あらすじ
中学1年生の夏休み。図書委員の当番で集まったクラスも部活もバラバラな4人が結成した夏限定のバンドは、4人にとってかけがえのない場所になっていった。そんな時に突然、幹が「……僕、グループ研究、抜ける」と言い出して……!? 周りの意見に流されたり、同調したり、人から噂されたり、からかわれたり……。自分を押し殺しているうちに、自分が本当に好きなもの、大切なものは簡単に消えていってしまう。そんな毎日の中で、幹が出した答えは……。『みつきの雪』で第50回児童文芸新人賞を受賞した眞島めいり氏、デビュー二作目。気持ちが前向きになる爽やかな青春ストーリー。
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Posted by ブクログ
読みやすくて、心に染みた。
押し付けられて図書委員になった4人組が、ひょんなことからバンドを始めるっていうストーリー。簡単に言うと。
今は小学生VTuberとかもいて、動画投稿サイトのYouTubeとかもめっちゃ有名で、だからこそリアリティがあった。私がよく聴く曲にはいいねが1万はついてるけど、それってすごいことなんだなって改めて思う。
なんか、実感わかないせいで簡単な気がしてしまってたけど、全然そんなことないよな、チャンネル登録者数100万人もすごすぎるよなって感じた。だからこそって言うと、語弊があるかもしれないけど、一つ一つのいいねとかコメとかリプとかが目立つし、嬉しいのかもしれない。
中一でこんないい子たちいるぅ?って思っちゃうとこもあったけど、りゆも性格良くはないし。でも、こんな子がいたらいいなって子ばかりで、うらやましいし、りゆにもこんな友達が出来たらいいなって思えた。久しぶりかもしれないけど、こんな共感できる本に出会えてよかったೀ
Posted by ブクログ
中学生の夏休み。
眩しいなあ〜〜!
夏休みの終わりは
非日常から日常に戻る瞬間。
なんの繋がりもなかった4人が、
夏休みという非日常で得たもの。
大人には眩しすぎて羨ましい。目が眩みそう。
SNSも友人問題もあり、
お話の展開的にはいまっぽい現代の要素があるので、おすすめしやすいかも。
Posted by ブクログ
青春だ〜。高校生とはまた違った、中学生の夏のひとときって感じがした。良くも悪くも、バラバラな人間が集まるのが学校なんだよな。四人は全然タイプが違うけど、図書委員会をきっかけに仲良くなるところがよかったな。ご都合主義というか、意外とそういう部分が少なくて、きれいに解決とはしないんだな〜とは思ったけど、これはこれで好きだった。
Posted by ブクログ
バラバラな4人が、たまたま図書委員になったことをきっかけに音楽でつながっていくお話。
友達って、案外こういう始まり方で出来ていくんだよなと思い出した。
みんなに居場所ができてよかった。
Posted by ブクログ
たまたま図書委員で当番が一緒になった四人が、
夏休みの課題のために、
バンドを組む。
それだけで、今っぽい。
しかも、そこにネットが絡んでくる。
ますます、今っぽい。
でも、人間関係に悩んだり、
気の合う仲間との時間を守りたいと思ったり
する気持ちは、不変なんだよなあ。
Posted by ブクログ
カジュアルな文調で読みやすく、内容も爽やかです。問題提起や葛藤といったテーマ性は薄いので、お子さんの考える力を育むというよりは、趣味、息抜きの本として読むのにおすすめです。