外山美樹のレビュー一覧
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心理学の先生が中高生向けに、やる気のメカニズムを説明したもの。これまでに明らかになっている心理学の分野での調査や実験から、やる気の種類、やる気を起こさせて持続させるものや環境や考え方を、具体的な方略も含めて分かりやすく述べている。
動機づけの一般的な話(外発的と内発的とか)、マシュマロの実験とか、犬に電気ショックを与えまくるセリグマンの実験とか、教員になるための心理学の授業とかで聞いたことある一般的、入門的な話が多いが、例えばマシュマロを我慢した子がその10年後にどうなったとか、セリグマンが電気ショックを与えられて無気力を学習した犬を回復させることを試みたとか、ちょっとずつ知らない話もあっ -
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『勉強する気はなぜ起こらないのか』を読み、やる気について「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」に分けて考える視点が印象に残った。特に、心理学では外発的動機づけの方が先に研究され、後から内発的動機づけの重要性が認識されたという歴史は意外だった。外発的動機づけも4段階に分けられ、自律性が高いものほど長続きしやすいという説明には納得感があった。単に報酬や評価のために動くのではなく、「自分にとって意味がある」と感じられる状態に近づけることが重要なのだろう。
第二章では有名なマシュマロ実験が扱われていたが、「我慢強い子どもほど成功する」という単純な話ではなく、家庭環境や周囲への信頼感も大きく影響してい -
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「やる気」は外から与えられるものではなく、内発的動機づけ(自分の内側から生まれる興味や達成感)と外発的動機づけ(報酬や評価などによる刺激)のバランスで成り立つと説明する。勉強それ自体を目的として楽しめる状態(内発的動機)がもっとも安定的で長続きするやる気の形を本著では紹介している。
本著で主張されている方法として、「〇〇になりたい」といった漠然とした最上位目標だけでなく、「今日2時間勉強する」といった具体的な小目標を設定し、達成感を積み重ねることが大切と説く。心理学的に見て、目標を小さく分けることは有能感を育て、学習性無力感(「どうせやっても無駄」と感じる状態)を防ぎやる気を維持する鍵だと示唆 -
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ネタバレ自宅でのテレワークでさまざまな誘惑に負けて仕事へのモチベーションがあがらないときの対処を学べるかも、と期待した一冊。いや、やる気がコントロールできればこんなに素晴らしいことはないのですが…。
以下、自身の整理も兼ねて。
・いわゆる内発的動機と外発的動機の2つ
・内発~が望ましいが外発~も一概に悪いとはいえない
・外発~にもいくつか種類があり好ましいものもある
・誘惑に負けず「やる気」を高める方法解説
⇒ここはちょっと月並みな内容だったかな…
・目標レベルはほどほどがよい(挑戦的&実現可能レベル)
・遂行目標と熟達目標
・鶏口となるも牛後となるなかれ⇒から来る有能感
⇔井の中の蛙効 -
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【感想】
「やる気」のメカニズムについて,分かりやすく書かれた一冊。
他の本で扱った内容が多く,新たな学びは少なかったが,
心理学で有名な「マシュマロテスト」の理解を深めることができた。
「マシュマロテスト」とは,幼少期の子供に,目の前のマシュマロを10分間我慢させ,できた子どもには,マシュマロをもう1つあげる実験である。
何人にかの子どもは,我慢することができ,大人になった時に,
我慢できなかった子と比較して,知能や年収などが高かったというものである。
実は,実験対象となった子どもは,もとから頭の良いコミュニティ属していて,
一般の子どもには当てはまらないというのが2018年に判明した -
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実は知らない事が書かれているわけではない。感情(やる気)の制御の仕方を学問的(心理学ですね)な裏付けとともに体系立てて説明するもの。
なかで新鮮だったのが、ポジティブシンキングが等しく有効ではないということ。悲観主義だからこそ成功するパターンも紹介されている。当たり前だけど人によるわけだ。
こうなると何が正解かは言えず、そも正解なんか存在するのかまできちゃうけど、「行動と結果の随伴性が高ければ動機付けにつながりやすい」という古典的な「目の前のニンジン」が残るだけ。ニンジンが何かも人それぞれだもんなぁ。まだまだ分からないことのほうが多いんだね。