鍋倉僚介のレビュー一覧

  • 砂男(上)

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    ある激しい雪の夜、一人の男がストックホルム郊外の鉄道線路沿いで保護された。それは、ベストセラー作家レイダルの13年前に行方不明になった息子ミカエルだった。彼は、自分と妹フェリシアを誘拐した人物を「砂男」と呼んだ――。当時、国家警察のヨーナ警部は捜査にあたったが、それがきっかけで彼の人生は一変していた。相棒サムエルとユレックという男を逮捕。判決後、ユレックは不吉な言葉を吐き、閉鎖病棟に収容される。そこへ妹の監禁場所を知るため、公安警察のサーガが潜入捜査を開始する。

    やはり「交霊」から直結していたシリーズ第四作。まさかまさかの潜入捜査が始まった。

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    2020年01月03日
  • 西洋アンティーク・ボードゲーム 19世紀に愛された遊びの世界

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    西洋アンティークボードゲーム

    17世紀イタリアで生まれ、その後ヨーロッパで広く親しまれたボードゲーム「がちょうのゲーム」のコレクションをカラー図版で多数紹介。


    所謂すごろくである。元は全体ががちょうの形に見えるようにマスが並べられていて、がちょうの絵が描いてあるマスに止まると2倍進めるというルール。がちょうの他に「牢屋」や「死」などのマスもあり、それぞれ中世キリスト教の象徴性を帯びているというのが面白い。
    このゲームは大人がギャンブルをするために生まれたが、時代が下るに従って子どもの遊びになっていった。この辺は日本のすごろく事情とも重なっている(流行りすぎて禁令がでたのも一緒)。
    印刷技

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    2021年07月02日
  • 西洋アンティーク・ボードゲーム 19世紀に愛された遊びの世界

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    ネタバレ

    ゲームの図版を見るだけでも楽しいし、内容を知ればもっと面白い。
    …んだけど、まさか原型がほぼ一種類だけだとは。タイトルから、色々な種類のゲームが掲載されていると思い込んでいたので、ちょっと残念だ。

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    2021年05月08日
  • 西洋アンティーク・ボードゲーム 19世紀に愛された遊びの世界

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     たまたま手にとってみた本。
     アンティーク・ボードゲームとは言うけれど、平たく言ってしまえば「すごろく」に近いものばかり。
     ほとんどのゲームは「ガチョウのゲーム」を原型にしたものであり、賭け事が絡んでいる。すごろくと違うところは2回振るとか一回休みのマスが慣習的に決まっているか否かの点くらいか?道徳的要素や教育的要素が高いものはその国々の独自性があっておもしろかった。あと後半にちらほら出てくる出世系のゲームは人生ゲームを彷彿させる。
     結局、モノが変わり時代が変わっても、原型は同じところへたどり着くってことなんだろうなあ。
     

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    2021年04月04日