滝澤三郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
久々に教科書を思い出しながら本を読んだ。
各テーマを専門分野の方々が振り分けて担当して書かれているので、重複している部分がありましたが、その繰り返しは『難民問題』の基本知識なのでむしろ、繰り返されることで私のなかで定着していったともいえます。
まずは普段何気なく目にする『難民』ですが、それを「説明してください」と言われると、「自分の国から逃れて、他国に入る人たち」とか「その社会の括りの中で生活が立ちいかなくなっている人々(「買い物難民」、「経済難民」、「保育難民」など)と答える人が多いだろう。でも、もともと『難民』のその前の状態はどうだったのか、どうしてその状態が変化して難民となったのかを -
Posted by ブクログ
ネタバレ2年ほど別会社に出向し、考え方や価値観の違いにびっくりし続けたわけだが、じゃあ世界と比べたときどうなんだろうという興味本位でこの本を購入した。2年の出向だけでもカルチャーショックだったうえに、自分のこれまでのやり方が、会社内でしか通用しないものだった、という衝撃もあったのだが。
現場でいかに汗をかくか、そこで苦労するかということが重要視され、自分の意見をきちんと可視化することの大切さが、具体例とともに書かれている。あうんの呼吸が大切にされるわが国の会社では、むしろはっきり言い過ぎると優秀ではなくなるのだが、世界では様々な国から、様々な文化を持った人たちが集まってくるのだから、あうんなんてあり