梅澤真由美のレビュー一覧
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ファイナンスと聞くと企業の財務担当が使うものと感じがちだが、私たちの日常生活でも活用できることがよくわかった。手順としては、
①見えない「コスト」をあぶりだす
(例:住宅の購入時には固定資産税を見落とさないようにする)
②「時間」のずれをとらえる
(例:割引率を意識する)
③差を「比較する」
(例:共通のコストは無視する)
④分解して考える
である。ほかにも機会コストや埋没コストのとらえ方や家計の見直しでは固定費と変動費のどちらに手をつけるべきかなど参考になる情報がたくさんあった。
特に参考になった実例は、リアル英会話学校は固定費として入学金や授業料の前払い(初期投資)が発生し埋没コストに -
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ネタバレ著者の梅澤氏は、トーマツの会計士から、事業会社に転じ管理会計を研究されている方のよう。
「はじめに」の記載が印象的。監査法人は事業会社に移った時に管理会計を理解しようと思って書式を求めたが、実務にそのまま使えるものが見つからなかったと。
感想。参考になりました。ただ「管理会計の仕組と実務」というタイトルとは少し異なる印象で、具体的にどのように社内で活動するかのヒントが書いてあるイメージ。原価計算の記載は殆どなく、予算策定とその後の予実管理中心。どのように事業部門からデータをもらい、どのよう経営陣に数字をあげるか、とかがとても参考になる。
備忘録。
・各事業部に、空欄のフォーマットを渡して「 -
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ネタバレ公認会計士で、複数社にて予算管理業務をされた梅澤氏の著作。
内容は、営業・フロントのまとめ役(管理職、課長程度)がどのように予算管理業務をこなすのか、をやさしく教える書籍。
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済みません。
私は経費管理の建付けの標準みたいのが述べられていたら読みたいなあ、と思い購入しました。
で、本作はどちらかというと収益管理、それも営業側のリーダ(しかも新任!)がやれ収益見込みを出せとか、やれ年度末まで見込みを出せとか、そういう細々としたリクエストに対応するコツを教える本。
とりわけ、こうした情報を取りまとめる経理や経営企画の立場・視点を述べている点は良いかなあと思いました。
なお、経理、 -
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仕事で予算管理について悩んでいたため読んでみた。
まず最初に「予算管理は管理職の必須スキル」という題の章からはじまる。
自分は「なんで俺が予算管理なんかしなくちゃならないんだ。こんなのは俺の仕事じゃねー!」って気持ちでやっていたためこのサブタイトルでハッとした。
これだけでも読む価値はあったかもしれない。
KPIやPLの細かい話は自分の仕事とは結びつかないと思った。
ただ、毎月月次決算を行う、というような管理の実務のコツや経理との話の仕方まで書かれていてとても参考になった。
自分同様、管理職になって慣れない予算管理を任された人の入門書としては最適だと思う。 -
Posted by ブクログ
【内容紹介】
その情報は本当に経営のためになっているのか?企業内会計士として10年間、実務で悩み、解決してきたノウハウ!予算作成からKPIまでわかりやすく解説。組織づくりにも役立つ!!
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最近、仕事で「どのような指標・粒度での管理会計が有効か」「管理会計の意義と、いかに組織でそれを理解してもらうか」が大きな課題だと考えており、解決の助けにならないかと期待して読みました。
管理会計業務初心者向けの本という印象でしたが、その分平易で読みやすく、わかりやすかったです。ただ、自社に効果的な管理会計の尺度という課題についてはイマイチ深掘りできませんでした。自