久保友香のレビュー一覧

  • 「盛り」の誕生
    最近のプリクラとかインスタに上がってる女性の画像(ヘビーな加工あり)は目がデカすぎて不自然な上に、加工しすぎて毎回顔が変わってるぞ!これは彼女たちの基準では正解なのか?なんでや?という疑問を持っていたのですが、ずばり回答が書かれていてなるほど!となりました。良い。
  • 「盛り」の誕生
    SNSで載せる自撮り写真を加工して、美肌、目を大きくしたりするのは、化粧をする様な感覚でやっている人も多いだろう。

    このような「盛り」を筆者は真面目に研究している。

    この本を読む事で「盛り」をポジティブに捉えられるようになった。

    プリクラから始まる盛りの歴史、変遷が事細かに説明してあり面白い。...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    全く役に立たないように思えるが、現代女子の考現学。プリクラ、スマホ、メークのテクノロジーの発展と女性のコミュニティでの個性の発揮・外部との遮断の関係を解き明かす。あくまでコミュニティ内部での差別化、個性の発揮を目指すが、それは外部からは全くわからない。また、グローバルな潮流からは異なった発展を遂げる...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    気になっていた現象なので、まさにピンポイントの評論。
    ネタとして扱うというより、時代背景や技術面、各方面の当事者の声を追っていく
    地道でしっかりとした研究書。
    早くから気付いていたからこそ、今、まさに興味を持ち始めた人たちへ、
    このボリュームと説得力で応えられる。
    同じように見えて、その中に入ってみ...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    いろいろな考察軸が出てくる

    記憶に残ったのは守破離
    大人から見ると同じに見える女子について説明がなされる

    つまりDIYを評価し合っているということか

    日本人女子のメンタリティと技術の進歩が盛りの歴史を作っている

    失礼だが思った以上に面白かった
  • 「盛り」の誕生
    <目次>
    序章   「盛り」の構造
    第1章  渋谷に誕生した「盛り」
    第2章  インターネットの中で拡大する「盛り」
    第3章  世界へ広がる「盛り」

    <内容>
    自分も高校教師として多くの女子高生と向き合ってきたが、「盛り」の歴史を読んでいくと、うなずくことが多かった。分析的にわからないところ(おそ...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    様々な環境やツールが変わっていっても、結局やってることはざっくり同じになるところが面白かった。
    もちろん細かい部分に違いはあって、それは詳しくみていけて、何度もこんなことを研究している人がいるんだなぁと思った。
    メイクや画像加工のディテールの差違がわかるもの同士でコミュニティを作れていればいい、とい...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    1995年プリクラからSNSは始まった。
    日本人女子の自分らしさは生まれ持ったナチュラルなものでない、アーティフィシャルなもの
    所属するコミュニティの基準に沿った相対的個性

    シンデレラテクノロジー
     ソーシャルステージ
     セルフィーマシン
     プラスチックコスメ

    109エゴイスト 1995年~
    ...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    「そうそう、こんな時代あった!」とか、「今思うとなんでこんなのが流行ってたの?」と、ついこないだまで流行していたものが、懐かしいと同時に時間の経過が早いと感じた。

    こうして振り返ってみると、日本という国はとことんガラパゴスな国だ。
    それが決して悪いことではないけど、同じような格好をしたグループの中...続きを読む
  • 「盛り」の誕生
    おもしろかった。

    正直、途中、くだんねえ、と思ったことが何回もある。
    化粧をする人間の気持ちは、ファッションにこだわる気持ちは、根のところで理解できない。

    しかし全体としてのこの本は、コミュニティ論であったりとか幅広く、興味深いものであった。

    全く同一に見える子たちが、自分が個性的で考えていた...続きを読む