SFマガジン編集部のレビュー一覧
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ネタバレ榎田尤利「聖域(サンクチュアリ)」
雑誌で読んだ。
実は人間だったよオチでなんだかな。痛みをコントロールするというか、痛むことで人間らしさを保とうとするのは面白かった。
あと結局気付いた時には手遅れ感で、バッドエンドだと感じた。作品ではハッピーエンドのように描かれていたが。
小川一水「二人しかいない!」
タイトルは11人いる!から?とも思った。
小川さんはツイッターでよく見かけるので、二次創作あるあるのこのネタもどこかで見たんだろうな。
この続きが読みたいところで終わってしまったのが残念。
高河ゆん「ナイトフォールと悪魔さん 0話」
既定の作品の0話ということで、世界観の説明も無いまま二人 -
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12名の作家さんのBLSFアンソロジーということで、読み応えが凄かったです!
時間が無く読み終えるのに数日費やしました。
一作づつ感想を、と思いましたが根性が無く(笑)
全てに作家さんそれぞれの作風が現れているので(存じ上げない作家さんも数名おられるけれど)楽しく読めました。
SFなのであまり詳しくない私は理解しにくい内容もありましたがそれでも読むことが出来て良かったです。
とある先生は先生らしさが凄すぎて笑えない内容なんですけど苦笑いの連続でした。(ラストは怖かった)
どれが一番は選べなかったです。
BL好きな皆さん、未読な方はぜひ読みましょう!! -
Posted by ブクログ
表紙に踊るは百合SFアンソロジーなる文字。そして裏の内容紹介を読めば、目を惹くのは『ソ連百合』なるパワーワード。
「これはネタに走りすぎだろ…」などと読む前まで思ってました。スミマセン…、早川書房さんと担当編集さんと収録作家の皆さんetc. いやはや、これはすごい!
SFと一言で括ってはいるものの、収録作品の幅はかなり広い! 宇宙ものもあれば、言語SFあり、ファーストコンタクトもの、共感覚、人類消失、妖怪、意思情報のエネルギー化、霊界との交信、前世の記憶…。
結構ハード目のSFもあれば、ソフトなものに変化球、果てはマンガの作品まで、本当に多種多様。ある意味SFの見本市でもあります。 -
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24:よいアンソロジーでした。正直、「百合SF!」って大々的に宣伝しなくてもどんどん売れて欲しいし、それだけの力のある作品が揃ってると思う。こうして、いわゆる「パワーワード」を冠することで、新しい客層にリーチするならそれも商業的な戦略として正しいのかもしれないけど、若干モヤりはします。
後半、書き下ろし三作が凄かった。作風としていちばん好きなのは「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」やけど、正統派?百合の「海の双翼」の儚さと美しさ、「色のない緑」で描かれる言葉と感情、どれも方向性が違ってどれも読みたかった作風。
肉体関係が描かれる作品がほぼなく、ほとんど比喩に留まるのが好みでした。 -
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2019年6月に行われた「ハヤカワ文庫の百合SFフェア」、その肝となるのがこのアンソロジーだ。雑誌の重版は基本的にないと言われるなか、3刷となって話題になったSFマガジンの百合特集に掲載された5編に加え、新たな書下ろしが4編収録されている。
そのどれもが傑作なのだが、まずはまえがきを読んでほしい。編集部の”百合丸”こと溝口力丸氏は、まえがきの中で百合について「2019年現在では「女性同士の関係性を扱うもの」という幅広い共通認識」とひとまずの定義をしている。「2019年現在」という文言からも分かるように「百合」という創作ジャンルが何を示すかということは非常に曖昧で、個人的な感覚では「女性同 -
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12人の人気作家によるBLSFアンソロジー
イラストは、みんみん大好き中村明日美子
「聖域」 サンクチュアリ
榎田尤利(えだ ゆうり)
みんな大好き「妖琦庵夜話」
私は「カブキブ‼︎」他 読ませていただいており
ます
栗本薫の小説道場出身 BL作家ですけど
テレビアニメ化されるくらいの作風あり
⚪︎老も病気も暴力も昇華された未来
その平穏の中でマゾ的欲求がほのかに残る
男性型ヒューマノイドとの恋
AI浸透の中愛を模索
SFよりのよりのBL
コマンドが「聖域」なんて素敵
「二人しかいない」
小川一水(おがわ いっすい)
初読作家さん
SFライトノベルでご活躍なか -
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ネタバレBLでSFな12篇の作品集。身体やその感覚への執着が目立つ作品が多かった。普段からBLを書かれている作家さんとそうではない作家さんとでは作風がかなり違っていた印象を受けました。オメガバースはやっぱりちょっと分からない(汗)印象に残った作品のみ感想を。
榎田尤利「聖域(サンクチュアリ)」
The BLという感じで良かったです~(^-^)
小川一水「二人しかいない!」
面白かった。設定も複雑なんだろうけど簡単に思わせる筆力で私でもサクッと読めました。
高河ゆん「ナイトフォールと悪魔さん 0話」
導入部だろう…という感じのお話。関係ないけど高河さんでSFならアーシアンかな?影艶!影艶好き!!
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ネタバレ一話目の『キミノスケープ』が導入としてあんまりきれいで、期待が胸の中でブワッと広がるのが感じられた。これから出会う貴女のことを考えずにいられない素敵な一作目。
百合的な要素も含めて一番好きだったのは、『海の双翼』
あなたのことはなんでも分かるはずだったのに、その全てを壊してあなたを新しくしてしまう存在が現れてしまった、その絶望と焦燥感、触れ合うことのない心。かたや新たな出会いはどれだけ遠い存在でも心を通わせることができることをキラキラと主張していて、関係性の対比に苦しくなる。その苦しさが愛おしかった。
あと読みながらこれってNTRか…と思っていた。