石井朋彦のレビュー一覧

  • 思い出の修理工場

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    絵本のような小説

    他の方のレビューにもあったように、あらすじはモモと似ています。個人的にはモモよりこちらの方が読みやすかったです。描写が細かく、場面をイメージしながら読めました。子供(中高生)でも楽しんで読めるのではないでしょうか?モモと似ているので展開は想像がついたのですが、ピピと思い出の修理工場が黒い人物達に2度、3度と追い詰められる場面には少しハラハラしました。
    工場で修行する場面には仕事をする上で大事なことがいくつか紹介されており、新社会人の方も参考にできる部分があるのではないでしょうか?

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    2021年02月17日
  • 思い出の修理工場

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    元スタジオジブリのアニメプロデューサーが描く、傷ついた思い出を美しい思い出に変える不思議な修理工場のお話。主人公の10歳の少女・ピピをはじめとする登場人物は、まさにジブリ的でみんなとっても個性的で魅力的。ミヒャエル・エンデの『モモ』を彷彿とさせるファンタジーでした。

    この本、ブックデザインがとっても凝っていて素敵。あっちの世界とこっちの世界と描かれている場面によってページが色分けされていて、あっちの世界が描かれるページには地にうすいグリーンの色が入っています。

    著者の石井朋彦さんはスタジオジブリで名プロデューサー鈴木敏夫さんから教わったことを『自分を捨てる仕事術』という本にまとめていて、こ

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    2020年09月21日
  • 思い出の修理工場

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    元スタジオジブリ アニメプロデューサー
    初のファンタジー小説

    ピピの勇気の物語。ジブリの世界観。
    映像で観てみたい作品です♪
    ピピがおじいちゃんからもらった小さなブリキのロボット「フリット」
    おじいちゃん亡き後、大切なフリットをクラスメートに壊されたピピは、異世界の不思議な修理工場で見習いとして働き始める。
    ピピの頑張りと成長を見守り、応援しながら、するすると読めました。
    子どもでも読みやすい文章だと思います。

    装丁も好きですが、個人的に紙質がすごく好き♪
    現実世界と異世界で頁の色が分けられているのも良い。

    『こわれたものを直せるように、傷ついた思い出も、美しい思い出に変えていける』

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    2020年07月26日
  • 思い出の修理工場

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    あちらの世界とこちらの世界を繋ぐカイザーシュミットの工房.お祖父ちゃんの思い出を力にピピが壊れそうな世界を取り戻す冒険あるいは修行.遊びの世界と職人芸の混じり合った楽しい物語.

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    2020年03月28日