あらすじ
疎遠だった父が死に、桐ヶ谷律は父が子供を売買する犯罪者だったことを知る。父の屋敷には、かつて「商品」だった美しい青年・蒼生が遺された。戸籍もない蒼生を追い出す訳にいかず、二人はともに暮らすことになるが、律は娼婦だった蒼生を嫌悪し冷たくあたった。しかし何故か蒼生は「お役に立ちたい」と懸命に尽くしてくる。一方通行の関係は、律が友人に裏切られ、怒りをぶつけるため蒼生を抱いた夜から変わりはじめるが……。電子限定ショートストーリー「それから少しあとのこと」、yoco先生の口絵・挿絵も収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
救いのある美しいお話でした。
表紙が美しく純愛ラブストーリーかと思ったのですが、辛い過去を持ちながらも、たった一度会っただけの初恋を暖める純粋な想いを貫く青年のお話でした。
美しく甦った秘密の花園が蒼生の想いのようで切なくも暖かかったです。
父親のしていたことが許せない律が蒼生を邪険にする気持ちも理解できますし、それを上回る蒼生の純粋な心が律の頑なな気持ちを解していく流れもスムーズで良かったです。
蒼生がホントに可愛い。
yoco 先生のイラストがストーリーを盛り上げ素晴らしく美しいです
Posted by ブクログ
yoco先生挿絵で購入の初作家さん。
デビュー作とのことで、文章、展開、かなりな犯罪が掘り下げてないなどなど…もうちょっとな所がありますが(´-`)
なかなかどうして良き作品でした。
表紙のyoco先生の絵が作品全体の雰囲気を物語っておりました(^^)
もう少しこの作家さん読んでみたいな…
Posted by ブクログ
物語の中盤でタイトルの意味に気が付いたとき、鳥肌がたちました。こんなに愛されてる律は本当に幸せ者。蒼生は娼夫という設定ですが暗いお話ではなくとてもゆったり穏やかで幸せな気持ちになれるお話でした。
文章もとても丁寧で情景が浮かび上がってきて楽しみながら読みました。
よかったー
不憫な蒼生。外の世界を知らずに不遇に育ったが、抱きしめてくれる律に会えてよかった。
でも、律にマスコミ発表なく戸籍がとれるのかちょっぴり不思議ではありまさした。まあ犯罪は父ですからね。
自分の父がしてきたことを思うと律の精神も、かなりキツいはず
でも蒼生の自信を持てない謙虚な姿勢が どんどん律を溶かしていきました
よかったです