眞島めいりのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「わたし、あした高校を卒業式する」
満希は行人との出会いから今までを振り返る。満希の住む村に山村留学生として行人がやってきたのは小学5年生の冬。唯一の同級生の行人との距離感に戸惑いながらも、惹かれていく満希の気持ちの揺れが美しい言葉で丁寧に表現されている。
行人もまた繊細で他者の気持ちがわかる、よくできた子。だからこそ抱えてしまう辛さも後からわかってくるのだが…。
自分の言動が相手にどう受け止められるのかを考えてしまうふたり、そんなふたりの関係が切なくて愛しい。
冬の雪がふんわりとふたりを包み、雪が溶け春に向かう気持ちの良い物語でした。 -
Posted by ブクログ
貴緒が引っ越した後の手紙のやりとりや友情関係について不安を抱えていたちさと。貴緒に対する思いが強く、他の友達と仲良くなり自分は忘れられるのではと執着心や嫉妬で焦ってしまいます。そして、同じ東京の大学を受けようという約束を貴緒から断られ、感情的になり酷い言葉を言ってしまいます。
ちさとが相手の気持ちを考えることの大切さを学んだことや、自分が自分がと優先し相手を縛り付けてしまったことに対して反省をしてるところをみて、大人へと成長してるなと感じました。特に中学生の思春期の頃は、友達関係や進路について悩むことが沢山あると思います。
最終的に悩みに向き合い、自分の人生を歩んでいく姿が良かったです。