末永幸歩のレビュー一覧
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アートという植物は興味の種からはじまり、空間的にも時間的にもこの植物の大部分を占めるのは、目に見える花でなく、顔を出さない探究の根である。
今まで物事を表面でしか捉えてないなと気づいた。
物を買う、どこかに行くにしても誰かの評価(口コミ)をたくさんみて、慎重になってしまう。この本でいくつか〇〇を書いてみよう。というものがあるのだが、こうしなければとやはり慎重になってしまう。正解はないはずなのに、すべき、すべきじゃないと勝手に何かに縛られていたなと感じた。
これからはもっと自由に、そして、自分の好きを大切にして他人の目を気にせずに自分の花を成長させたいと思う。
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Posted by ブクログ
自分なりの答えが見つかる「美術の教科書」
論理もデータもあてにならない時代…
20世紀アートを代表する6作品で
「アーティストのように考える方法」がわかる。
美術館が好きな・興味がある人はもちろんのこと、これから絵画を楽しみたい人にぜひ読んでほしい一冊。
私も美術館巡りが元々好きでしたが、この本に出会いより興味を持つようになりました。
学生の頃は絵が上手い=美術の才能があると思っていましたが、実はそうではなかった。絵と同様に学校の義務教育で自然に植え付けられていた価値観はアートに限らず、仕事や人間関係でもあるのではないか。
大切なことは「周りの評価や考えではなく、自分の基準で自分の考えを持 -
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アート思考について学べる本。対になる考え方として数学的思考がある。正解を探しに行くのではなく、答えを作る。
美術館には何度か足を運んでいたが、今までの自分は、何となくの自己満足や知識を習得すること、気晴らしのような趣味程度のものであったため、自分のこのような美術の見方に対する問いに刺さるものがあり、美術だけでなくモノそのものの捉え方自体も変えてくれる、そんな学びのある本であった。
素晴らしい作品とは何なのか、リアルさとは何なのか、作品はどのように見るのか、アートとはそもそも何なのか、何がアートで何がアートでないのか。自分が勝手に思い込んでいた常識やイメージ的な考え方を否定し、モノそのものを見る -
Posted by ブクログ
アートの見え方を教えてもらった
時代によって画家の立場も変わってきたし
ジャクソンポロックは 窓の外を描いているのではなく
床を描いているんだと
窓の奥だと色んなものが見えてきてさまざまなものが見えてくるけどと
床は奥深く見ても床であると
上手でなくてはならないというわけではない
画家の思いや愛がどこにあるのか
自分なりのものの見方、答えを探求する営みがアート思考
エジプトのお墓の中に描かれた絵は鑑賞されることを想定していない絵
死者の魂が永遠に生き続けると信じられていた古代エジプト
魂が生き続けるためには肉体が必要、そこでミイラにして保存させる方法を発展ささてちむた さらに財宝や副葬品は王