紫のののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレBLどころか百合小説なども全く市民権がなかった時代。ローザは幼くしてBLに目覚め、叔父さんが百合小説を発表したのちに非難された挙句社交界を追放されるという事件を教訓に、ひそかに、用意周到に薔薇(BL)小説を世間に広めるための算段を整え始める。そんなローザが求めていたのは、全ての薔薇妄想のインスピレーションの素となる「最高の受け」の存在だった。ある日、クズでゲスな領主である父が、隠し子を連れて来た。ローザが長年追い求めてきた「最高の受け」がそこに居た!
いや面白い! 久々に来ましたよコレ! 読んでいて私、BLの本質が分かっちゃいました。つまりは、「豊かなイマジネーションを喚起する装置」なんだ。人を見れば誰が「受け」で誰が「攻め」かと考え、そのカップリングを考えることは二人のラブストーリーを考えること。本作なら海賊たちを見ながらローザが妄想を繰り広げるくだりは最高に面白い。沢山の部下を統率することに疲れを感じる船長。そんな船長を支える航海長。航海長(攻)×船長(受)のラブストーリー、私も読みたくなってしまった! 恋の航路に面舵いっぱああああい!
そんな貴「腐」人ローザは、「最高の受け」と感じた義弟ベルナルドに盗みをされて裏切られてもむしろ喜ぶ。「素直で純真なだけじゃなく、暗黒面という奥行まで与えて下さるのですか」と神に感謝するローザ。興奮のあまり倒れるも、ベルナルドは「自分が心労を与えたからだ」と自分を責める。こうしたローザの実は「腐」からきている行動が他人に「聖女」のように勘違いされていく様子がとても面白い。 -
購入済み
まぁ、アンソロジーだからスゴい話に入り込めるとか、感情移入するとかはないけど、どの話も絵が綺麗で気楽に読み進められる。
ツッコミたくなるような展開はなくて上手く最後でまとまって、良かったね〜で終わってる。
短時間でちょっと漫画読みたいなって時に読み終えられて、いい意味で余韻がないからすぐ気持ちも切り替えられる。仕事の合間とかにいいかも?w