米澤泉のレビュー一覧

  • 小泉今日子と岡崎京子

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    キョンキョンの長い長い芸能生活と少しずつ上手に転生してきた事や心情変化、挑戦などがよく分かった。ピエタ観たかったが、気付くとソールドアウトで残念でした。小泉今日子さんプロデュース作を生で見てみたい。

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    2025年02月15日
  • 奥行きをなくした顔の時代―イメージ化する身体、コスメ・自撮り・SNS―

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    面白かった。日本の正面顔文化、面白い。

    「変わりたい」願望に関する話も面白かった。変身の結果に対する願望ではなく変身そのものへの願望。「なりたい」は現在の自分に戻らないノーリターンの願望であり、「変わりたい」はイメチェンする身近な願望だという記述が印象に残った。
    また、女性が自分の行き着く先にある顔を収集・好む傾向にあるというのもなるほど、確かに…と感じた。

    作り込まれた顔を批判する声は今はほぼない、という話に実感があった。SNSに流れてくる提示された世界観にあっている、プロデュースされた顔を私は普通に楽しんでいたなと思った。また、あえて雑多で生活感のある背景の自撮りにどことなく二次元感を

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    2023年12月28日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    日本のファッションと絡めた時代の流れがよく分かります。タイトルも良き

    私もおしゃれ嫌いだし、大学生活を機にユニクロ生活しようかしら‪ ·͜·

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    2023年11月25日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    ユニクロがなぜ受けるのかを語りながら、戦後ファッションの流れ、服飾業界の流れが簡単明解に理解できる。

    この本を読んで、なるほど、ユニクロの狙いは、世の中の流れと絶妙にあっているんだなとしみじみ感じました。

    なぜ、今ユニクロが全盛なのか。
    少し前は、ユニバレを気にしていた時代もあったが、いまやどのファッション雑誌も「ユニクロでいいんじゃない」となっている。

    本書にもあるように、ファッションに対して求めるものが変わっているから
    「服が差異化の道具ではなく、共感の道具へと変わったことを示している。服を着ることで差異化するのではなく、お互いに共感したい。共感されたい。つながりたい。」

    SNS時

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    2021年01月08日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    サステナブルやESG、ファッションやライフスタイルを気軽に読める本を探していたら、ドンピシャだった。

    無印との違い、自己表現の変化、生活重視など、なるほどと感じた。個人的にはコモディティなユニクロを着ることがひねた視点からの選択だったが、最近の人はそんなどうでもいいことは抜きに、自然にスマートにユニクロを着ていると思う。

    一昔前のファッション雑誌では、海外の人は普通の服をおしゃれに着ているという記事があったが、日本も追いついたのであれば喜ばしいと思う。子供服も、ユニクロができておしゃれで安いものが普及したと思う。

    ユニクロのビジネスモデルを知りたいような人には向かないと思う。また、断捨離

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    2019年09月29日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    みんな服にお金をかけなくなったよーて話かと思いきやそれだけではなく、ライフスタイルや主義主張を表明するものになってるだなんて…余計大変だ
    しかし概ね納得できる

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    2025年06月24日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    前半部を読んでいるときは、ユニクロのヨイショ本かなぁと思い、本を閉じようかと思ったけど、その後はユニクロを通じたファッション、平成時代の暮らしの、意識の変化が展開されていて、すごく面白かった。なるほど、こういう視点で、言語化する人もいるのか、これはすごい技術!

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    2025年04月19日
  • 小泉今日子と岡崎京子

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    小泉今日子さんーKYON2は
    『少し大人でアイドルの人』で始まって
    今でもやはり
    『少し前を歩いている憧れのひとりの人でアイドル』
    全てをお手本にしてそうなりたいとは思わないけど
    それでも良いな真似したいな、なんて部分も多い

    岡崎京子さんの漫画はほとんど読んだ事はないけれど
    折に触れて見知っていたし興味もあった
    自分がずいぶん大人になって
    よく行く美術館で展示があった時に
    ひとりで足を運んで見てきた時に
    自分のその頃の世界はそうではなかったけれど
    周りにはそういうことがあったという感じは
    わかって暮らしてきていたので
    その世界に暮らしている人はそういう感覚だったのか
    そんな感じで作品展示を見

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    2024年11月17日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    今や『日本の国民服』とまで形容されるまでに成長・台頭したユニクロ。ジルサンダーをはじめ世界的有名なデザイナーとのコラボ。揺るぎのない意思証明と向かうべき方向を指し示した『Life Wear』というコンセプトの樹立。松浦弥太郎氏を起用したブランディング。社長の柳井氏は母校早大に12億円を寄付し村上春樹ライブラリーを造るなど…まだまだ我が社は発展途上にある…と言わんばかりにあの手この手の搦手をもって、鋭意進化中のユニクロ。

    本書はファッションへの関心が暮らしへと向かい、かつてオシャレとは競い合うものが差異化のないシンプルなオシャレへと大きくシフトする中、これまでユニクロが商品を通じて発信してきた

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    2022年10月24日
  • 奥行きをなくした顔の時代―イメージ化する身体、コスメ・自撮り・SNS―

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    コロナウイルスが日本に広がって、変わったことはたくさんある。その中に顔も入る。マスクで顔を覆うようになり、表情を読み取りにくくなっている。目とマユ毛で読み取る必要が出た。女性の場合、メイクする部分が減った。




    今回の本はクリーム、「イメージ化する身体、コスメ・自撮り・SNS」ということで、コロナ時代の顔について取り上げた珍しい本だ。





    昔の顔に関する認識を言い表したものとして詩人の作品を取り上げている。それは井坂洋子が1979年に発表した「素顔」という作品だ。





    服のように簡単に顔をぬげなくて苦しい





    顔は服のように着せ替えできないのだからそうだ。しかし、SNSの

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    2022年02月19日
  • 筋肉女子 なぜ私たちは筋トレに魅せられるのか

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    この先の時代の女性はますます自分萌えに移って行くと確信した。
    豪奢を極めたCanCamエビちゃんOL旋風を経て、マテリアルがそろったから、次は自分のボディだ、という動きは当然だと思った。どんなに可愛いお洋服も、カッコイイ肉体やスタイルがなくては生きてこないし、持続して自分萌えできないから。
    自分萌え。これは男性にはない、ジェンダーレスと言われて久しい今の気風に残った唯一の女性性かもしれない。男性は、むしろ推し萌えが強いでしょうから。
    しかし、近々男性にだって、自分萌えが当たり前の日がやって来ると、私はここに予言しておく。

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    2021年06月14日
  • 筋肉女子 なぜ私たちは筋トレに魅せられるのか

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    筋肉女子はなぜ筋肉に魅せられたのか、そのような女子が増えたのはなぜなのか、女性学の観点からその背景を分析し解説。
    筋肉女子は、ビジネススキルの一つである男性の筋トレとは異なる健康志向・ジェンダーレス志向の一つの到達点とし、おもに2000年代の女性のライフスタイルや美意識の変化を背景として挙げている。
    説得力がありとても面白く、あっという間に読んだ。

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    2020年01月14日
  • 筋肉女子 なぜ私たちは筋トレに魅せられるのか

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    文字通り、日本の女子がどのような過程を経て筋肉美を追求するようになったかを書いた一冊。

    筋トレの方法などではなく、文化人類学的に勉強になった。

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    2020年01月09日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    暮らしを充実させる。
    確かに、感じていたことが言葉になっていたので、すごく納得しました。
    何に価値をおいて生活するか、時代とともに変化するのですね。

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    2020年01月01日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    ネタバレ

    ユニクロがすごい努力企業で、日本の服文化を変えてしまったことが分かって、面白かった。でも途中はファッション誌の遍歴みたいになってたし、あと、コロナ前の本なのでちょっとまた時代も変わったのかなぁとか思いました。
    震災後、人々がていねいなくらしをするようになったっていうのが面白かった

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    2025年10月24日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    オーディブルにて。
    うーん評価が難しい。企業としてのユニクロ成功談でも柳生正成功談でもなく、ファッション界におけるユニクロの立ち位置を、主にファッションの時代遍歴から読み解く視点はとても面白かったし納得もできた。
    ただ、タイトルの「おしゃれ嫌い(だからユニクロを選ぶ?)」という考えには納得できなかった。私はおしゃれが好きだけれどユニクロを選んで楽しめている。自分の行動原理をもっと言語化してほしかったのだけれど、しっくり来なかったのが残念。

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    2025年05月01日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    ネタバレ

    丁寧な暮らしの起源、村上春樹のランゲルハンス島の午後を読みたくなりました。
    流行りのESG投資のヒントにもなった気がする。


    1988年広島 ユニーククロージングウェアハウスがスタート

    80年代後半ハイブランドは飽きられて、着る物より着る者が重視されるようになった。

    ビックロのオープンは2012年、服と家電の価値が同じとなった

    柳生正「ユニクロの服とは、服装における完成された部品である」

    画期的な機能性と普遍的なデザイン性を組み合わせればベーシックな定番商品が作り出せる→ヒートテック

    シンプルで、上質で、長く使えるのが日本の価値観

    ファッションよりも丁寧な暮らしが美徳となった

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    2021年01月07日
  • 筋肉女子 なぜ私たちは筋トレに魅せられるのか

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    米澤泉 著「筋肉女子」、2019.10発行。筋肉女子・腹筋女子、爆発的に増えてるとか。インスタグラムなどでも、確かに多いですね。ボディビルの様になると、ちょっと引けますが、ほどほどの筋肉女子は健康的できれいだと思います。著者は、この本で「筋肉女子は一つの生き方(ライフスタイル)」だと。栄養~トレーニング~スポーツ、確かにやらないと気持ち悪くなるぐらいに習慣化してるんだと思います。また、筋肉は裏切らないし、可視化されやすいし、努力が報われる快感がなんとも言えないでしょうね(^-^)

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    2020年10月29日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    個性や差別化を求めるのではなく正しさを求める、倫理的な正しさを志向するエシカルファッション。無理をして個性的な服を着る必要はない。大枚をはたく必要もない。おしゃれをしなくてはならないという世間の常識に疲れ果ててしまった人。あるいは、もともとついていけない人たちがユニクロに飛びついた。デザインやブランドを選択基準にするのではなく、この服を買えば世界中のお腹をすかせている子供たちに食べ物が行き渡らせることができる。いいことをしたという納得感が得られる。消費を行いながら社会貢献ができるということ。ファッションとは良識を示すもの。そして、新たな価値観を提唱するもの。消費に意義を求める人たちのニーズをし

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    2019年12月30日
  • おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由

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    消費者の欲望対象が「ファッション」から「暮らし」に変化した歴史を、UNIQLOに紐付けて語られている。お金を服にかけるよりも、食事や健康にかけた方が幸福度も上がると思うので、悪くない変化なのではないだろうか。

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    2019年10月27日