外山美樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自宅でのテレワークでさまざまな誘惑に負けて仕事へのモチベーションがあがらないときの対処を学べるかも、と期待した一冊。いや、やる気がコントロールできればこんなに素晴らしいことはないのですが…。
以下、自身の整理も兼ねて。
・いわゆる内発的動機と外発的動機の2つ
・内発~が望ましいが外発~も一概に悪いとはいえない
・外発~にもいくつか種類があり好ましいものもある
・誘惑に負けず「やる気」を高める方法解説
⇒ここはちょっと月並みな内容だったかな…
・目標レベルはほどほどがよい(挑戦的&実現可能レベル)
・遂行目標と熟達目標
・鶏口となるも牛後となるなかれ⇒から来る有能感
⇔井の中の蛙効 -
Posted by ブクログ
【感想】
「やる気」のメカニズムについて,分かりやすく書かれた一冊。
他の本で扱った内容が多く,新たな学びは少なかったが,
心理学で有名な「マシュマロテスト」の理解を深めることができた。
「マシュマロテスト」とは,幼少期の子供に,目の前のマシュマロを10分間我慢させ,できた子どもには,マシュマロをもう1つあげる実験である。
何人にかの子どもは,我慢することができ,大人になった時に,
我慢できなかった子と比較して,知能や年収などが高かったというものである。
実は,実験対象となった子どもは,もとから頭の良いコミュニティ属していて,
一般の子どもには当てはまらないというのが2018年に判明した -
Posted by ブクログ
実は知らない事が書かれているわけではない。感情(やる気)の制御の仕方を学問的(心理学ですね)な裏付けとともに体系立てて説明するもの。
なかで新鮮だったのが、ポジティブシンキングが等しく有効ではないということ。悲観主義だからこそ成功するパターンも紹介されている。当たり前だけど人によるわけだ。
こうなると何が正解かは言えず、そも正解なんか存在するのかまできちゃうけど、「行動と結果の随伴性が高ければ動機付けにつながりやすい」という古典的な「目の前のニンジン」が残るだけ。ニンジンが何かも人それぞれだもんなぁ。まだまだ分からないことのほうが多いんだね。