穂波了のレビュー一覧

  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    学生時代の研究で宇宙関係のことをしていたので、興味が湧き、手に取りました。
    専門知識があるとより楽しめるとは思いますが、なくても充分楽しめる作品でした。
    宇宙開発や月面着陸における歴史、宇宙飛行士のお仕事とは何かをミステリと織り交ぜて語られているのでミステリ好きの自分としては好きな作品でした。

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    2025年05月19日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    中盤までは、正義や覚悟などを順当に問うような話かなと思って読んだが、終盤にかけての選択の連続と結論はなかなか読み応えがあった。

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    2024年11月05日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    当初から本の題名からどんな内容から想像も出来ず読み始めたが段々本の中に引き込まれて行った。
    宇宙船の中の様子も動画を見ているように鮮明にになってきたし最後には不覚にも涙してしまった。
    心に残る一冊になりました

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    2024年10月25日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    ネタバレ

    よく都市伝説として語られるアポロ11号の月面着陸フェイク映像説に焦点を当てたSF、いやミステリ、サスペンスなのか。アルテミス5計画のクルー6人に課せられた緊急極秘任務「月面にアームストロングの足跡をつけろ」。当惑するクルー、そんな中、ロシアに情報が漏れ、未曾有の危機が訪れる。内通者は誰なのか、対立するクルー。果たして生きて地球に戻れるのか。1970年に大阪で開かれた万博で、アポロ11号の着陸地点である「静かの海」の着陸地点模型、月着陸船の実物、月の石、宇宙服等が展示されていた。それこそ「信じるか信じないかはあなた次第です」である。

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    2024年09月03日
  • 月の落とし子

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    一気読み必至の一冊。
    実際にこんなことが起きたら、、、と思うと心底怖い。けれど、登場する人物たちが魅力的で希望を持たせてもらえる。
    時系列でつながる三章の物語だが、どの章も想いが込み上げる場面があった。
    それぞれが信念を持って行動する姿は涙を誘う。感想を書いている今もフレーズを思い出すと目頭が熱くなる。
    元船橋住民であり、現場は徒歩圏内のため、舞台が手に取るようにわかり、臨場感もあった。
    船橋の地図を見ながら物語を読むのもリアリティがあり、面白いかもしれない。

    地図の参考に
    プライムタワー→プラウドタワー
    デパート→船橋東武(ロータリーに直結)
    天沼公園→そのまま(駅北口の公園)
    総合医療セ

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    2022年10月29日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    SFミステリ。私は宇宙開発に浪漫を感じたことなくて、海底とか人体とかと同じように凄い科学にしか思ってなかったけれど、そこ浪漫を信じる科学者によって守られてるんだなって

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    2025年04月29日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    何年か前にふと『あんな時代に月から動画送れるとかおかしくない?』と思って以来の疑問がそのままタイトルになった本だったけど、内容はそこに焦点を当てたものではなかった。人間ドラマで、宇宙飛行士の矜持の話。国民性や、母国への想いもあるだろうけど、スキャンダルではあるにしろそれが『子供の夢を壊す』ことになるとは思わないので、ちょっとだけ違和感はあるものの、面白かった。

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    2025年03月15日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    こちらでの評判が良かったので手に取ってみました。単行本ですが厚みも薄めで読みやすいのでサクッと読めます。

    本の紹介のところにサバイバルミステリーとあったので、てっきり宇宙船という閉じられた空間で1人また1人とナイフでブッスリ…みたいなものを想像してましたが、そういうのではないです。

    途中までは単純にドキドキハラハラしながら読んでましたが、交信イベントの辺りからは涙涙でした。宇宙という過酷な状況を乗り越えるために宇宙飛行士達が下した決断。ストーリー半ばで船長が語った言葉が印象的でした。「国境のない宇宙で結ばれた絆」は祖国が地球上で何をしていようと変わることはない。彼らの決断に途中からは涙腺崩

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    2024年11月27日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    窒息しそう…です。
    読むと……酸素不足に…なります…。


    宇宙でパニック状態になる。考えただけでも恐ろしいことです。

    読み終えて…。胸が痛いのは酸素不足のせいだけではないかもしれません。

    〈ここは嘘つきが来られる場所じゃない。〉

    家族とは何か
    真の宇宙飛行士とは
    主人公が下した決断とは…

    果たして月面にアームストロングの足跡は存在するのか!?


    読み終えたら深呼吸して酸素のありがたさを堪能しましょう。


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    2024年11月04日
  • 裏切りのギフト

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    推理物なのかしら、分類に困る。ハードなアクション小説かしら。まあ、どういうバックがあるのかが徐々に明らかになっていくのだが、推理して分かる話ではない。まあ、とにかくハードな内容。読み応えは有り。で、八雲は?

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    2024年10月18日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    ネタバレ

    月の上空50kmの”周回軌道”を飛行する有人の宇宙ステーション。月軌道プラットフォームゲートウェイ-『LOP-G』。月面や火星の深宇宙探査を目的とした軌道基地。

    宇宙開発の資金集めの為、開発の様子のリアルを地球に配信するというミッションを受け、民間人のキャスター1人と5人のクルーはLOP-Gに3週間滞在する。

    しかし、宇宙飛行士の航太たちに NASAから突然言い渡された本当のミッションは驚くべきものであった-。

    「月面に足跡をつけてもらう」


    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    『月面にアームストロングの足跡は存在しない』

    月面着陸はねつ造だ!といううわさは世界で数多くささやかれていますよね。

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    2024年10月02日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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     資金調達を目的として、宇宙開発の現状を地球に伝える任務を目的としたアルテミス5計画、軌道基地〈LOP-G〉の乗員六名に、新たな任務が課せられる。実際はアームストロングは月面に降りておらず、その栄光を捏造して欲しい、というものだった。政治の思惑が強く絡んだその任務をめぐって、乗員は対立する。やがて不審な事故が起こり――。
     というのが導入。極限の環境、極限の心理状態の中で、他者を信頼することができない、というかなり怖い状況下で、宇宙飛行士も人間だ、という挟み込まれるエピソードが心を抉ってきます。泣けることが、必ずしも優れていることの第一条件としてイコールで結べる、とは考えてはいませんが、こうい

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    2024年09月11日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    タイトルに引かれて読んでみたが、なかなか面白い話だった。近年においては完全にSFと云えなくなった月宇宙船を舞台にしており、ある事件の真相を追い求める推理物でもあるが、内容的にはハートフルな小説。エンディングの方向が個人的に好きじゃないので、少し評価を落としたが、それでも大変面白かった

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    2024年08月27日
  • 裏切りのギフト

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    中国が生み出したデザイナーベビー。寿命が短いが優れた才能を持つ彼らは廃棄されそうになったが脱出し日本に活路を見出そうとしていた。
    大風呂敷を広げたが展開が早過ぎて整理が追いつかないまま終わってしまった。もう少し詳細な部分を描いて欲しかった。
    それでもオチは騙された。考えてみると布線はいくつかあったが素通りしてた。シックスセンスのような感じで面白かった。ここをメインに描いていたのかと感じたがタイトルが裏切りのギフトなので、どっちつかずな印象になった。

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    2022年10月16日
  • 裏切りのギフト

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    今村さん読んだ後だからか、粗さが気になるが、面白いからいいか。それにしても、中国だとなんでもアリでシャレにならないのがコワイ。デザイナーズベビーもギフテッドも、無謬性も…。

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    2022年09月08日
  • 裏切りのギフト

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    初めから終わりまで怒濤の如く話しが進んでいく。色々な人からの視点で描かれるが違和感なく、最後に成程!と。ただ大本の真の理由がよく分からなかった。戦闘シーンはなかなか想像しづらかった。しかし、それを含めても中々読み応えありだった。

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    2022年09月05日
  • 月の落とし子

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    月で土壌サンプル採取中の飛行士の突然の死。月往還船の中でのウィルス感染。そんな一見あり得ないと思われるシチュエーションから始まる物語です。ウィルスを抱えながらも地球帰還を目指すパートと、その船が墜落して以降のパンデミックのパートに分かれます。解説にも書かれていますが、後半パートがよくあるパンデミック小説になっているのがちょっと残念かな。

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    2021年11月30日
  • 月の落とし子

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    コロナと闘っている今だから、この作品は刺さったのかもしれない。未知のウイルスに対する恐怖。薬もワクチンもなく、医療従事者も足りない中で、毎日感染者数と死者が増えていく。

    どれだけ苦しくても、みんなが同じ方向を向くこと。普通なら何十年もかかるワクチンがわずか一年足らずで作られ、こうして感染者が減ってきているのは、みんながコロナを終息させたいと同じ方向を向いたから。この作品は、フィクションのようで、リアルを見ているようだった。

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    2021年11月10日
  • 売国のテロル

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    宇宙からの細菌テロ、ありえない想定と言い切れない現実が怖い。コメディぽい会話はいらない。グイグイ引き込まれるが、人物造形が中途半端だったり、あまりに短絡的な行動だったりで、虚構がばれてしまうのが残念。

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    2020年10月15日
  • 月面にアームストロングの足跡は存在しない

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    「月面着陸はなかった!?」という大胆な仮説を題材にした宇宙ミステリー。
    NASAの不可解な指令に揺れるクルーたちの葛藤が描かれます。
    展開はシンプルながら伏線が丁寧に回収されていて読後感はすっきり。
    極限状況の緊張感に加え、現代の世界情勢を反映した設定がリアルでひやひやしました。
    日本人キャラが優秀すぎて「突っ込みたい!」と思いつつ、たまにはそういうのも悪くないなと感じました。

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    2025年11月16日