増山実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
装丁とタイトルで手に取ったが、想像していたより、ずっしりと読み応えがあった。
尼崎に祖父が建てた映画館「波の上のキネマ」の経営を父の次に受け継いできた3代目 安室俊介。
街の小さな映画館の経営はどんどん困難になり悩みの尽きない俊介。
そんな時、俊介は祖父と「波の上のキネマ」のルーツを辿ることになる。
メインストーリーの舞台は祖父 俊英が厳しい年月を過ごした西表島の炭坑。
小説だと思って読んでいたけれど、炭坑での厳しく強いられる生活、描写があまりにもリアルだったので調べてみると、1930年代に実際に炭坑があり、労働者は島に閉じ込められ働かされ続けたという事実に衝撃を受けた。
西表島の要塞の