齋藤直子のレビュー一覧

  • にがにが日記

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    ネタバレ

    めっちゃいいな〜面白い人の日記楽しい〜
    2018年の日記で今夏はすごく暑かったって書いてあって、2018年当時的には過去1なんだろうけど今からしたら絶対涼しいよな…と思ったら8月後半にもうだいぶ涼しいって書いてた
    今は9月まで猛暑だし10月まで暑いもん

    子供がいない生活ってずっとあんま変わらないんだろうな…
    いてもいない時のことは分からんしいなくてもいる時のことは分からんし

    猫を看取る話だった
    最後は介護なんだなあ
    うちは長時間家空けるし、そんな対応できないな私の仕事は…
    岸さんの日記ずっと読んでたいな

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    2025年11月15日
  • にがにが日記

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    全体的に軽妙な語り口で書かれていて、読みやすく面白かった。挿絵もかわいい。途中、脳みそ死んでんじゃないかってくらい適当な時もあるが、、

    生活史を研究している人だけあって、「ディテール」が詳述されていて、印象に残る。特に、おはぎ日記でおはぎを看取るところが、詳述すぎて辛くなる。ウィルキンソンの箱に亡骸を入れたり、それを霊園に持っていくために地下鉄に乗っているときにこっそり中を見たり、火葬の時に般若心経のCDを流すか聞かれたり、そのいちいちがありありと浮かんできて、おはぎが亡くなった岸さんの生活に出会わされてしまった感がある。もう、こんな辛い別れが待ってるなら、猫飼えませんよ。

    あと、学問の

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    2025年04月22日
  • にがにが日記

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    よかった。すごくよかった。
    やっぱり日記本は好きだなぁ…と思うし、それに類する当事者研究や生活史の本も好きだ。
    かなりの乱読派として数年読書を続けてきたけど、ここ最近自分の好きな軸が見えてきたような気がして、すこし嬉しい。
    岸政彦さんは社会学者。先日読んだ『早稲田古本劇場』の向井さんは古本屋。定期購読している『ウロマガ』のダ・ヴィンチ恐山さんはWEBライター。他にもいろんな職業の人の日記を読みたいなと思う。下北沢に日記の専門店があった記憶なので、またこんどそこを訪ねようと思う。

    「おはぎ日記」は泣いた。本を読んで声を上げて泣くのは初めてだと思う。映画を見て音や映像の迫力に泣かされるようなこと

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    2025年03月15日
  • にがにが日記

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    こういうことはあまり多くはないんだけど、「いつもなら絶対に寝ている時間帯(AM3〜4時)になぜか寝れずに起きている」って時に、ひとりぼっちで岸先生の本を読みます。なんだろう、ふと自分の人生のことを考えてしまうからでしょうか。

    「にがにが」ではありつつも、おでんのおだしのような本でした。後半は読んでいて堪らない気持ちになり、家を飛び出して開店前のコメダ珈琲に並んだりして。

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    2024年05月03日
  • にがにが日記

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    著者のことを知ったのは2015年、『断片的なものの社会学』の頃。以来Twitterでもフォローしていたから本書の内容はほとんどリアルタイムで読んで、いろいろ知っているのに何度も大笑いしつつ、最後は嗚咽するほど泣きながら読んでしまった。『大阪の生活史』できましたね!まだまだ先になりそうだけど読むのを楽しみにしています。

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    2023年12月01日
  • 「自分を変える」ということ アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言

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    とても元気づけられる内容だった。連続で2回読んだ。
    エマーソンの考え方のキーワードは「自己信頼」。
    周囲の価値観に追従せず、自分で考えたことを素直に実行していく。
    何事も鵜呑みにせず、自分なりに考えて答えを出すことがとても大切だと思った。
    エマーソンの考え方や言葉で、特に勇気づけられたものが二つある。
    一つは「不遇は、思考する機会に恵まれていること」。順風満帆の時に、人は考えることをしない。
    二つめは、世の中の物事は全て補完しあっている。例えば、光と闇、幸福と不幸、自然と人間。
    「相対することの間を振り子のようにして揺れている」。

    時間をおいて、また読みたい。

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    2023年06月29日
  • にがにが日記

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    にがにが日記は、ハッと気付かされたり、気付かされたりすることもあったが、対で向かいあう(読み進める)ことがむずかしい。恐らく、連載のペースで読むのが本当にいい匙加減だったのだろうと思う。
    おはぎ日記は、生々しい記憶が呼び起こされたけど、命の煌めきや心配する気持ち、生を強く感じられる話であった。読み進めて悲しいけど、読めて良かったと思う。

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    2024年02月23日
  • 「自分を変える」ということ アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言

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    ネタバレ

    会社の書庫の片隅に転がっていた書籍でした。

    アメリカに個人主義の源流をもたらしたエマソンの論文や意見を軸にしながら登場人物2人の対話が展開していきます。

    書籍の立ち位置としては、エマソンという人が何を考え論文を書いたのか。

    その意見は自分たちの人生にどのような影響を与えるべきなのかが二人の対話を通して投げかけている感じでした。

    この書籍を入口としてエマソンの論文や意見について調べてみようと思いました。

    人への評価が生き甲斐ともいうべき2024年では、光となるような哲学なのかなと思いました。

    人の期待に応えることが人生ではなく、自分の内面から起こり得る直観と評すべきものを信じて行動を

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    2024年01月10日
  • にがにが日記

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    岸政彦の本は結構読んでて、特に「断片的なものの社会学」に感銘を受けたのだ
    社会は街の人ひとりひとりによって成り立っているんだなぁという実感というか。

    で、この本は岸政彦の日記なのだが、面白い。日記本でこんなに面白かったのは初めてだ。植本一子でもここまではなかった。

    それは、岸政彦の本が好きだったからだろう。
    この人こんな風に考えて生きてんのか、と笑
    尊敬する人の頭の中を覗いてる感覚

    おはぎ日記は泣いた。

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    2023年12月27日
  • にがにが日記

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    「自分のエクストリームな体験や当事者性やアイデアで書けるのは一冊だけ。あとは『型』と『練習』。音楽でも文章でも学問でも同じ」(p.49)
    すきな作家はいつも、同じことを違う言葉で書く。それが彼らの「型」なのだ。
    電車が停まったとき、誰か亡くなったのかなと思える感性をうしなわずいたい、と綴る筆致はやわらか。一方で、「生きづらさをなくそう」「居場所をつくろう」といったふよんふよんした言説には一つ線を引く。わたしが引かれた哲学も確か、じゃなくて、殴ったら殺されそう(殺せそう)な煉瓦みたいな硬質な思想であった。
    白眉は書き下ろしの「おはぎ日記」。実家の犬の最期も不思議だった。家族がそろえる日を選ぶかの

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    2024年06月01日