片岡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ都合よくセフレ扱いしかされない遙佳が恋愛を諦めて作ったのは自分だけのヒューマノイド。
完成した理想を詰め込んだヒューマノイド、凌人。
完璧な顔と身体、かっこよくて可愛くて遙佳だけを愛している“ふり”をしてくれる…。
"ふり"なのに途中まで遙佳は凌人の言葉や行動に疑問を持たず遙佳を「愛して」くれていると信じていて、でもあるきっかけでヒューマノイドは人を「愛する」ことは無いのだと知り全てわかっていたはずなのに切なくなり凌人を「恋人」扱いをやめてしまうのにはやるせなさが。
凌人にとっては自分は遙佳が作ったのに拒絶されて戸惑い悩み何とか「恋人」に戻ろうとあれこれ頑張るのにそれが裏目 -
Posted by ブクログ
ネタバレ事前にレビューサイトで感想を見たのが仇になりました。
しんどいしんどいと書かれていたので期待して読んでみたら全然しんどくなくてちゃんとハッピーエンドだったので首を傾げています。
たしかにオメガに救いのない世界で、結ばれた後にもオメガ側が襲われたりするものの、この世界のオメガバースの設定ではしっかりハッピーエンドを迎えていると思いました。
勝手ながらハードルを上げすぎてしまったのと、登場人物があまり好みでなかったです。また、風呂敷のたたみ方が少し急だったように感じました。
あとはシェイクスピアを知っていればなお面白かったのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレヒューマノイド×主人の、本気で相手を愛するための物語。
『自分を愛してくれる完璧な恋人』というオプションをつけてヒューマノイドを注文購入した主人公。
ヒューマノイドが実際に人を愛することはないと分かっていながらも、主人公は彼の存在に満たされていく。だがやはり、彼の愛が設定上のものだと気付いてしまい……。
相手を愛するとはどういうことなのかという問いを中心に、主人公とヒューマノイドが悩みながら互いと向き合っていくお話でした。
SF要素は攻めが理想の恋人というオプションが課されたヒューマノイドというだけで、機械の身体を全面に押し出した展開やロボット三原則にちなんだ展開はありませんでした。
話の -
購入済み
よかったー
不憫な蒼生。外の世界を知らずに不遇に育ったが、抱きしめてくれる律に会えてよかった。
でも、律にマスコミ発表なく戸籍がとれるのかちょっぴり不思議ではありまさした。まあ犯罪は父ですからね。
自分の父がしてきたことを思うと律の精神も、かなりキツいはず
でも蒼生の自信を持てない謙虚な姿勢が どんどん律を溶かしていきました
よかったです
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Posted by ブクログ
ネタバレ攻めの父親から子供の頃、商品として性的奉仕をさせられていた受け。そして父親亡き後、屋敷に戻ってきた攻めが、商品であった受けを疎ましく嫌悪するのに、受けはかいがいしく身の回りの世話をし続ける。それは、子供の頃に一度攻めと秘密の庭での思い出があったからで…。
悲惨な受けの過去については描写はないので淡々としている。なにも非がない受けを八つ当たりでレ○プしてから、受けに心を開くようになる過程があっさりすぎて、物語のターニングポイントを逃してる感じが勿体無いと思った。
攻め、攻めの父親、裏切った攻めの親友…この三人にザマァ展開が無いのが本当に残念だ…