毛利嘉孝のレビュー一覧
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バンクシー本はたくさん出ていますが、毛利氏が書いたものだったので購入。(他、バンクシーに関して信頼できる書き手は鈴木沓子氏も)
評論や解説、翻訳は(直接インタビューが難しいバンクシーのようなアーティストに関しては特に)「信頼できうる人が書いているか」がとても重要だと思うので、こちらは最適の一冊だと...続きを読むPosted by ブクログ -
正体不明のアーティスト、バンクシーのアーティスト像に迫る入門的な本。バンクシーがなぜ社会と真っ向から対立するようなポジションで人気を博したのか、故郷ブリストルの音楽性にも焦点をあて文化的な背景から、バンクシーが持つ独特のポジションを解説していく。パレスチナの壁画、シュレッダーでオークション購入直後に...続きを読むPosted by ブクログ
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匿名のストリート・アーティスト「バンクシー」についての入門書。
1/4程度読んでからバンクシー展に行ったが、全部読み切ってから行けばもっとひとつひとつの作品を楽しめただろうなと後悔した。
これまでアートのアの字も理解していなかったが、この本のおかげでアートという世界にさらに興味を持てた。Posted by ブクログ -
かなり良き本。話題性があるバンクシーのことを気にはなっていたけど、毛利さんの他書籍のおかげで好きになれた!毛利さんの解説ありきでバンクシーを楽しめると言っても過言では無い... この本も同じく、バンクシーの解説について十分詳しく記してある。バンクシー展もバンクシーのPOPアップショップも行けなかった...続きを読むPosted by ブクログ
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光文社新書のアート本には、本書のように期せずして傑作に出会う場合が多い。
バンクシーについて、自分はなんと無知だったのか。
それがそのまま、現代のアートシーンの裏返しでもある。
価値観を転覆、反省させる書き込み。必然的に政治と経済抜きには、表せない。
欧米と日本の公共空間をめぐる違いの指摘も興...続きを読むPosted by ブクログ -
日本でもネズミの絵で話題になった、正体不明のストリートアーティスト「バンクシー」の本。
ビジネスと化した現代芸術につばを吐き、アートの力で毒を撒き散らしていく反骨精神には、とても好感が持てた。
ほとんどの人が求めてやまない「金」や「名誉」に目もくれず、いたずら小僧のように純粋に生きていく。
こんな...続きを読むPosted by ブクログ -
小池都知事が取り上げて、少し話題になったな、というのがこの本を読む前の「バンクシー」に関する知識でした。
もちろん、今美術に関心が向いていたからかも知れませんが、きっとこの本を通り過ぎてしまったら、おそらくバンクシーのことは、今後の人生で出会うことはないだろう、となぜかそう思ってしまい、つい手に取...続きを読むPosted by ブクログ -
落札額1億5000万円。その瞬間、額縁に仕掛けられたシュレッダー
が動き出し、会場に衝撃が走った。
2018年のサザビーズでのオークション風景は、その作品を体現す
るような仕掛けだったのだろう。私は、彼の多く作品の根底に
見ているのは「抵抗」であるからだ。
だから、東京都内で彼の作品が発見された...続きを読むPosted by ブクログ -
目に止まって好きだなと思い購入したアートキャンバスがバンクシーのものだった。
自分が一目惚れした絵を描く人がどんな人なんだろう?と思って読んでみた。
バンクシーにとっての武器が、絵なのだと思った。Posted by ブクログ -
ポップカルチャーがユーモアとともに救い出そうとするのは、公的な言語から消されてしまっている複雑な感情の起伏です。
公的な空間は誰のもの?
所有権VS表現の自由Posted by ブクログ -
2019年に小池百合子都知事がツィッターでつぶやいて以来、日本でも話題になったバンクシー。
ストリートアートが、その社会の在り方を映し出すものだとは知らなかった。
バンクシーの作品のように、公共物に描かれたアート、グラフティは表現の自由を測る尺度になる。
日本では、「公共」は行政が管理するもの...続きを読むPosted by ブクログ -
バンクシーのブラックユーモアが好きで読んだ本。
反戦や社会情勢に対する意見を、言葉ではなくアートととして表現している。
アートを見るだけではなく、その背景にある考え方や消されて消滅してしまうという点を考えると、深く考えさせられる。Posted by ブクログ -
バンクシーについて認知と興味が先行して、知識がほぼなかった自分にとって、一応人に説明できるレベルの情報を与えてくれた本。その意味で期待通り。バンクシー展ぜひ行きたい。Posted by ブクログ
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色々知らないことばかり
そして著者も知らないことが多いとのこと
死者は出ないが当局が振り回されるという意味ではテロリストなのかPosted by ブクログ -
横浜で開催されていたバンクシー展に足を運び、バンクシーに魅力されてから購入した本書。著者のバンクシーに対する深い造詣と豊かな解釈に惹き込まれた。
バンクシーの作品は見方によって様々な解釈が可能で、そこに悩むこともまたバンクシーのメッセージなのだろうと思うが、本書もある一定の方針を示しつつ、多様な解釈...続きを読むPosted by ブクログ -
・ブルック・ル・ラットはフランス人のアーティスト。1980年代にすでにパリでステンシルのグラフィティ作品を発表し、「ステンシル・アートの父」と呼ばれていました。
・人類という歴史を大きく考えると、人間は公共の場所で自由に絵や文章を作ってほかの人々に見せてきました。こうした公共空間が、国家や地方自治体...続きを読むPosted by ブクログ -
ブリストル
黒人奴隷文化 グラフィティの街
ザ・ポップ・グループ
マッシヴ・アタック 3D=グラフィティ・ライター=バンクシー?
ネズミ= 厄介者=バンクシー自身
パレスチナの分離壁
ベツレヘムの世界一眺めの悪いホテル
グラフィティ=名前を公共空間に書く
キースへリング、バスキア
シチ...続きを読むPosted by ブクログ -
バンクシーという切り口から ストリートアートと政治 の話を適度に掘り下げていたので面白かった。
「イグジットスルーザギフトショップ」を観てから読むとまた新たな発見があるかもしれない
Posted by ブクログ -
いろんな意味でお騒がせ「バンクシー」
でも、彼のお陰で幅広い人たちが「ストーリーアート」につ知るきっかけになったはず。(それが正しい理解なのか?本当にいいのか?は横に置いておいて。)Posted by ブクログ