あらすじ
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その情報は本当に経営のためになっているのか?企業内会計士として10年間、実務で悩み、解決してきたノウハウ!予算作成からKPIまでわかりやすく解説。組織づくりにも役立つ!!
目次
管理会計とは
予算のつくり方(準備編;本番編)
月次決算分析のしかた
四半期予測のしかた
部門別損益計算書のつくり方・活かし方
KPIのつくり方・管理のしかた
管理会計の仕組みづくり
管理会計のコミュニケーション
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実務的で分かりやすいと思います。
1番最初の最初どうするかと言うとっかかりの部分から説明されているので自社にも導入しやすいと思います。
ただどこの会社にも予算はあるでしょうと言うところから始まっているのでそもそも予算を立てていないようなクソ会社はそこから考える必要があります。
Posted by ブクログ
管理会計の復習。
自分のやっている仕事がかなり基本に則したものであったことが分かり、ちょっと安心。業績の前年比較分析と事業別採算の活かし方を考えていくのが今後の課題。
Posted by ブクログ
著者の梅澤氏は、トーマツの会計士から、事業会社に転じ管理会計を研究されている方のよう。
「はじめに」の記載が印象的。監査法人は事業会社に移った時に管理会計を理解しようと思って書式を求めたが、実務にそのまま使えるものが見つからなかったと。
感想。参考になりました。ただ「管理会計の仕組と実務」というタイトルとは少し異なる印象で、具体的にどのように社内で活動するかのヒントが書いてあるイメージ。原価計算の記載は殆どなく、予算策定とその後の予実管理中心。どのように事業部門からデータをもらい、どのよう経営陣に数字をあげるか、とかがとても参考になる。
備忘録。
・各事業部に、空欄のフォーマットを渡して「ここを埋めて下さい」は、意外とうまくいかない。思った以上に会計用語を知らないケースが多く、埋められず、時間がかかったりする。
・著者のおすすめは、各事業部が既に使っているフォーマットをそのまま転用するもの。
・月次予算を細かい勘定科目で作る場合、前年の月次実績をベースとして計算するのが良い。
・予測値も期中に作り管理しよう。予測は、予算や修正予算とは異なる。予算は会社側の希望である意味恣意的なもの。予測は現実から見たもの。
・経営者には、前期比、予算比を端的に示そう。そして四半期毎に期末予測も示そう。
・コストの配賦は責任の配賦に繋がる。例えば本社経費を各事業部に配賦すると、本社経費をカバーする利益を上げよという責任の配賦にはなるが、事業部サイドからすればコントロールできない固定費が乗っかり、利益が出ない言い訳にされかねない。むしろ本社経費は本社部門に残しておき、本社自身がコストコントールに務めるべきではないか、と著者の意見。
・部門別損益は、実は簡単に作成できる。今のシステムは、伝票起票寺に部門コードを入れて入力するのが標準なので。あとは各勘定の定義やコードが統一されていれば。
・会計システム、データベース、報告用資料の3ステップで考えよう。これから構築するなら、とりあえずExcelがおすすめ。
・各事業部とのやりとり。相互の知識や情報の乖離がストレスを生む。会計知識の差、ビジネス理解の差。管理部門から歩み寄り相手にもたらすメリットを伝え、winwinの関係を目指しましょう。特に経理部門と管理会計部門の仲が悪いケースが多い、という著者のコメント。
Posted by ブクログ
管理会計担当者は、自社ビジネスを理解した上で数字の管理をする必要があると改めて実感した。予測の精度向上、各部署とのコミュニケーションの取り方、経営者への報告の仕方など改善のヒントを得られた。
Posted by ブクログ
管理会計について、予算、予測、部門別、月次などの面から実務的に解説?された本だった。
かなり実務よりなので、経理やFP&A部門向けの本かなとは思う。
Posted by ブクログ
【内容紹介】
その情報は本当に経営のためになっているのか?企業内会計士として10年間、実務で悩み、解決してきたノウハウ!予算作成からKPIまでわかりやすく解説。組織づくりにも役立つ!!
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最近、仕事で「どのような指標・粒度での管理会計が有効か」「管理会計の意義と、いかに組織でそれを理解してもらうか」が大きな課題だと考えており、解決の助けにならないかと期待して読みました。
管理会計業務初心者向けの本という印象でしたが、その分平易で読みやすく、わかりやすかったです。ただ、自社に効果的な管理会計の尺度という課題についてはイマイチ深掘りできませんでした。自社の業務をもっと理解しつつ、一人で考えずにいろいろな人と会話をしていくことが大切だと認識しました。
書いてあることの8〜9割は、すでに過去の先輩方が作り上げた仕事の仕組みの中で出来ている内容だったので、少し驚きました。管理会計の理論って、根本的な部分は昔からそれほど変わっていないんだなぁ、と。