SFマガジン編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段は全くと言って良いほど立ち入らないSFコーナーで『ハヤカワ文庫の百合SFフェア』を発見し、第一の衝撃を受けた。えっ?百合フェア??そのジャンル、公でやって良いの???と思って(百合含め特殊な性癖が関係している嗜好品は陰でこっそり嗜むものだと認識していたので)。
SFは苦手だ。でも、百合は読みたい。
ということで世界初の百合SFアンソロジーを読んでみた。
端的に言って普通に面白かった。
個人的に気に入ったのは『四十九日恋文』『彼岸花』『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』なのだが、特に『彼岸花』が一番のお気に入り。SFといえばSFなんだろうけれど、ちょっとファンタジーな風味を感じられる -
Posted by ブクログ
ネタバレBLアンソロジー→わかる
SFアンソロジー→わかる
BLSFアンソロジー→……?
といった感じで読み始めましたが、どのお話も大変面白かったです!
独特な世界観のSFにBL、想像以上に相性がいいですね…。
一穂ミチさんの「BL」では愛するがゆえに嘘をついてしまった。普通のBLだったらここで終わると思うのですが、ニンの細胞からクローンをつくるのを我慢する、という部分がSFだ!BLSFだ!と思いました。
小川一水さんの「二人しかいない!」では出会いがSF。一目惚れした相手と一緒にハトラックにより攫われてしまったどうしよう。
なぜこの2人だけ?それはあの中で1番アイコンタクトをしていた2人だから(番 -
Posted by ブクログ
なんとなく購入。
百合って定義もいつからこんな世間一般に定着するようになったんだろうなぁとか思いつつ。でも女の子二人が出てくれば百合って訳じゃないと思うんだけどな、と読み終わって思ったり。
キミノスケープ
これ、百合なのか?女性に限定しちゃうと反対に世界観が狭まりそう。個人的には生き残ったのが両生類とかでもAIとかでもいいと思うんだけどどうだろうか。
幽世知能
これも百合?なのか?
同情で付き合うとかマウント取るために友人にするのはわかるけど、女性はシビアだから切るときは切ると思う。ましてやアレと…ねぇ?後女の子はなんだかんだ言ってきれいなモノが好きだから執着するならもっと…とか思ったりも -
Posted by ブクログ
ネタバレもっとガチガチの百合小説だと思ってた←
何処までがSFか、という議論は尽きることがないのだろうけれど、ひとつSFという縛りの中でこれだけ多様な短編を集められる、というだけでもう一読の価値はあると思います。なんとなく最近の若手(偉そう?(笑))の傾向も見られるような。
「月と怪物」(ソ連百合てw)、「色のない緑」(翻訳ものとはね)、「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」(これって実は正統派なんじゃない?)あたりがお気に入り、と云うとベタベタのベタなのかなぁ?
SFというとまだまだ宇宙戦争モノだとか、所謂スペースオペラ的なものを想像しがちで。そこに衒学的要素が加わって技術設定ゴリゴリ、学術