【感想・ネタバレ】ドラえもんを本気でつくるのレビュー

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Posted by ブクログ

AIへの印象の転換が起きたような気がした。不完全からのアプローチというか、今実現できるところから一つずつ進んでいく感じ。AI単体に着目するのではなく、AIと人(HAI)から進めていく。人と関わることを前提にするためだからこそできるアプローチ、意図スタンス、モノにも心が宿っているように捉えられる日本人のアミニズム的信仰がHAIと好相性ゆえにそこに日本の強みがある。

思ったことをつらつらと書きました
まとめ切れず乱文ですみません

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

昔からも、これからも必要なのはこれだ!と思った。
助けられ一緒に作っていく、コミュニケーションしながらつくるHAI。相手の心を感じる。

物理スタンス
設計スタンス
意図スタンス
での物事の捉え方は面白い。

理系からの視点かと思いきや、人の気持ちも汲んで技術にプラスしていく研究はすばらしいです。

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2023年07月23日

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「ドラえもん」という誰もが知ってるような大人気キャラクターを本気で生み出そうとしている。
人気キャラクターを生み出そうとしていることに感動した訳ではない。
ひとりの大人の夢ある、そして本気の行動に感化された。
バカにされたっていい、絶対作る。そんな彼を応援したい。

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2022年01月02日

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『ドラえもんを本気で作る』読み終えました。

人とロボットが融合し
お互いに無いものを補い
ロボットが人を育て
人がロボットを育てる
その中でなんでも出来る
コンピュータロボット
ではなく一緒に生活できる可愛い
家族ドラえもんになるという発想なんだと理解しました…
間違っていたらごめんなさい

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2020年04月20日

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「ドラえもんを作る」ために、「(外見を)ドラえもんに近づけない」という一見矛盾したことを、
非常に納得感を持って理解することができました。

このことの根底にあるのは、工学的な技術向上と、人との関わりという認知科学の要素が合わさったHAIという思想。

絶対的に優れたものを作る、ではなく、実装を見据えた上での、人との関わりの中での最適解を作る、という考えは、目から鱗であるとともに、
(ロボット研究からは程遠い分野ですが)自分の仕事に活かせる発想だなと思います。

また、完成品をいきなり出すのではなく、
未熟な状態から成長していく過程を見せる、そして、ユーザーを開発に巻き込む、
ことはとても今の時代に合っているなと感じました。

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2020年04月11日

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ネタバレ

ドラえもんを本気で作ろうとする著者の熱い思い。
とあるイベントでの登壇を拝見したことをきっかけによみました。人の感情を揺さぶって行動につなげるというアプローチは面白い
心理学、行動経済学的な話も含まれる。
他人の感情をどうとらえているのかなど。

メモ
・人と深く関わるためのai human agent interaction
・haiのコア技術は人に他社モデルを想定させること。他社モデルを想定しないものは道具で、想定することで仲間になる。共感でき、失敗を許せ、行動を予想できるように
・ドラドラだけで会話が成立する。自然言語をあえて用いない。非自然言語を用いることで、受け手が都合のいい解釈を取り入れることができて、受け手にとってむしろ気持ちのいいインタラクションが実現される可能性がある。
・のっぺらぼうの顔によって、声によって顔を自由に推測できる。あえて表出能力を低くするという発想。機体を低くできる可能性
・デザイン上の重視ポイント
 インタラクションを引き出す外見
 過剰に高い能力が想定されない外見
 曖昧な外見
 幼くすることでユーザーからの援助的なコミュニケーションを促進できること

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2021年02月14日

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 著者は、少年のような真っすぐな心を持った人だなあと、好感を持ちました。
 アームを操作してゴミを正確に拾うロボットよりも、ゴミを見つけて近づきモゾモゾして人間に拾って貰うそのようなロボットの方が、共感が得られるという、HAIテクノロジーを使ったゴミ拾いロボットの記述が面白かった。
 

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2021年01月25日

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キーワードはHAI
ヒューマン.エージェント.インタラクション。
人と深くかかわるための技術。AIと人間の共存。
高度な技術だけを追い求めるのではなく、社会生活に必要なAIのシステムをつくる。

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2021年01月18日

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幼少期に「ドラえもんをつくりたい」と夢見た著者が、各分野の専門家や仲間たちと「ミニドラづくり」に取り組む道のりを語った一冊。熱意とセンス溢れる若手研究者の活躍に、未来への希望が持てます。ミニドラは、非自然言語でコミュニケーションが成り立つ存在。人と関わりながら性能を高めてゆく「Human-Agent Interaction(HAI)」の技術が鍵。テクノロジーの進歩とミニドラの魅力が再確認できました。

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2020年09月18日

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HAI(ヒューマン・エージェント・インタラクション)分野を初めて知りました。
非言語でコミュニケーションを試みようとする発想が面白い。

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2020年09月09日

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内容は決して専門的ではないけど、ドラえもんがより好きになった気がします。みんなでドラえもんを育てる。HAIと言うAIがカギを握る。言わばひとの生活の中でいっしょに育てていくAIという感じでしょうか。AIと言うとどことなく無機質なものを感じていただけに、HAIという日本初のAI技術に今後も注目したいです。
著者の様に仲間に助けられながら自分のやりたいことがやれるひとは改めて、幸せだと思いました。著者のように生涯に渡って一生懸命になれる何かを持ち続けたいです。

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2020年03月29日

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 人間の知能と、人間らしさをどう認識するかで、ドラえもんという新しい社会性を持ったロボット生み出すためのアプローチが描かれていている。
 まるで、生命を創造しているようなのだが、神々しさよりも親しみや、暖かみに溢れている。
 著者の人柄が感じられる。HAI、今後の発展、活躍楽しみです。

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2020年03月15日

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2019.7th
この本を手に取ったときには、なんかキャッチーな感じのタイトルのAIについての本かな?!くらいに思っていました。まさか、本気でドラえもんを作ろうとしてるとは…!!HAIの技術については初耳でしたが、勉強になりました。
面白かったです!筆者の熱さも良かった!いつかほんとにドラえもんが出来ますように(^^)

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2020年03月03日

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ネタバレ

<目次>
序章   人を幸せにする心をもった存在
第1章  現在のAIはどこまでできるのか?
第2章  ドラえもんはこうしてつくる
第3章  ミニドラのようなロボットを、みんなで育てる
第4章  仲間とつくるドラえもん
第5章  HAIのテクノロジーが日本から世界へ

<内容>
マンガ(アニメ)「ドラえもん」に憧れ、ドラえもんのようなロボットを創ろうと考えた学生が、いまその第1歩(もっと進んでいるかな?)を作っていて、そこまでの過程をまとめたもの。
なかなか示唆に富んだ本で、ロボット研究は、なんでもできるロボットを想像し研究しているが、そう簡単にはできない。実は使う側は、「完璧な」ロボットと言われると、各自が勝手に想像して、現在の技術によるロボットに幻滅してしまうのだ。しかし著者の考えるHAI(ヒューマン・エージェント・インタラクション)のロボット。人と関わることで学習していくもので、例えばしゃべるところはかなり雑。雑というか、我々がまだしゃべれない赤ちゃんの言葉を読み取ったり、イヌやネコと会話するようにしたり(プレディクティブ・コーディング)とか、心理学的要素をかなり取り込んだものの方が、勝手にその喋りを解釈して意思の疎通ができてしまうなど、発想の転換がユニーク。通常のAIやロボット研究者の逆の発想である。著者は第5章では、こうした考え方は日本人の方が有利なのだ、と論破している。

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2020年02月25日

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以前ラジオで著者が出演されていたので、興味を持ち読んでみた。

ドラえもんを作りたいと思ったきっかけやドラえもん、ミニドラを作るメリット、HAIについて書かれている。

技術的なところよりも志的な内容なので、これから進路を決めたりする学生に読んでもらいたいなーという感じだった。

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2021年11月11日

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子供のころから「ドラえもんをつくりたい」と夢見ていた著者。小学生のころからロボットをつくり始めて大学在学中から本格的に研究を行い、「みんなとドラえもんをつくる」ことを決意する。最新のAIと「人間」を研究し尽くした著者が語る人とロボットの未来論。いつかドラえもんが本当にできるのではないかと思わせてくれます。

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2021年01月29日

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HAIという技術のことを初めて知った。AIとは違ってロボットと人とがコミュニケーションをとって成立する技術である。その関わりがロボットへの愛着へと変わりドラえもんに近づいていく。

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2020年10月22日

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誰もが知るロボット、「ドラえもん」を本当に作ろうと奮闘する若手研究者の著書。
開発技術やディープラーニングなどの理系な話はほとんどなく、これからの社会で求められる、「人と関わりながら、相互の関係性を調整したり感情をフォローしたり、日々の雑務を少しサポートしたりして、生活を豊かにする」こと、まさにのび太を支え助けながら成長してゆくドラえもんのような「あり方」のロボットを作っている現状を説明してくれています。
AIの分野ではアメリカの後塵を拝する日本ですが、他者との関わりを必要とするHAIの分野では世界をリードしている日本。他者の視線や、自然にも人格を想定する文化が影響しているようです。

こういった要素を含め、AI技術だけでなく認知心理学など他分野も積極的に学ぶ著者の姿勢や、周りの助けを借り、助け合って研究していることに自覚的な様子はとても好感を持てましたし、生徒にもぜひ伝えたいところです。

「やりたいことが無いときは、なんでもいいからやってみる」、それ(なにか専門性をもった分野ができること)により、新たな視点を得て研究世界が広がる、という考え方も面白いと思います。

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2020年09月29日

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ネタバレ

HAIのこと。今AIをうたったものが世の中に溢れてきているけど、どこかまのぬけている感があった。ディープラーニングは記憶と計算には優れているけど、人間の深い感情表現は再現できないし、理解でない。そこをあえてまのぬけている感を逆手にとっていこうという発想がうまいなと思った。
ドラえもんとは何か。ロボットとは何か。
最終的には道具ではない。友達なんだ。
攻殻機動隊でいうゴーストの存在がカギ。
つまり心。心のある人間を育てたいし、心をより豊かにしたい。そういうものに私はなりたい。

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2020年09月05日

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ネタバレ

ドラえもんはのび太にとってどのような存在なのかを突き詰めていくと、完璧ではないが、だからこそ
人に寄り添うことができる(人が身近に感じられる)ロボットであることがわかる。
人に愛着を持って貰えるようなロボットとはどういうものなのか。
人とロボット双方の存在について考える過程が記されており、たくさんの考え方を捻りだせる筆者は素直に凄いなと思った。
明るい展望は人の気持ちを愉快にしてくれる。

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2020年08月16日

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ドラえもん、それはただの夢じゃない。

「ドラえもんをつくる」それを言ったことがある人は、結構いるんじゃないだろうか。でも、本気で目指そうとする人は、どれくらいいるのだろうか。

そもそも、「ドラえもん」とは何なのか。まず、その定義からして改めて考えると難しい。AIとは違うのか。AIが何かというのも簡単に言えることではないと知った。そういうことがすっきり説明されている。読んでいてワクワクしてくる。きっと「ドラえもん」が人間と一緒にいる未来が来る。

専門ばかりではなく、異なる分野を学び、掛け合わせることで閃くアイデアがある。両方を学んでいる人はいないからリードできる。色々な分野の人が協力することで近付く「ドラえもん」への道。

また、「ドラえもん」というモチベーションやエネルギー、イマジネーションを生み出す魅力的なフィクションの力を考えた。

AIとかHAIとかディープラーニングとか全然わからない人こそ読んでほしい。研究の道を考える世代にも。

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2020年08月02日

Posted by ブクログ

書店で目に止まり購入。
AIに絡んだ本は何冊か見てきたが、HAIという概念はほぼ初体験。ミニドラのような非言語でのコミュニケーションを選択するなど、AIに関して今まで見聞きしたものと違う視点で、非常に興味をそそられた。本に出てくるロボット、自分も触れてみたいと思った。

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2020年05月15日

Posted by ブクログ

文系人間としてはタイトルから、4次元ポケットをもってるドラえもんをつくるのか!?と予想したけど、違った。理系言葉が次々と使われ、なんのこっちゃとおもうが、読み進めると、著者の考え、ドラえもんに対する熱い思いが分かってくる。人間とコミュニケーションするロボット。人口減少、高齢者の一人暮らし、孤立化する社会にはドラえもんは必要なのかもしれない。

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2020年04月14日

Posted by ブクログ

AI研究者の大澤正彦さんが、人とロボットの未来論を語った一冊。タイトルの「ドラえもん」は著者の目指すロボットの理想像的なもの、本書では人間とロボット(AI)との共存を指す概念であるHAIをもとに、AI・ロボット単体ではなく、「人とロボットの共存を目指す」思考で未来の世界が語られる。認知的不協和などの心理学的要素だったり、「ロボットいじめ」等のあまりなじみのない用語がでてきたりと興味深い一冊だった。Youtubeで大澤さんの動画がいくつかあるので本と合わせて見ると面白い。

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2020年03月28日

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