あらすじ
欧州と中東の国連機関を渡り歩き、世界の難民保護に深く関わってきた著者は、シビアな競争社会でもあった二八年間のキャリアを通じ、自己の価値を高め、ポジションを上げながら、世界の公益に貢献するプロジェクトを実現させてきた。曰く、きわめて政治的な組織でもあった国連を生き抜く支えとなったのは、「世界で困っている人の役に立ちたい」という信念だった。本書は、世界に伍して<戦った>著者の仕事術と生き方論である。グローバル社会を生きるために必要な力、知恵とは何か。次代の日本人に有用な技術や視点を提供する。[国連パワーエリートの仕事と生き方の流儀]○人の役に立つために、まずは自分を知る○与えられた仕事を超える○最初の100日で成果を出す○上司を管理する○組織内の紛争からアイディアは生まれる○権力の行使を恐れないetc.
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Posted by ブクログ
国連を身近に感じることができた。
・上司を管理する方法
・ユーモアを身につける方法
・英語を身につける方法
を模索したい。
日々勉強して、成長しようと思った。健康面も気をつけたい。
Posted by ブクログ
2年ほど別会社に出向し、考え方や価値観の違いにびっくりし続けたわけだが、じゃあ世界と比べたときどうなんだろうという興味本位でこの本を購入した。2年の出向だけでもカルチャーショックだったうえに、自分のこれまでのやり方が、会社内でしか通用しないものだった、という衝撃もあったのだが。
現場でいかに汗をかくか、そこで苦労するかということが重要視され、自分の意見をきちんと可視化することの大切さが、具体例とともに書かれている。あうんの呼吸が大切にされるわが国の会社では、むしろはっきり言い過ぎると優秀ではなくなるのだが、世界では様々な国から、様々な文化を持った人たちが集まってくるのだから、あうんなんてありえない。察してもらえないというのは素晴らしいと思った。
自分のやりたいことと会社の方針が合わなかったとしても、ふてくされるだけでは能がない。上司が求めていること、会社が求めていることとすり合わせながら、やり通す、そんなことも改めて気づかされた。
やはり世界は厳しい。でもその世界の方がやりがいがあるように見えてしまったのは、ないものねだりの隣の芝生…というやつなのかな。反省。