カルニューポートのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある程度裁量を持って働いている人向け。
むちゃくちゃ簡単にまとめると、ゆとりを持って仕事をするということ。
無理だろうと思っていたことが、少しできるかもしれないと思った。
・ホワイトワーカーにとって生産性という言葉には、一貫した定義すらないのではないか。
・スローワーキングとは、削減、余裕心地よいペースで働く、洗練クオリティにこだわり抜く
・やるべきことは減らせる。その方が成果は増える
・急いでいないときのほうが、脳はうまく機能する
・どんな軽いタスクでもかならず間接コストがかかる
・余裕があるうちは仕事を増やすというスタンスで働いていたら、仕事の負荷は常に危険域をさまよい続けることになる
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Posted by ブクログ
【熟考する時代がやっときた】
ついつい目先の業務に追われて、気づけば細切れな時間しか残っていない状況は往々にして起きます。
細切れ時間も合計すればかなりの時間を捻出することができますが、細切れ時間の場合、読書すらする気になりません。YouTubeを見るか、SNSを確認するなど簡単にできるものに手を出し、じっくり考えて行う行為は避けてしまいます。
じっくりと腰を据えて考えるにはその前に準備を行う十分な時間が必要になります。日々の生活にゆとりがないと熟考はできません。
例えば、じっくり1日かけて考えなければならない問題であれば、その前に最低1~2日のゆとり時間が必要で、トータルすると3日程度 -
Posted by ブクログ
「生産性」という言葉は農業や工業の発展した時代に、効率よく生産できているか、「生産量」という明確な指標を基に出しているものだったのに対して、現代の仕事は量等の明確な指標で表せない曖昧な仕事が多過ぎるので、そんな仕事に対して「生産性」という言葉を当てるのがそもそも間違っているのでは。忙しくバタバタしているのがよい、という考え自体を改めて、意識的にタスクを減らし、余裕を確保しながら、仕事のクオリティを上げていこうね、という本
業種によってはそんなこと無理では?と思うけれど、私個人では意識的に受ける仕事自体を減らそうという考えはあまりなかったかもしれないので、徐々に実践してみようと思う。
でもなん -
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【印象に残ったこと】
◯生産性に定義はない?
→曖昧な表現である結果、分かりやすい数字(こなした量や働いた時間)が評価されるようになり、みんな働いているアピールし、上司もそれを評価するように。
◯仕事を削減することで心に余裕ができ、仕事のクオリティが上がる。
→仕事にかかる時間を多めに見積もり、カレンダーなどに登録し、可視化する。仕事を断る根拠にする。
★達成するゴールを1つ設定する。
→その日はそれが終われば100点という心持ちで働くと余裕が生まれる。
◯仕事の質にこだわりぬく。
→仕事で使うツールにコストをかける。また場所などの環境にも意識を向け、自分が気持ちよく活動できる環境を整備 -
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やるべき業務に追われ、評価につながる仕事への時間が十分に避けず、プライベートの時間すら蝕まれている感覚ですぎる日々。
今のままていいのか?と思いながらも、働き方を変えられない状況に悶々としている時にこちらの本に出会いました。
この本では現代人の多くが悩まされているであろう「ニセモノの生産性」から解放されるための方法について、知的労働において成果を残した人たちの具体的なストーリーや著書自身の体験談を用いて語られています。質の高いアウトプットをするための真の生産性について考えさせられる内容です。
サラリーマンということもあり、本で勧められていることを全て参考にできるわけではありませんが、考え方 -
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ネタバレ生産性」とは定義が不明確であること。それはまさにその通り。知的生産の仕事をしている人を対象に書かれた本。
仕事の減らし方として以下3点。
①削減。
ミッションは2〜3個に絞る、安易に仕事を引き受けない、ゴールは1日1つ。
スケジュールを開ける、短時間の会議で終わるなら関係者を集めて話す、仕事を振る側に考えさせて自分が着手したらすぐ走れるようにする、有料版を使う。
スケジュールを余分に見積もり予め今の忙しさと着手時期を伝える。
②余裕。
スケジュールは2倍の期間を見積もり、1日の作業量は半分にする。
オフシーズンを人知れずつくる。
心地よい作業空間をつくる。
③洗練。クオリティにこだわり抜 -
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note空色書店さんで知った本
スローワーキング
持続可能かつ有意義なやり方で知的労働に取り組むための仕事哲学。以下の3つの原則に基づく。
1.削減しやるべきことを減らす
2.余裕心地よいペースで働く
3.洗練ークオリティにこだわり抜く
1大きな仕事を制限する
・無報酬の仕事はしない、
「自分の明確な職務以外の仕事は手に出さない」と決め、実行したところ、何も問題は起きなかった
・ミッションは2〜3個に絞る
・仕事を振る側に仕事させる
2小さな仕事を手なずける
3仕事はプル方式で
・仕事はプル方式で
(=自分が本当に集中すべき重要な仕事にだけ、自分の意思で引き寄せる)
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Posted by ブクログ
これまでの働き方を見直すための提言の一冊。
本書の中で、現代の過労状態に代わる新たな仕事観として、スローワーキングと3つの原則を提示し、様々な事例を紹介しながら展開していきます。冒頭で著者は、やりたいのは、仕事をやりとげるための新たなフレームワークを提示すること、と述べているように、これまで知的労働者の生産性が誤って定義されたことで、問題が生じていることが背景にあります。そのため、できるだけ多くの人が誤った生産性の考え方(疑似生産性)の支配から逃れられるようにすること、この提案がきっかけとなり新たな生産性の議論が広がり、異なる職種や価値観に対応した多様な働き方の市場が形成されることを目的として -
Posted by ブクログ
ネタバレ持続的かつ有意義な方法で知的労働に取り組むための仕事哲学として「スローワーキング」を提唱しており、その内容は、①削減(やるべきことを減らす)、②余裕(心地よいペースで働く)、③洗練(クオリティにこだわり抜く)から成る。③は一見、他の要素と矛盾するような感じもあるが、クオリティへのこだわりは、スローな働き方を必要とすると同時に可能にするものだと著者は指摘しており、趣味の深堀り(専門外からのインスピレーション)や同じ志の仲間、余暇を「期間限定で」犠牲にした働き方など、その方法もまあ納得できるものではある。他の要素の方法論に関しては、①に目新しさはなかったが、②では、季節の変化に合わせた働き方やオフ