【感想・ネタバレ】いつかあなたに逢えたなら【イラストあり・電子限定ショートストーリーつき】のレビュー

あらすじ

疎遠だった父が死に、桐ヶ谷律は父が子供を売買する犯罪者だったことを知る。父の屋敷には、かつて「商品」だった美しい青年・蒼生が遺された。戸籍もない蒼生を追い出す訳にいかず、二人はともに暮らすことになるが、律は娼婦だった蒼生を嫌悪し冷たくあたった。しかし何故か蒼生は「お役に立ちたい」と懸命に尽くしてくる。一方通行の関係は、律が友人に裏切られ、怒りをぶつけるため蒼生を抱いた夜から変わりはじめるが……。電子限定ショートストーリー「それから少しあとのこと」、yoco先生の口絵・挿絵も収録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

救いのある美しいお話でした。
表紙が美しく純愛ラブストーリーかと思ったのですが、辛い過去を持ちながらも、たった一度会っただけの初恋を暖める純粋な想いを貫く青年のお話でした。
美しく甦った秘密の花園が蒼生の想いのようで切なくも暖かかったです。
父親のしていたことが許せない律が蒼生を邪険にする気持ちも理解できますし、それを上回る蒼生の純粋な心が律の頑なな気持ちを解していく流れもスムーズで良かったです。
蒼生がホントに可愛い。

yoco 先生のイラストがストーリーを盛り上げ素晴らしく美しいです

0
2021年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の中盤でタイトルの意味に気が付いたとき、鳥肌がたちました。こんなに愛されてる律は本当に幸せ者。蒼生は娼夫という設定ですが暗いお話ではなくとてもゆったり穏やかで幸せな気持ちになれるお話でした。
文章もとても丁寧で情景が浮かび上がってきて楽しみながら読みました。

0
2019年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

攻めの父親から子供の頃、商品として性的奉仕をさせられていた受け。そして父親亡き後、屋敷に戻ってきた攻めが、商品であった受けを疎ましく嫌悪するのに、受けはかいがいしく身の回りの世話をし続ける。それは、子供の頃に一度攻めと秘密の庭での思い出があったからで…。
悲惨な受けの過去については描写はないので淡々としている。なにも非がない受けを八つ当たりでレ○プしてから、受けに心を開くようになる過程があっさりすぎて、物語のターニングポイントを逃してる感じが勿体無いと思った。
攻め、攻めの父親、裏切った攻めの親友…この三人にザマァ展開が無いのが本当に残念だ…

0
2020年01月01日

「BL小説」ランキング