外山美樹のレビュー一覧

  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    ネタバレ

    やる気とは、ある行動を引き起こし、その行動を持続させ、結果として一定の方向に導く心理的過程。
    人生で成功するためにもっとも必要なものはどれだけ誘惑に勝てるかという「我慢強さ」
    肯定的な有能感を形成するため、関係性の欲求を満たすため、自律性の欲求を満たすために、周囲のサポートが必須。
    物事を限定的に見られず、永続性や普遍性が強い人間は学習性無気力状態になりやすいが、意図的に限定的な思考をするだけでも改善はできる。

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    2023年12月03日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    著者の研究テーマに関連する動機づけの基本的な心理学理論を高校生(中学生?)にも分かるように書いている。具体的な「やる気」の高め方(起こし方)も紹介されているので,試しにやってみたり,自分でもやっていたことを発見できる。心理学の入門段階にいる大学生も,難しい言葉を記憶して理解した気になるより本書のような表現を通して理解を深めた方がよいだろう。内発的動機づけと外発的動機づけ,自己決定理論,目標設定,井の中の蛙効果,防衛的悲観主義,学修性無力感。

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    2021年07月22日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    ポジティブ思考の人はリラックスすれば良い結果が出るし、ネガティブ思考の人は正々堂々とネガティブに考えれば良い結果が出るなど、色々やる気や心がけに関してためになる事が書かれていて良かったです。

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    2021年07月15日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    やる気のコントロール、、、
    わかったような気がするけど、実践できる気がしない、、、
    あっ、真の悲観主義になっている。防衛的悲観主義になれると良いな。

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    2021年05月28日
  • 実力発揮メソッド パフォーマンスの心理学

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    良い結果を生むためにどのような行動や心持ちが必要か、心理学の視点から考えた本。

    有能感の高低などにより適切なプロセスは個人差があり、それはそれぞれどのようであるか書いている。自分はこうだな。なんて思いながら読むことができた。実験結果が用いられていて非常に信頼できる。

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    2020年04月26日
  • 「がんばれない」 心で何が起きているか

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    がんばれないのは正常な反応でそれに耳を傾けて対処することが大事。少しずつ微調整しながらしなやかに生きていくと良いらしい。

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    2026年09月26日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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     心理学の先生が中高生向けに、やる気のメカニズムを説明したもの。これまでに明らかになっている心理学の分野での調査や実験から、やる気の種類、やる気を起こさせて持続させるものや環境や考え方を、具体的な方略も含めて分かりやすく述べている。
     動機づけの一般的な話(外発的と内発的とか)、マシュマロの実験とか、犬に電気ショックを与えまくるセリグマンの実験とか、教員になるための心理学の授業とかで聞いたことある一般的、入門的な話が多いが、例えばマシュマロを我慢した子がその10年後にどうなったとか、セリグマンが電気ショックを与えられて無気力を学習した犬を回復させることを試みたとか、ちょっとずつ知らない話もあって、興味深い。
     以下、面白かったところのメモ。昔から「音楽を聴きながら勉強するのは効果があるのかないのか」というのは気になっていて、というのもおれの高校の時の担任が、誰かが学級日誌に「好きな〜を聴きながら勉強やってる」みたいなコメントを書いたら、「集中が妨げられて逆効果だから絶対にやめてください」という返事が書いてあったのを見てから、なぜかずっと強烈にそれを覚えている。自分は結構無音のところで作業をするのがどちらかといえば好きじゃないので(高校の時はなおさら)、おれいけないことやってるんだ、とか思ったからなんだろうけど。そしたら「私は、自分の嫌いな教科を勉強するときには、好きな音楽を聴きながら勉強していました。これは今でも代わりません。嫌いな作業も音楽を聴きながらやると、何だかやる気がわいてきて、作業がはかどるのです。ただし、この『ながら作戦』は、効果がある人とそうではない人がいるようなので、注意が必要です。」(pp.70-1)ということだそうだ。心理学の先生がそう言ってるんだから、別に音楽聴きながら勉強は否定されるべきものではないということが分かった。でも「効果がある人とそうではない人」はどういう風に分かれるのだろうか。どんな特徴がある人は効果があるとかないとか、そういう研究はあるのかな?それが解明されたら、好きな音楽が気軽に聴けるこの時代、結構汎用性のある(というのか?)研究になると思うのだけど。あとは、よく教師の、あるいは役人の(?)好きな話で「目標を立てる」というのがあるが、これも最上位の目標を念頭に置きつつ、下位の目標を立てていく、「『木を見て森を見ず』思考」(p.100)に囚われないという話は、まあそうかな、と思うが、それよりも印象に残ったのは、「人生にはさまざまな困難が待ち構えており、むしろ達成できない目標のほうが多いのかもしれません。(略)私が実施した調査では、達成できない困難な目標をあきらめずに、いつまでも努力を続けていると、うつになりやすいという結果が得られています」(同)という部分だった。つまり学校の教育では「あきらめる」ということは全体には教えず、失敗を恐れず挑戦しよう、みたいなことを語ったりする一方で、結局個別面談で落ち込んでいる生徒(や保護者(!))に、「そういうことだってあるよ、それでいいんだよ、今あきらめても、その過程に意味があるんだよ」みたいなフォローをする、みたいなことを言わないといけない、というのは事実だよなと思う。ダブルスタンダードとは全く思わないけど、教員になるなら「目標を立てる」という時のこの2つの面をうまいこと伝えられないといけないよな、と思った。あとは「井の中の蛙効果」(p.107)の話。これはおれの弟もそうだったし、今勤めている学校の状況から考えても分かるなと思う。でもたとえ「牛後」になったとしても腐らずに明るく生きていく生徒も多いんだけど、でもやっぱりメンタルは色んな影響を受けているはずだし、同じ明るくても例えば困難に直面した時の問題への向き合い方とか、もしかしたら違うのかもしれない。中高でどういう学校に行くかって、本当その先の生き方に、無意識的にも影響を与えるものになる、のかもしれない。「入学した偏差値レベルが高くなればなるほど、高校二年生の時と三年生の時の有能感が低くなることがわかっています。さらには、勉強や職業に関するやる気が低くなること、勉強に対する努力をしなくなること、そしてテスト(標準化されたテスト)の成績が悪くなることが示されています。」(p.114)となっていて、さらに「ある研究によれば、その影響が大学二年生の時にも及び、勉強に対するやる気や努力、授業の出席率などにおいてネガティブに働くことが明らかになっています。また、四年間追跡した調査研究でも、そのネガティブな影響は長期間継続し、時を経るごとに強まることがわかっています。さらには、その影響は、勉強のみならず、一般的な有能感や人間関係における有能感まで低下することを示す研究もあります。」(p.115)ということだから、中学受験をする子どもを持つ親は特に分かってほしいと思う。進学実績第一の塾ではこんなこと言ってくれないだろうし。そしてこういう意識がない親に限って、中学入試合格を目標にしてスマホを買い与えるというご褒美をあげたりする、という最悪のことをしたりする。
     …ということを考えると、この本は中高生が読む、というよりは、中高生の親が読んだ方がいいのかもしれない、と思えてきた。(でも著者も「私のやる気のもっとも大きな原動力となっている、もうすぐ中学生になる愛娘に本書を捧げます」(p.12)と宣言してしまう部分は、これからの思春期の子育てについて、あるいは世の中には色んな子供と親の関係性や思いがあるということについて、心理学の先生として知っておいて欲しいなと中高の教員として思ってしまう。)余計なことを書いてしまったが、やる気がない生徒はそもそもこの本読まないんじゃないかなーと思うと、本当に数時間もかからず読めるし、実は周りの大人が読んだ方がいいかも、という一冊。(26/07/19)

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    2026年07月22日
  • 「がんばれない」 心で何が起きているか

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    この本に若い頃に出会えたら、人生が変わっていたかもしれない。努力とは、やって当たり前で、ひたすらがんばることだと思っていた。ちくまプリマー新書は、高校生くらいの人たちに向けて書かれているので、アラフィフの私には遅かったが、若い人たちにこの本を読み、新しい視点を持ってもらいたい。

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    2026年07月16日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    本書を一言でようやくすれば「すべては気の持ちよう」。
    自分の特性を理解し、行動に結びつけられる考え方を自分のマインドセットとして確立することが大切なのである。

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    2026年07月11日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    『勉強する気はなぜ起こらないのか』を読み、やる気について「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」に分けて考える視点が印象に残った。特に、心理学では外発的動機づけの方が先に研究され、後から内発的動機づけの重要性が認識されたという歴史は意外だった。外発的動機づけも4段階に分けられ、自律性が高いものほど長続きしやすいという説明には納得感があった。単に報酬や評価のために動くのではなく、「自分にとって意味がある」と感じられる状態に近づけることが重要なのだろう。

    第二章では有名なマシュマロ実験が扱われていたが、「我慢強い子どもほど成功する」という単純な話ではなく、家庭環境や周囲への信頼感も大きく影響していると知り、環境要因の重要性を感じた。一方で、人は誘惑に負ける存在でもある。だからこそ意志力だけに頼るのではなく、誘惑されにくい環境や仕組みを作ることが大切だという提案は現実的だった。

    第三章では最上位目標や熟達目標について述べられていた。他者からどう見られるかより、「自分がどう成長したか」を重視する目標の方が望ましいという考え方には共感した。ただ、世の中には外発的目標を刺激する商品や自己啓発本が多く、実際にはそちらへ引っ張られやすいとも感じた。また、「最上位目標を意識しましょう」と言われても、それだけでは抽象的すぎて難しい。結局は具体的な行動レベルに落とし込まなければ意識し続けることはできないのだと思う。

    第四章では「井の中の蛙効果」が紹介されていたが、SNS時代では比較対象が無限に広がるため、昔よりさらに難しい問題になっているように思えた。「過去の自分と比べればいい」とよく言われるが、人は自然と周囲と比較してしまう生き物であり、それが簡単にできるなら苦労しない。だからこそ、比較しないことを目指すよりも、比較に振り回されにくい環境や記録の仕方を工夫することの方が現実的なのかもしれない。

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    2026年05月17日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    「やる気」は外から与えられるものではなく、内発的動機づけ(自分の内側から生まれる興味や達成感)と外発的動機づけ(報酬や評価などによる刺激)のバランスで成り立つと説明する。勉強それ自体を目的として楽しめる状態(内発的動機)がもっとも安定的で長続きするやる気の形を本著では紹介している。
    本著で主張されている方法として、「〇〇になりたい」といった漠然とした最上位目標だけでなく、「今日2時間勉強する」といった具体的な小目標を設定し、達成感を積み重ねることが大切と説く。心理学的に見て、目標を小さく分けることは有能感を育て、学習性無力感(「どうせやっても無駄」と感じる状態)を防ぎやる気を維持する鍵だと示唆している。
    私も同意する。勉強が苦手や嫌いといった背景には、明確なゴールが見えないままマラソンをしているようなものだ。それではやる気も無くなってしまう。ならばどうすればいいのか、勉強の先には何を得られて何ができるのかをイメージで伝えると良いだろう。例えば、国語を学べば文字を理解し、文字を理解すれば多くの知識が容易に得られやすくなると。そして、知識が増えただけではダメなので、自分の頭で考えて知識を咀嚼するとより見える世界の解像度が上がり、多くの視点から一つの物事を解釈出来るという可能性を与えると人は成長する。年齢も世代も関係無い。
    これから、勉強をしたいが何から取りかかればいいのだろうかと悩む前にデスクに座るという小目標を毎日続けるといいだろう。何もしなくてもいい。ただ、五分でもいいから毎日座り目の前に本を置くなり開かなくてもいいからデスクに座ることだけを意識することがいいだろう。意識すれば考えが変わり行動に変化とデスクに向かうという習慣化が確定し、あなたの世界が動き始める。
    私は思うのだ。誰かから強いられた勉強というのは頭には入らない。だが、自分が興味がある分野や業界であれば一度聞けば簡単に全容を理解し記憶していることに。不思議なものだ。本著でいう、やりたい気持ちを意識しているだけで行動がセットになる。そして、動きだす。無駄な努力なんて存在しない。その努力から得られる知恵はある筈なのだ。修正して行動していけばいい。
    本著は学習における入門書であり、初心者から上級者までも気付きを与える良書であるといえよう。

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    2025年10月20日
  • すぐやる人の頭の中 心理学で先延ばしをなくす

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    分かっているけどやめられない、、、ってことばかりで、自制心を鍛えるのは一人でやることは非常に難しいことだなって実感。

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    2025年08月17日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    前半(3章まで)はとても良い。後半は心理的効果のうちいくつかを取り上げて説明しているが、それとは反対の結果になる心理的効果については説明されていないので、少々偏った理解のしかたをしてしまうおそれがある。

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    2025年03月01日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    基本的にやる気がないので、なにか発見があればと思い手に取った。

    色々な視点からやる気を出す方法が書かれていて、結論としては自分にあったものを見つけるほかないとわかった。

    単純だけど、目標を立てるのが1番かも。出来れば内発的なもので。

    あと内容とあまり関係ないが、マシュマロ実験でスタンフォードのバイアスがかかっていたのは知らなかった。だからといって、我慢強さが成功の秘訣という本質に違いはないけど。

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    2023年04月23日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    ネタバレ

    自宅でのテレワークでさまざまな誘惑に負けて仕事へのモチベーションがあがらないときの対処を学べるかも、と期待した一冊。いや、やる気がコントロールできればこんなに素晴らしいことはないのですが…。

    以下、自身の整理も兼ねて。

    ・いわゆる内発的動機と外発的動機の2つ
    ・内発~が望ましいが外発~も一概に悪いとはいえない
    ・外発~にもいくつか種類があり好ましいものもある

    ・誘惑に負けず「やる気」を高める方法解説
     ⇒ここはちょっと月並みな内容だったかな…

    ・目標レベルはほどほどがよい(挑戦的&実現可能レベル)
    ・遂行目標と熟達目標

    ・鶏口となるも牛後となるなかれ⇒から来る有能感
     ⇔井の中の蛙効果
      ⇒幅広い対象と比較
      ⇒そもそも比周囲と比較しない、過去の自分と比較
    ・心の三大栄養素:①有能感の欲求②関係性の欲求③自律性の欲求

    ・ネガティブ思考も悪くない=防衛的悲観主義者

    ・物事は考え方次第←これが一番難しいのです…

    「やる気」をコントロールする部分の解決策についてはあまり目新しいものはなく、平板な印象でしたが、「やる気」や心の解明については新しい知見を得ることができた一冊でした。

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    2022年05月12日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    【感想】
    「やる気」のメカニズムについて,分かりやすく書かれた一冊。
    他の本で扱った内容が多く,新たな学びは少なかったが,
    心理学で有名な「マシュマロテスト」の理解を深めることができた。

    「マシュマロテスト」とは,幼少期の子供に,目の前のマシュマロを10分間我慢させ,できた子どもには,マシュマロをもう1つあげる実験である。

    何人にかの子どもは,我慢することができ,大人になった時に,
    我慢できなかった子と比較して,知能や年収などが高かったというものである。

    実は,実験対象となった子どもは,もとから頭の良いコミュニティ属していて,
    一般の子どもには当てはまらないというのが2018年に判明したのである。
    (おどろき…)

    それでも,この「我慢する」という行動こそが,「やる気」をコントロールするうえで間違いないのは事実である。

    そのための方法として,「内発的動機づけ」「外発的動機付け」「目標設定」が重要になってくる。

    「内発的動機づけ」とは,自分の意志で,物事に取り組みたいと思うことである。
    ただひたすらに,「楽しいから」「面白いから」といった理由のため,「我慢する」という感覚がそもそもない。
    ゲームすることだったり,運動をすることだったり,人によりけりである。

    「外発的動機づけ」とは,周りの報酬によって,物事に取り組みたい思うことである。
    やらないと怒られるから,褒められるから,お菓子を買ってもらえるから…。
    そんな理由では,長続きしないのは明白である。
    ここで,著書は,「外発的動機づけ」にも,ランクがあると述べている。
    それは,自己実現や目標のためか,プライドや外からの報酬かである。
    前者は長続きしやすい動機づけとなるため,次の「目標設定」をしっかり行うことで,手が進まない作業を進めることができる。

    最後に「目標設定」である。
    これは,最上位の目標設定を掲げた後,それらを分解し,適切な目標を常に持つことである。
    例えば,「有名になりたい」のであれば,「YouTubeを発信する」→「1週間に1回配信する」→「ネタ作りを毎日行う」→「一日の終わりにメモをする」など,自分が取り組みやすいレベルまで分解して,最上位目標に着実に近づくのである。

    これがうまくできると,どのくらい自分は進んでいるのかがわかり,「やる気」につながるのである。

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    2022年01月04日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    中学生向けなので基礎的な内容。一般的に誤解されていることが多いマシュマロテストをちゃんととりあげているのがいい。防衛的悲観主義も興味深い。

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    2021年10月13日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    実は知らない事が書かれているわけではない。感情(やる気)の制御の仕方を学問的(心理学ですね)な裏付けとともに体系立てて説明するもの。
    なかで新鮮だったのが、ポジティブシンキングが等しく有効ではないということ。悲観主義だからこそ成功するパターンも紹介されている。当たり前だけど人によるわけだ。
    こうなると何が正解かは言えず、そも正解なんか存在するのかまできちゃうけど、「行動と結果の随伴性が高ければ動機付けにつながりやすい」という古典的な「目の前のニンジン」が残るだけ。ニンジンが何かも人それぞれだもんなぁ。まだまだ分からないことのほうが多いんだね。

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    2021年08月05日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    YA向け。マシュマロ・テストが偏った集団に対してのテストだったので一般化して考えるのには難があるというのは知らなかった。「頭の良さではなく我慢強さが成績に関係する」「無気力な赤ちゃんはいない」という言葉は印象に残った。

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    2021年06月20日
  • 勉強する気はなぜ起こらないのか

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    学習意欲の本としては、これまで読んできたことの復習という感じ。
    ちくまプリマーなので、読みやすいものから、という学生さんにはオススメします。

    大学のGPAと関係のある項目として挙げられている「我慢強さ」。
    『GRIT』という本も読んだのだけど、粘り強さを培う方法ってどういうものがあるんだろう。
    そして、自分は粘り強いのか?(笑)

    他にも、他者と比較しない目標設定。
    遂行目標と熟達目標の違い。
    ポジティブな人とネガティブな人の物事の取り組み方。よく言われるけど、ネガティブだから結果に繋がらないということはない。

    などなど。

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    2021年04月20日