志田もちたろうのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレオリジナルストーリーと勝手に思っていたが、完全にゲームのノベライズだった。
新規絵はないが、ゲーム内のスクショがふんだんに使われているのと、トシカイ君の都市伝説コラムがところどころに出てくる。普通にゲームプレイ後の読み物としても楽しいし、何ならゲーム前でも楽しめそう。3章までしかないから。って、続き無いんかい!
みらい文庫だから漢字が少なめだし全漢字にルビが!うーん、完全に新規ターゲットを狙っている。子供の頃から沼に落としていくスタイル、いいですね。
でも、ゲームと比べると圧倒的にテンポが良い。ゲームのほうが遅いと言ってるわけではなく、ゲームだからああなってるところを割と省いてる、という印象。例えば第一話で、美桜の部屋に初めて行った時点でベッドの下の男を特定した直後に天井裏についても判明して、更に栄子が共犯者だと告発。解体どころか一気に事件解決!テンポが良すぎる!あざみーの名探偵っぷりがすごすぎてマッチポンプを普通に疑われるレベル。
第二話では四谷みわ子の父すら出てこないままこれもスピード解決。
第三話、変な場所に迷い込んだときは来た道を戻る、とガイドが説明した直後に「今の内にサクッと特定を済ませましょうか」とセンター長から電話。テンポ良いぃ〜。
あと、ゲームだとプレイヤーがその都度調べたり話しかけなきゃならなかったが、ノベルなのであちらから話しかけてくるというのもまた読みやすくてテンポが良い。
二話でもお隣さんが会話に入ってきたりするし、三話でも松田や藤原が話しかけてきて説明してくれる。ゲームだと毎回あざみーが歩き回って調べたり話しかけたりして、他の人は全く動かないというのが気になってるプレイヤーもいたっぽいしな。ゲームに慣れてる自分みたいな人たちは気にならなかったが、そういう感じ方もあるんだなーと思った。
また、ゲームの内容を省いているというだけではなく結構補足情報もある。例えば三話の最初の頃はガイドが資料を隠れて見ながら内容を暗記してたのに、そのうち堂々と見ながら話すようになったとか、ゲームではなかったはずのちょっとしたディテールが良い。ゲームでは地の文がないからなぁ。
続きはゲームを遊んでね!かと思ったら、普通に第二弾が12月に出るらしい。最後まで行っちゃうんだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ手軽に怖い話が知りたい?3分も5分も待てない貴方に、30秒でコワイ気持ちになれるお話をお教えいたします。身近にある、学校の短い怪談です。短いからと侮っていると後悔すること間違いなしです!
***
集英社みらい文庫から出ている超短編怪談集。今まで1分、3分、5分と手軽に読めるシリーズはいろいろ読んできたが、これが最短だろう。なんと30秒で一話読み切れてしまうという怪談集である。 合間に手軽にささっとよめて、中途半端でなく、大変良い。
この話は交換日記を介して互いに怪談話を披露しあう、というもので、一日ごとに数話ずつ一つのテーマにのっとって話が展開されていく。 書かれている話は、怪談とあるだけあって短いながらも真相が気になったり、想像するとゾッとするような展開の話もあった。また、怖い話ばかりでなく、不思議だったり、考えさせられるような話もあったりして面白い。 そして、幕間の物語として間に挟まれている、交換日記をめぐる怖い話も不気味だった。真相を知った時、驚きと気持ちの悪さに鳥肌が立つ。 何故そんなことになってしまったのかわからないが、何かにとりつかれてしまっているのか、それとも素でその状態なのか(素でその状態だとかなり変だけど)によってかなり見方が変わってくる。続刊が出ているので、この状態について説明があるのか、それともこのまま分からずじまいなのか……。ちょっと不気味なので少し説明が欲しいかも……。