三宅玲子のレビュー一覧

  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    博多の夜間保育園「どろんこ保育園」への取材を綴る本書。
    前半は夜間保育園に預ける親や保育士について書かれており、ただ、大変さが分かるぐらいでしたが、後半の日本の保育の辿ってきた道のりは、壮絶で過酷であり、今もまだまだ発展途上であることが痛感させられました
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    本当にサポートが必要な人は福祉の網の目からこぼれ落ちている。子ども達、そして親達をも型破りな取り組みで支える規格外の保育園のルポ。

    子どもが亡くなる事件に胸がつまる思いをしている人に、育児が辛いという感情がよぎったことがある人に。
    本に登場する人達は、子どもも大人も言葉にできない気持ちを抱えている...続きを読む
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    夜働く人がいるんだから夜間保育が必要な子どもも当然いる。そんな当たり前に気付いてなかった。
    行政支援が行き届かないなか奮闘するパイオニア事業者、心ある政治家、行政、記者たちの姿が胸を打つ。心意気が少しずつ世を良くしてく。

    読後、ルポの舞台、博多中洲どろんこ保育園のNHK72時間を観た。
    夜中まで子...続きを読む
  • 本屋のない人生なんて
    本屋さん大好き、こんなステキな書店があるよ!っていう本とはちょっと違って、有名書店などの経営者や関係者の半生、書店のあり方や経営について取材したものだった。
    著者の方はすごく書店と本が好きなんだと思う。
    多分、お客さんとして読むのと、出版社の人が読むのと、書店員が読むのとで、かなり受け取り方が違いそ...続きを読む
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    自分の知らない世界の入り口を開けてくれる本が好きです。この本もそんな一冊。夜間保育園の存在、重要性について考えたことなんて人生で一度もなかったけれど、読後の今では何故こんなに認知されていないのか不思議なくらい。
    どんな子どもたちも等しい保育サービスを受けられる社会に向けて、自分のリソースを使い道を切...続きを読む
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    ユミエさんとカズくんのストーリーでリアルを描きつつ、園の歴史とともに夜間保育はもちろんのことそれを取り巻く社会を描く。筆の強さと情報の確かさを感じる一冊。
    今日も複雑な思いを抱えて夜を生きる母親と子どもがいること。同じ日本にも自分の知らない世界があること。世の中の奥深さと多様さを教えてくれて向き合う...続きを読む
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    夜間保育園を営む方とその利用者のリアルな生活を垣間見ることができました。そして夜間保育園ですら捕捉できないベビーホテル利用家族のことも知ることができました。
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    どろんこ保育園という夜間保育園がいかにユニークな保育園なのかを教えてくれるルポ。
    非常に面白かった。
  • 本屋のない人生なんて
    全国の書店を取材したノンフィクション。地域で奮闘する書店の熱量に本屋に行こうという気持ちが高まる。各々の個性で地域に根付く書店良いよねぇ、近くにないけどあったら毎週見に行って吟味したいもん。にしても書店経営ってやっぱり大変よな……無くならないで。
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    感想
    普段目につかない人々。だが存在している。そんな人たちに思いを馳せる。社会は変化しないかもしれない。でも自分の見方は変化し行動も変わる。