毛利嘉孝のレビュー一覧

  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    バンクシー本はたくさん出ていますが、毛利氏が書いたものだったので購入。(他、バンクシーに関して信頼できる書き手は鈴木沓子氏も)

    評論や解説、翻訳は(直接インタビューが難しいバンクシーのようなアーティストに関しては特に)「信頼できうる人が書いているか」がとても重要だと思うので、こちらは最適の一冊だと思います。

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    2023年01月15日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    ネタバレ

    正体不明のアーティスト、バンクシーのアーティスト像に迫る入門的な本。バンクシーがなぜ社会と真っ向から対立するようなポジションで人気を博したのか、故郷ブリストルの音楽性にも焦点をあて文化的な背景から、バンクシーが持つ独特のポジションを解説していく。パレスチナの壁画、シュレッダーでオークション購入直後に裁断されるアート。一つ一つに強烈なメッセージ、特に資本主義、お金だけの拝金主義、華々しいセレブ、戦争、裏側で届かぬ声を届けたいと思うアートワークへの強い思いが作品に風刺と強烈なメッセージと愛すべきキャラクターを産んでいる。いよいよニューヨークで、バンクシー展が行われる。テーマは何か、何をやってのける

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    2021年05月22日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    匿名のストリート・アーティスト「バンクシー」についての入門書。

    1/4程度読んでからバンクシー展に行ったが、全部読み切ってから行けばもっとひとつひとつの作品を楽しめただろうなと後悔した。

    これまでアートのアの字も理解していなかったが、この本のおかげでアートという世界にさらに興味を持てた。

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    2021年01月25日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    かなり良き本。話題性があるバンクシーのことを気にはなっていたけど、毛利さんの他書籍のおかげで好きになれた!毛利さんの解説ありきでバンクシーを楽しめると言っても過言では無い... この本も同じく、バンクシーの解説について十分詳しく記してある。バンクシー展もバンクシーのPOPアップショップも行けなかったから、再読してみた

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    2020年11月29日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    光文社新書のアート本には、本書のように期せずして傑作に出会う場合が多い。

    バンクシーについて、自分はなんと無知だったのか。
    それがそのまま、現代のアートシーンの裏返しでもある。

    価値観を転覆、反省させる書き込み。必然的に政治と経済抜きには、表せない。

    欧米と日本の公共空間をめぐる違いの指摘も興味深い。

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    2020年03月20日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    日本でもネズミの絵で話題になった、正体不明のストリートアーティスト「バンクシー」の本。

    ビジネスと化した現代芸術につばを吐き、アートの力で毒を撒き散らしていく反骨精神には、とても好感が持てた。
    ほとんどの人が求めてやまない「金」や「名誉」に目もくれず、いたずら小僧のように純粋に生きていく。
    こんな生き方が出来たら、さぞ痛快だろうな、と思う。

    反面、実は全てが自分を売り込むための「計算」なのではないか、とも思う。
    この二面性もまた、正体不明の魅力を際立てていて、とても良い。

    元々アートには全然興味がなかったけど、最後まで楽しく読めた。
    こんな「変わった」人間が現代にいるということが、なんと

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    2020年03月07日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    小池都知事が取り上げて、少し話題になったな、というのがこの本を読む前の「バンクシー」に関する知識でした。

    もちろん、今美術に関心が向いていたからかも知れませんが、きっとこの本を通り過ぎてしまったら、おそらくバンクシーのことは、今後の人生で出会うことはないだろう、となぜかそう思ってしまい、つい手に取ってしまいました。

    アートとは何でしょうか?

    定義づけというものは難しく、たとえば、マルセル・デュシャンの「泉」なんかもそうですが、必ずしも、こういうものであると形作ることはできないように思えます。

    この本は、バンクシーに関わるガイドブックとしてはものすごくわかりやすいです。

    が、それだけで

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    2020年01月02日
  • ストリートの思想 増補新版

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    90年代以降のネオリベ、新自由主義が大学教員に与えた変化などについてまとめたストリートの思想史の部分はおもしろく、納得し、啓発された。
    しかし、今もストリートがもつ社会変革の可能性に関しては誇大に語っているように思った。悲観論、敗北主義に陥りたくないから、積極的可能性を語っているのだろうし、それは悪いことではないのだが、しかし、無理がある。

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    2024年10月06日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    落札額1億5000万円。その瞬間、額縁に仕掛けられたシュレッダー
    が動き出し、会場に衝撃が走った。

    2018年のサザビーズでのオークション風景は、その作品を体現す
    るような仕掛けだったのだろう。私は、彼の多く作品の根底に
    見ているのは「抵抗」であるからだ。

    だから、東京都内で彼の作品が発見された時の、小池百合子知事
    のはしゃぎようには違和感しか覚えなかった。だって、落書き
    禁止場所に書かれてたんだぜ?

    有名な匿名アーティストの作品だからって、はしゃぐのは違う
    と思うのよ。為政者ならば…ね。

    バンクシー。謎のアーティストは何者なのか、どのような文化的
    背景を持って生まれたのか、世界的名声

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    2023年04月20日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    目に止まって好きだなと思い購入したアートキャンバスがバンクシーのものだった。
    自分が一目惚れした絵を描く人がどんな人なんだろう?と思って読んでみた。
    バンクシーにとっての武器が、絵なのだと思った。

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    2023年01月06日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    ポップカルチャーがユーモアとともに救い出そうとするのは、公的な言語から消されてしまっている複雑な感情の起伏です。
    公的な空間は誰のもの?
    所有権VS表現の自由

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    2021年04月21日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    2019年に小池百合子都知事がツィッターでつぶやいて以来、日本でも話題になったバンクシー。

    ストリートアートが、その社会の在り方を映し出すものだとは知らなかった。

    バンクシーの作品のように、公共物に描かれたアート、グラフティは表現の自由を測る尺度になる。

    日本では、「公共」は行政が管理するものという認識なのだという指摘にはっとした。

    日本はストリートカルチャーに対して欧米より不寛容だ。それは表現の自由、さらには民主主義の抑制と無関係ではないのだと、本書は問いかける。

    「行政の作り出す秩序は、支配、管理者の視線。多くの人々を一箇所にあつめ、匿名の顔のない存在に変えて幾何学的な造形を作り

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    2021年04月12日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    バンクシーのブラックユーモアが好きで読んだ本。
    反戦や社会情勢に対する意見を、言葉ではなくアートととして表現している。
    アートを見るだけではなく、その背景にある考え方や消されて消滅してしまうという点を考えると、深く考えさせられる。

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    2021年02月23日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    バンクシーやストリートアート、グラフィティについて知れる分かりやすい本だった。
    入門書的な位置付けで面白かった

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    2021年01月09日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    バンクシーについて認知と興味が先行して、知識がほぼなかった自分にとって、一応人に説明できるレベルの情報を与えてくれた本。その意味で期待通り。バンクシー展ぜひ行きたい。

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    2020年12月31日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    色々知らないことばかり
    そして著者も知らないことが多いとのこと
    死者は出ないが当局が振り回されるという意味ではテロリストなのか

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    2020年12月27日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    横浜で開催されていたバンクシー展に足を運び、バンクシーに魅力されてから購入した本書。著者のバンクシーに対する深い造詣と豊かな解釈に惹き込まれた。
    バンクシーの作品は見方によって様々な解釈が可能で、そこに悩むこともまたバンクシーのメッセージなのだろうと思うが、本書もある一定の方針を示しつつ、多様な解釈を提示し、悩みながら進んでいることがバンクシーをリスペクトしていて素晴らしかった。

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    2020年09月24日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    ・ブルック・ル・ラットはフランス人のアーティスト。1980年代にすでにパリでステンシルのグラフィティ作品を発表し、「ステンシル・アートの父」と呼ばれていました。
    ・人類という歴史を大きく考えると、人間は公共の場所で自由に絵や文章を作ってほかの人々に見せてきました。こうした公共空間が、国家や地方自治体、あるいは私企業や土地所有者によって独占的に、そしてすみずみまで管理されるようになったのは、ごく最近のことにすぎないのである。

    ・バンクシーがブリストルで活動を始めたのは1992年頃。
    ・戦車、爆撃機、爆弾、銃、ミサイルといった武器は2000年代初頭のバンクシーの重要なモチーフ

    ・キース・ヘリン

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    2020年04月18日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    ネタバレ

    ブリストル
     黒人奴隷文化 グラフィティの街
     ザ・ポップ・グループ
     マッシヴ・アタック 3D=グラフィティ・ライター=バンクシー?

    ネズミ= 厄介者=バンクシー自身

    パレスチナの分離壁
    ベツレヘムの世界一眺めの悪いホテル

    グラフィティ=名前を公共空間に書く
     キースへリング、バスキア
    シチュアシオニスト運動
     セックスピストルズ、ジェイミー・リード
      ゴッド・セイブ・ザ・クイーン ⇒バンクシー:モンキークイーン
    デミアン・ハースト

    日の出桟橋のネズミ 2002年ころから2019年まで
     誰にも迷惑をかけていない。 
     ストリートアートは道を歩く市民のもの、公的な議論=民主化


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    2020年04月11日
  • バンクシー~アート・テロリスト~

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    バンクシーという切り口から ストリートアートと政治 の話を適度に掘り下げていたので面白かった。

    「イグジットスルーザギフトショップ」を観てから読むとまた新たな発見があるかもしれない

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    2020年02月29日