北川桃雄のレビュー一覧

  • 禅と日本文化

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    欧米向けで理論的に説明されている。禅の精神は日本人の芸術や生活に染み込んでいて、日本的であるとはつまり禅であると
    現代の日本人はどうか

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    www.akapannotes.com

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    2025年08月06日
  • 禅と日本文化

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    本書、書店でふと目にとまったので深く考えずに手に取ったが、とても感銘を受けた。なにか日本人が忘れかけているものを気づかせてくれる本である。もともとは禅宗およびそれと密接な関係のある日本文化を外国人に説明すべく英語で執筆された本を、北川氏が日本語に翻訳しているものであるが、その意味では、西欧文化との対比が意識的に書かれ、日本人読者にとっても理解しやすい物となっている。

     私自身はビジネスに深く携わっているのだが、近年はMBAブームもあり、米国流の経営管理手法がもてはやされている。書店でもそのような本が多く、日本の経営者の多くもそのような論理的なフレームワークに従って戦略立案や意志決定をするケー

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    2023年04月26日
  • 禅と日本文化

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    欧米人に禅を理解してもらうために書かれた英語の本の和訳です。簡単かなと思ったら大変でした(゜ロ゜)ちょっと頭をクールダウンさせてからも一度読み返してみたいと思います。

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    2012年07月07日
  • 禅と日本文化

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    ネタバレ

    日本は、中国、インド、朝鮮を始め、南方、北方の文化を受け入れてきた。
    儒教、仏教、神道など、多くの文化の混合である。

    わびさびなど、どうしてここまで洗練されてきたのか、極東という末端で、これ以上先がなかったからだろうか。
    日本文化については分らないことがいろいろある。

    本書では、禅を通じて、日本文化の一つの源泉を知ることができる。

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    2012年08月22日
  • 禅と日本文化

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    ぜひ読んでほしい本です。私たちは日本人に生まれながら、西洋風の思考パターンを西洋風の教育によって身につけました。ですから純粋な日本文化や東洋文化を理解できないのです。ですから、鈴木大拙老師のように外交人のために英語で書かれた日本文化をもう一度日本語で読むとよくわかるのです。侘びさびからはじまり、侍スピリット、茶の湯、美術など読みどころ満載。

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    2010年10月18日
  • 禅と日本文化

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    茶道とか武道とかやっておられたり興味のある方には良い本だと思います。最初の方に出てくる泥棒の極意を伝える話が結構好きです。

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    2009年10月04日
  • 禅と日本文化

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    何度でも読み返すに値する。もともとが英文であったにもかかわらず、とても読みやすい。日本の特質の心臓部を欧米に伝えるという難事にあたった鈴木大拙の知力・言語力がいかに優れたものであったか、ということだろう。日本の背骨には、南宋文化によって熟成された「禅」(儒教とも重なり合っている)があり、そのエッセンスは「ただ本質をシンプルに直截に観ること」。

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    2018年10月20日
  • 禅と日本文化

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    若き日に読んでかなり影響を受け、その後仏教への共感を深めていくきっかけになった一冊だ。鈴木大拙の著作の中で、世界でそして日本で最もよく読まれた本であろう。欧米に禅ブームを引き起こすのに一役も二役も買った。

    禅は日本の文化にどんな影響を与えてきたか、そして禅とは何か。もともと欧米人のために英文で書かれた。そのためか随所に心理学的な用語が用いられている。かえってそれが、現代の日本人にも新鮮な禅との出会いを可能にする。私が「心理療法の考え方に通じる」と 「発見」したのも、そんな表現法によるところが多い。

    私はその頃、ロジャーズを中心とした心理療法に関 心をもち初めており、禅の主張が心理療法の考え

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    2010年05月04日
  • 禅と日本文化

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    今まで知らなかった禅と武士、茶道、俳句などの関係が良くわかった。古来の日本人の知恵や文化は本当に素晴らしいと思った。禅の考えはもうなくなったのかと思っていたがまだまだ日本人の生活に残っている。その教えや生活の仕方を覚えておきたい。

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    2009年10月04日
  • 禅と日本文化

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    日本芸術と禅との関係が興味深かった。
    リアリティを概念化し分析するのか、直感的に体験するのか。それによって主体的な応答が変わる。
    禅というのは、その反対に突き抜けること、いうならば狂うことだそうだが、社会を生きていくのには、どうしても言葉にする努力が必要だ。
    しかし、禅の潔さが心をくすぐるのは、やはり日本文化、その精神性に深く影響を与えてきた思想だからなのだろうか。

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    2024年03月26日
  • 禅と日本文化

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    ネタバレ

    今日は朝3時頃に目が覚めたからこの本を読んでいた。日本で禅の文化がどのように浸透していったのかを追いかけた。

    禅は日本に中国から儒教と共に、儒教の言葉で語られる形で流入したようだが、その起源はインドの仏教にあった。

    中国では朱子学において儒教や禅の起源となるような文化が花開いたとされるが、中国はあくまで歴史的に実利を求める側面が強かった。その中で禅は異質なものだったのではないだろうか。中国人が禅の起源にあたる仏教に触れたとき、その奥深さに驚いたとされる。特に禅にあって儒教や道教になかったのは空(くう)の概念。

    日本で禅が広がりを見せたのは鎌倉時代や南北朝時代であり、それは僧侶だけでなく武

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    2022年12月29日
  • 禅と日本文化

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    禅を世界に広げた第一人者である鈴木大拙が欧米社会向けに禅と日本文化の精神について記した本。
    元々は英文であったが、翻訳されている。
    日本人の精神的背景にある禅の考えを日本文化という型を通して教えているという感じ。

    日本人である私が読むと改めて私たちの意識・無意識に関わらず如何に禅が深く根付いているかが良くわかる。

    題目は以下。
    1.禅の予備知識
    2.禅と美術
    3.禅と武士
    4.禅と剣道
    5.禅と儒教
    6.禅と茶道
    7.禅と俳句

    いいなと思った言葉
    ・般若を得れば我々は生と世界との根本的の意義を洞徹し、単なる個人的な利益や苦痛に思いわざずらわなくなる。大悲がその時に作用する。

    ・侘びの真

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    2022年01月22日
  • 禅と日本文化

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    先日読んだ『茶の本』に続き、私にとっては難解な本で、単語も調べつつ読んでいきました。

    著者が外国人のために、禅が日本文化に与えた影響について書いた書籍を和訳したもの。

    読んでも禅について明確に分かった!という気にはなれなくて、

    禅と日本文化(美術、武士、剣道、茶道、俳句)とに共通する思想がぼんやりと分かったような。

    あまり著者について詳しくないのですが、「集合的無意識」と何度か出てくるところは、ユング心理学の影響を受けているのでしょうか。

    説明苦手なので、恒例の一部抜粋。

    <印象に残った個所>

    ・禅は初唐即ち八世紀に中国に発達した仏教の一形態である。

    ・禅のモットーは「言葉に

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    2018年01月13日
  • 禅と日本文化

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    鈴木大拙は、明治から昭和にかけて日本の禅文化を海外に広くしらしめた仏教学者・文学博士で、著書約100冊のうち23冊を英文で著している。
    本書は、1935~36年に英米の大学でなされた講演を骨子として1938年に発行された原書“Zen Buddhism and its Influence on Japanese Culture”をベースにして、1940年に日本語訳されたもので、以来読み継がれている古典である。
    本書は当時、従来の著者の作品にも増して、各国の宗教研究家や日本文化に関心を持つ人々から歓迎され、「恐らくこの書は単に日本に関するのみならず、英雄的精神の深奥にひそめる最も深遠なるものに関し

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    2016年01月11日
  • 禅と日本文化

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    欧米の知識人はよく「禅」や「俳句」を話題に出しますが、その「禅」について欧米に紹介したさきがけがこの鈴木大拙さんではないでしょうか?
    …ということで、日本人としては多少なりともどんな紹介のされ方がされているのか知っておかなくては…と読んだのですが、この本、さすがの名著と思います。訳も良い(原著は英文)。
    1940年初版ですから、もう75年も前の本ですが、全く色褪せていません。

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    2015年04月07日
  • 禅と日本文化

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    結構難しかったけど、禅というのが日本文化にとってこんなに身近だと気付かされた。西洋哲学は文字の概念によって表される理想論の対極として、体験・経験から得られる直感的な心理を禅というだそうです。
    わび・さびの解説や、武士と禅、禅とは何かと和尚に訪ねている部分は理解するのに手助けになりました。

    けっこう古い文も出てきて、理解しにくい部分もあるけど、日本人だからこそ何となく共感できるような内容です。 
    禅という立場から日本を見てみると、すごく誇らしい気がします。

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    2012年04月03日
  • 禅と日本文化

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    [ 内容 ]
    禅は日本人の性格と文化にどのような影響をおよぼしているか。
    そもそも禅とは何か。
    本書は、著者が欧米人のためにおこなった講演をもとにして英文で著わされたものである。
    一九四〇年翻訳刊行いらい今日まで、禅そのものへの比類なき入門書として、また日本の伝統文化理解への絶好の案内書として読みつがれている古典的名著。

    [ 目次 ]
    第1章 禅の予備知識
    第2章 禅と美術
    第3章 禅と武士
    第4章 禅と剣道
    第5章 禅と儒教
    第6章 禅と茶道
    第7章 禅と俳句

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    2010年06月02日
  • 禅と日本文化

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    禅について知りたい人は読むべし。英語で書かれた本の翻訳なので論理的で曖昧なところが少なく、明快。理解しやすいと思う。

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    2009年10月04日
  • 禅と日本文化

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    2月?
    [内容]
    禅と日本文化のかかわりを書いている。具体的に本書で挙げられているのは、美術、武士、剣道、儒教などである。禅の予備知識の説明に始まり、従来あまり意識することのなかった禅と日本文化のかかわりを眼にする。[感想]まず印象的だったのは、本書の序における西田幾多郎の鈴木大拙の評であった。また内容的には、自分自身には難解な部分もあるが、禅というものが体験的なものであり、言葉に頼らないという説明など興味深かった。

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    2009年10月04日
  • 禅と日本文化

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    まさに西洋哲学的な知識の体系みたいなものを得ようとして読みはじめたので、冒頭からばかやろう!といわれた気分だった。ただそれである程度禅の概要は理解できてしまう(もちろん体得ではない)ので、その後の禅の考え方をさまざまな日本文化のうちに読みとっていく、という段は、まあその考え方を踏まえたらそういう見解になるだろうな、といった予定調和の感があって次第に飽きてくる。でも禅を知るには格好の入門書なんだろうと思う。

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    2022年09月04日