楠木健のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ① 労働市場と「仕事ができる」ということ
労働市場では平均点にお金は払われない。
→「この人なら大丈夫」と必要とされる状態が、仕事ができている状態。
仕事ができるかどうかは**他者評価(市場・顧客評価)**で決まる。
→自己評価は本質ではない。
自分が「やってもらって嬉しいこと」を考え、それを他者に提供する。
仕事ができる人は意志が先にくる。
→「自分はこう思う」を貫く。
→自分で面白がれるから、人にも伝えたくなる。
② センスと「事後性」
センスは後天的に習得するもの。
センスの特徴は「事後性が高い」こと。
→プロセスと結果の因果関係が分かりにくい。
→「やってみないとわからない」。
だからこそ経験が重要だが、
→読書は他人の優れた経験を効率よく追体験できる「事後性の克服手段」。
本は「意味のある経験」だけが抽出されている。
→他人の濃縮された経験の上に乗れるのが読書の価値。
③ リーダーシップとストーリー
優れたリーダーは順列(時間軸)で考える。
→そこにストーリーがある。
人は数字や目標ではなく、ストーリーについてくる。
PowerPointは情報を並列(二次元)で整理するツール。
→本来の思考は時間軸に沿った直列(シーケンシャル)。
→並列情報を、自分で直列に組み直して語らないと意味が伝わらない。
テンプレート思考はセンスを殺す。
→「並列」よりも「直列(因果と時間)」が重要。
④ 意味とモチベーション
人は意味がわからないと動けない。
AIが示す相関に因果がある可能性はあるが、
→ブラックボックスだと意味が理解できず、モチベーションが湧かない。
当事者が意味を感じていない事業はうまくいかない。
⑤ 抽象化・統合(CT)の力
直感と統合のコンピテンシーは重要だが、伸ばし方は難しい。
抽象化や統合は本来面白い。
→しかし面白さがわかるまでが大変。
→わかると自然にやりたくなり、それが「仕事ができる」につながる。
宣伝部出身者はCT(抽象的思考)が高い傾向。
→コピーライティングは本質を削ぎ落とす訓練だから。
⑥ 仕事ができない人の特徴
「知識の過剰在庫」を抱えている。
→何が自分に必要か整理できていない。
センスがいい人は
→自分が何を知りたいのか分かっている。
→何が足りないか分かっている。
→役立つ/役立たないの判断がシンプル。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ
野球のプロは一軍登録選手
300人だけど
陸上選手の300位は評価きれない
→戦うフィールドは非常に重要
マック 原田氏
従来は作り置き→多額の投資→注文されてから作るスタイル→全支店で!このタイミングで100円マック→多くの人が美味しくなったと実感
マックは体に悪いとわかりながらも売れる
ストーリーがあるから人がついてくる
数字や目標では人はついてこない
▪︎キャリアプラン
正解がないが自分自身をどうプロデュースするか
優れた人はぶれない
意思決定がはやい
努力していると安心する
自分が生きるポジションを理解して
身を置くこと -
Posted by ブクログ
やはり楠木さんの書籍は面白い。
スキルばかり追い求める風潮に対して、スキルだとコモディティ化してしまう。スキルはセンスとやりたいことがある時に有用な手段であって、もっとセンスを重要視するべきと説く。
巷に転がる静的なベストプラクティスを「シナジーだ」「サブスクだ」と単発で飛び付いてそこから何をやるかを並列にリストアップしていくストーリーなきアウトサイドインではなく、何がやりたいかというたぎる思いを出発点にして必要なことを時間軸と勝ち筋のストーリーをもった戦略の中で組み立てていくインサイドアウトによって動いていくべきであり、抽象化して要約しつくした本質を見抜いて勝つために何をすべきかがわかるのがセンスである。ということ。 -
Posted by ブクログ
センス⇄スキルの対比について描かれた本。
センスは人生のインプットの蓄積であり、事後性の高いもの。
最初からこれと決めつけて磨きにいっても(磨き方に型がないが、、、)、それが自身の本質に根付いているとは限らない。
それでも試行錯誤する中で、自らの内から生まれてくるのがセンス。
そのセンスで仕事の方向性を決めていくことでしかよい仕事はできないと、この本では説かれている。
スキルは体系化された、あくまでも具体的な、ある種の答え。
ただ、体系化されている時点で少し古い。
目の前の現象に対しての答えにはならないし、あくまでも応用する必要がある。
その応用のためにはセンスで方向性を決めてあることが大前提となる。
センス(抽象)⇄スキル(具体)
この2つの間を自分なりに、行き来し続けて、センスを磨くのが仕事ができるためのコツ。
■感想
スキルがすごく重視される。
目の前の課題が解決されるかのように、スキルを絶対視する人がいる。
3C、SWOTって分析のための分析?それって必ずしないといけないの?
と疑問に感じることが正直あったが、スキルよりもセンスだよ
と山口さんと楠木さんが言い切ってくれ、違和感を肯定してもらえた気分になった。 -
Posted by ブクログ
楠木建氏と山口周氏の対談形式の仕事についての話。
全章通して仕事におけるセンスとスキルの考察を討論している。
誰もが知っている企業の代表者の行動や対話術を取り上げたり、時代の流行の在り方にも及ぶ。
仕事が出来る人になりたい、稼げる人になりたい、出世して肩書きが欲しい。
世の中の仕組みや現存する会社や組織の有権者の中、それをどう落とし込んで行くか考えていない、そう言われているかのようだった。
見習うべきも並んではいるものの、周囲あってのセンスとスキル。
コレをやっておけば絶対安心とか間違いがない。
そうしたものがあれば良いけれど、全体をみると正解なんてないのかあったとしても正解は変化する。
どこかのコンサルがしきりに叫ぶ「仕組み」「課題解決」はずっと同じではない。
最後にある、おわりにという章は山口周氏の後書き。
ここで作曲に喩えてある辺り、読み切って良かったと思えるもの。
自分を肯定しながらも、他者のニーズに応えて行く。
いつの世もそれを上手に出来た人が充実できるのだと思う。
それには時短や手間要らずとかはないと覚悟も必要。