり感情をフォローしたり、日々の雑務を少しサポートしたりして、生活を豊かにする」こと、まさにのび太を支え助けながら成長してゆくドラえもんのような「あり方」のロボットを作っている現状を説明してくれています。
AIの分野ではアメリカの後塵を拝する日本ですが、他者との関わりを必要とするHAIの分野では世界をリードしている日本。他者の視線や、自然にも人格を想定する文化が影響しているようです。
こういった要素を含め、AI技術だけでなく認知心理学など他分野も積極的に学ぶ著者の姿勢や、周りの助けを借り、助け合って研究していることに自覚的な様子はとても好感を持てましたし、生徒にもぜひ伝えたいところです。
「やりたいことが無いときは、なんでもいいからやってみる」、それ(なにか専門性をもった分野ができること)により、新たな視点を得て研究世界が広がる、という考え方も面白いと思います。 -
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ドラえもん、それはただの夢じゃない。
「ドラえもんをつくる」それを言ったことがある人は、結構いるんじゃないだろうか。でも、本気で目指そうとする人は、どれくらいいるのだろうか。
そもそも、「ドラえもん」とは何なのか。まず、その定義からして改めて考えると難しい。AIとは違うのか。AIが何かというのも簡単に言えることではないと知った。そういうことがすっきり説明されている。読んでいてワクワクしてくる。きっと「ドラえもん」が人間と一緒にいる未来が来る。
専門ばかりではなく、異なる分野を学び、掛け合わせることで閃くアイデアがある。両方を学んでいる人はいないからリードできる。色々な分野の人が協力することで近付く「ドラえもん」への道。
また、「ドラえもん」というモチベーションやエネルギー、イマジネーションを生み出す魅力的なフィクションの力を考えた。
AIとかHAIとかディープラーニングとか全然わからない人こそ読んでほしい。研究の道を考える世代にも。