E・H・カーのレビュー一覧

  • 歴史とは何か

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    ここに書かれている内容が歴史を勉強するうえで大事なのはなんとなく分かりますが、自分がまだそのレベルにいきついていないこともはっきりしました。
    結果的に読破するまでには至りませんでした。
    これからも歴史関係の本を中心に多くの本を読み、再度この本の読破に挑戦したいですし、読破するだけでなくより多くのものをこの本から吸収したいです。

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    2023年01月15日
  • 歴史とは何か

    Posted by ブクログ

    歴史認識を記載している内容となっております。少し翻訳的にわかりづらいところがありますが一体歴史とはどう捉えるべきなのかということを哲学的に考察することができます。歴史を考えるにあたっては勉強にはなりますが難解な書物でもあります。歴史と言うものは見る人によって捉え方、考え方が違い、歴史を考える方のフィルターを通して、歴史がどうであったかの解釈は変わってきます。その歴史とは過去のものであり現在の価値観から過去を見る見方、また過去があったからこそ現在の今があると言う見方、様々な価値観、捉え方の解釈がありますが、この本は哲学的な考察を持って歴史を考える本であり勉強にはなりますが、少し論理的迷路に陥る感

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    2021年03月05日
  • 歴史とは何か

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    描かれた当時に、イギリスの歴史家がこのような歴史観を持っていたことは驚異的である。現在のイギリスの状況を見ると、彼の危惧は少なからず当たっており、その慧眼に驚かされる。

    一方、少し日本人(少なくとも僕)には馴染みのないイギリスの歴史的事件、歴史家が多く登場し、少しフワフワしてしまったのと、今読むとまあそうだよね、って感じのことが多いので、新しい知見を得ようというよりは、考え方、そしてその慧眼に驚く本に、いま読むとならざるを得ないかな、と思う。

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    2020年04月15日
  • 歴史とは何か

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    ネタバレ

    読むのに時間がかかった。
    読み手の力量不足なのかね。

    内容は、まあ、漠然と思ってる様な「当たり前のこと」への裏書きって感じかな。
    整理はされたけど、特に目新しい概念ってのは無かった様に思う。

    あるいは、理解できなかっただけかもなw

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    2019年09月14日
  • 歴史とは何か

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    ・われわれが読んでいる歴史は、確かに事実に基づいているけれども、厳密に言うと、決して事実ではなく、むしろ、広く認められている幾つかの判断である
    ・歴史が過去と未来との間に一貫した関係を打ち樹てる時にのみ、歴史は意味と客観性とを持つことになる

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    2018年11月04日
  • 歴史とは何か

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    ●歴史的事実というのは、歴史家の思想によって選択されたものだと本書は喝破する。これまで「事実」というものは、誰の作為もない純粋なものというような認識でいた。けれど考えてみたら、歴史に関わらず科学的論説に、その観察者の主観が一切入らないということはあり得ない話で、この本からは鋭い洞察を得られた。

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    2018年10月24日
  • 歴史とは何か

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    途中までで一旦終了。歴史とは何かという問いに様々な側面から考察。

    過去と現在の相互関係によること、歴史家その人もその生きている時代の産物でそれを知る必要があること、等々なるほどという部分も多い。

    難解なところも多いので、要約でも良いかもしれない。

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    2017年10月25日
  • 歴史とは何か

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    初めて知る歴史の見方ばかり。歴史は事実と言うより解釈だったり、作家を知る必要があったり、偉人を社会現象として見たり、歴史を科学として見たり。驚きの連続

    歴史哲学の古典だけあって、講義録でも 読み応えある。何度も戻り読みしながら読み進めた

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    2016年06月17日
  • 歴史とは何か

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    歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。

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    2016年03月05日
  • 歴史とは何か

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    訳が微妙。新訳版を作ってほしい…。
    いや,原著を読めという話なんだけど。

    内容は,歴史というよりは,歴史学あるいは歴史学者の話が中心。
    歴史と事実の関係,自然科学者との対比等々。
    「大文字の社会」という比喩がよくわからなかった。

    「科学者,社会科学者,歴史家は,いずれも同じ研究の異なった部門に属しているのです。つまり,どれも人間とその環境との研究であって,あるものは環境に対する人間の作用の研究であり,他のものは人間に対する環境の作用の研究なのです。」(125頁)
    「すべて文明社会というものは,まだ生まれぬ世代のためを思って,現存の世代に犠牲を押しつけるものです。」(177頁)

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    2025年01月25日