澤井悦郎のレビュー一覧

  • マンボウのひみつ

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    書名のとおり、ぼーっとした雰囲気から人気のマンボウについての本。
    生物学的な分類の話が主ではあるが、マンボウと人間の関係の歴史、マンボウがどのように食べられるか、マンボウに関する都市伝説…など様々な知見を与えてくれた。
    自分は2010年代に流行った「マンボウは死にやすい魚」というネットミームに影響されていた世代(そして恥ずかしいことにそのミームをこの本を読むまで信じ込んでいた)だが、そう言ったマンボウに関するちょっとした噂についても丁寧に説明してくれるのは嬉しい。

    そして何よりも興味深かったのはマンボウの説明をしながら生物学の研究手法にもさり気なく触れているところだ。「ジュニア」新書なのでお

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    2024年06月02日
  • マンボウのひみつ

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    ネタバレ

    マンボウって見た目からしてわかりやすく『不思議』なのだが、意外にもあまり研究は進んでいない様で、この本が日本語のマンボウ専門書籍としては200年ぶりだとか!
    著者のマンボウへの熱量が反映されたこの本を読んで、秘められていた内なるマンボウ欲が高まるのを感じた私には、、もう200年は待てません!(いや、次の二百年を待てる人はいないだろ)更なるマンボウ研究の成果を次はソフトカバーで出して欲しいのです!!

    毎年!毎年が無理でも、三年に一度はマンボウ本が出て欲しい!(なんか、急速に研究が進みつつある様なタイミングなので)

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    2018年10月30日
  • マンボウのひみつ

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    [ぷかぷか,ぼーっ]誰もが知っているマンボウの,意外と知られていない秘密をまとめた作品。生態,人間との関わり,そして「ジャンプ後の着水による衝撃で死んじゃう」といった都市伝説の真偽に至るまで,マンボウのあらゆる側面に光を当てています。著者は,数々の困難により,鬱状態になりながらもマンボウ研究を続けた澤井悦郎。

    「へぇー」が止まらない読書になりました。種の分類といった難しめのことだけでなく,マンボウの味のような思わず気になってしまう点についてもまとめられているため,マンボウ好きでない人でも楽しむことができるかと。下記の一文なんて,さらりと哲学的な雰囲気を漂わせていますよね。

    〜マンボウが襲わ

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    2018年01月03日
  • マンボウのひみつ

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    マンボウさんは食べた事ある。美味しかった。ただ、マンボウはマンボウでも、どの属のマンボウさんさんを食したのかはわからない。
    あと、クサビフグ可愛すぎ。結石は見るだけで痛い。

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    2017年11月06日
  • マンボウのひみつ

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    マンボウが食べれることがとても意外だったが、筆者の説明を見ると少し食べてみたいと思った。
    元々見た目が可愛いとしか思ったなかったマンボウもしっかりとした生き物だということを実感した。

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    2023年07月20日
  • マンボウのひみつ

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    マンボウ愛に溢れた先生
    先生が描くマンボウのイラスト上手だし可愛い
    各項の最後に先生のマンボウ川柳載ってるのも独特で面白い
    いちいち「へ〜」って思わず声に出てしまうようなことばかり
    一昨年の秋に閉館前の志摩マリンランドでマンボウ見れてよかったなって改めて思った

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    2022年01月09日
  • マンボウは上を向いてねむるのか マンボウ博士の水族館レポート

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    ポプラ社刊で、本文も振り仮名が多い、小学生ターゲットの本作り
    しかしその内容はマンボウ3種の分類から、論文なってない睡眠研究の話、さらには博士の苦闘、水族館の意義、アウトリーチと市民科学者との共同研究まで、話題は多岐にわたって読ませる良書

    マンボウについて何も知らなかったと同時に、水族館でよく見るのにこんなにもわかっていない魚であることにびっくりする

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    2020年02月10日
  • マンボウのひみつ

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    マンボウ…その不思議(に見える)な形状から、何とも興味をそそられる魚ですが、巨体であることもあって研究は大変なんですね… このような本をものにされた著者の澤井悦郎さんはたいしたものです。

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    2019年05月27日
  • マンボウのひみつ

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    僕もマンボウ好きです。とても面白かった。この本を読んでウシマンボウは少なくとも見分けられるようになったと思います。また、マンボウの骨格がユニークでとても驚きました。

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    2018年03月22日
  • マンボウのひみつ

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    徹頭徹尾マンボウ。おはようからおやすみまでマンボウ漬け(であろう)なマンボウ学者による、全世界のマンボウ愛好家への200年ぶり(らしい)のマンボウ本。

    マンボウとウシマンボウが形態的、遺伝的に裏付けされたという展開に手に汗握る。なぜならその発見は、澤井さん一人で成し遂げたのではなく、歴代のマンボウ学者、そして澤井さんに手を差し伸べてくれた研究者の方々によって分かったヒューマンドラマだからである。

    そしてこの本のすごいところは、分類・生態に留まらず、マンボウの歴史、サブカル化などなどマンボウならばすべて網羅していることだ。

    著者のマンボウ愛には脱帽する。

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    2018年03月09日
  • マンボウのひみつ

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    マンボウのことのみならず、著者の澤井さんの人柄もよく文章に現れていて、とてもおもしろく読んだ。気になることに一直線!な人たちって本当にすてきだな。

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    2017年11月27日
  • マンボウのひみつ

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    ネタバレ

    著者の書いている川柳が良い~魚とは鰭鰓鱗水暮らし/マンボウの鰭は軟条尾鰭なし/絵や写真魚の場合は左向き/マンボウは鱗トゲトゲヤスリかな/体表の粘液くっつきやや匂う/マンボウも水流関知側線で/白や黒まだらにもなるマンボウや/縦と横人と魚でズレている/マンボウの丸く小さな鰓孔よ/マンボウは皮膚寄せ合って目を閉じる/マンボウの鼻孔は四つ目の前に/癒合して嘴状のマンボウ歯/暴行と生殖腺は同じ穴/マンボウの謎の形質骨板や/マンボウの鰭の基部には帯がある/マンボウは単純化した内臓や/マンボウの鰓は五つで細長い/マンボウの帯前体長帯の前/心臓は三つで成り立つ魚かな/マンボウは耳石の代わりに耳砂を持つ/体重

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    2017年11月07日
  • マンボウは上を向いてねむるのか マンボウ博士の水族館レポート

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    マンボウの名付け親であるマンボウ博士の澤井悦郎さんの本です。
    マンボウのことはもちろんのこと、名付けの過程や新種のマンボウの共同研究の過程、水族館で行ったマンボウの研究の過程など、実際に行った研究についてもたくさん書かれていてとても面白かったです。
    子供の頃からマンボウが好きだったというので、やはり好きという力はとても強いんだなと思いました。
    ひらがなが多く読みやすので子どもにもおすすめの1冊です。

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    2022年07月20日
  • マンボウのひみつ

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    想像してたよりもきちんと濃い内容。今まですぐ死ぬイメージのおもしろコンテンツとして見ていたマンボウを、この世に生きる生物として見られるようになりました。

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    2021年04月19日
  • マンボウのひみつ

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    魚を半分にしたような見た目が謎でした
    こんな魚っているのー?どうやって泳ぐのー?
    子どもの頃に図鑑で見て不思議に思ってました(^_^;)
    マンボウ愛にあふれた内容をニコニコしながら読んでしまう
    分類学とかちょっとめんどくさいかも
    じゃんじゃん調査して発表しちゃえー!って感じするけど
    やっぱサイズ的にたいへなんですね
    都市伝説がいろいろあって笑っちゃうマンボウ
    少し理解が出来て楽しく読みました
    フグとの関連とか骨格とか知らなかったなぁ

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    2021年02月28日
  • マンボウは上を向いてねむるのか マンボウ博士の水族館レポート

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     とくに水族館のマンボウを観察し始める後半はおもしろいのですが、そもそもなぜマンボウに興味を持ったのか?なぜマンボウの眠りなどの生態を知りたいと思ったのか?についての説明がわずかしかないため、著者を駆り立てるエネルギーに共感できないのが残念。
     とりわけ小学生向けということであれば、マンボウについて調べたいと思うにいたった過程をこそ、詳しく知りたかったです。

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    2020年03月04日
  • マンボウのひみつ

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    マンボウがすぐ死ぬってのは都市伝説だったんだなあ。てっきり本当かと思ってた。
    あと3億個のたまごを生むってのも違ったんだね。いやびっくりびっくり。

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    2018年06月30日
  • マンボウのひみつ

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    軽やかにスタートしたものの、Ⅰは魚の体の一部のアップ写真が多くちょっと退屈。(縦縞横縞の説明のところでストライプのシャツきた著者?が魚と並んでいるところは面白い。)
    私が生き物として魚が特に好きではないということもあるかもしれないが、性別を変えるクマノミとかと比べても、マンボウって特に驚くほど意外なところがない感じ。見た目が一番変わってる。フグの仲間と言われると、そりゃそうだよね、顔が似てるもの、と思う。シロアリがゴキブリの仲間というほどの意外性はない。
    しかし最後まで読んだら、歴史や名前の由来から北杜夫、初音ミク、美味しい調理法までとにかくマンボウに関する、あらゆることを調べてあり、なかな

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    2017年10月22日