坂田ミギーのレビュー一覧
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私の旅とは全く違うスタイルのミギーさん。しかしながら「旅がなければ死んでいた」を読みながら、共に笑い、共に焦り、共に感動しながら旅をしている気分になった最高の1冊!こんなにハードな、そして自分のあるがままの心に寄り添う旅。しばし感動で呆然とした。終盤、犬顔さんとのロマンスには「こんな素敵なことが待っていたなんて!」と身悶えしながら読んだ。旅に関する本は数多読んできたが、間違いなくベスト3に入る1冊。
【心に残ったこと】
○旅をしたり、生活したり、生きてたりする中で、見たもの感じたものを気に入ったなら伝えたいなと思った。本書の中で「私たちの存在、文化を知ってもらいたいんだ」というバダッド村のお -
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坂田ミギーさん。
広大な大地の中で、全裸の後ろ姿がインパクト大!な旅本。
私と同年代の女性が、失恋や仕事への行き詰まりから旅に出て、そこで見えた世界を伝えてくれている。
旅先のチョイスが興味深く、オーカス島のパーマカルチャーやポートランドの「シティ・リベア・プロジェクト」など、面白い取り組みをしているところにも足を運んでいて、さすが広告の仕事をされていた、バリバリにできる女性なんだろうなと思いつつ。
全体的に裸が多くて(笑)親しみやすい人柄も持ち合わせているのが、さらに素敵な女性だな〜と思った。
チベット「コルラ」やギリシャの裸島、「アフリカバーン」は私も行きたい!って心震えた。純粋 -
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旅に出たくなる最高の読書体験。コロナ禍で出国もままならないストレスを少し軽減させてくれる。そして、「私、やっぱり旅が好きだな」って思わせてくれる一冊。
この本では、お手軽に作者の旅に同行できた気分になれる。もちろん、「やっぱり体験しなくちゃ分からないなー」ってところもあるんだけど、でも絶対自分じゃ行けないところも含まれているから、すごいオトク!
旅のきっかけは『人生に行き詰った』こと。だから価値観をアップデートする旅にする、と決心して
本当に、ちょっとした観光では訪れられないような場所に乗り込んでいく作者は本当に思い切りがよくてすごいなぁー、と尊敬。
作中でしきりに「人見知りだから…」と語って -
Posted by ブクログ
仕事を辞め、直前に失恋して出発した31歳女性の世界一周旅行記
訪れる場所がかなりの上級者向け。英語力やコミュ能力やセンスや逞さが半端でなさそう
(ムスタン王国、カイラス山のコルラ、スラム街キベラのマゴソスクール、アフリカバーン、ポートランドのシティリペアプロジェクトは個人的に興味あり)
旅をでもらった、あたたかいきもちを、ことばを編んで伝えていく「世界を旅するラブレター」というテーマは素敵なブログが元ネタ
下ネタを使いたがるが一種の伏線とも思える
おわりに。で書かれているが、現在では残業をしなくなったり、結婚もしなくてもよいという価値観が広がってきたが、確かにその数年前までは比べ物になら -
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ソロ旅。憧れるけど経験はないな〜と思いつつ読んでみた。著者の実際の経験談・失敗談などが記されていて、旅気分でワクワクした。
「すでに付き合いがある人と一緒にいると、意識・無意識は別として、旅先でも「相手の中に内包されている自分」を保たなくてはいけない」という文章になるほど〜と思った。「これまでの自分はこうしているから」とリミッターをかけてしまい、やりたいことを本能の赴くままやることが出来なくなると。確かにそうかもしれない。「何者でもない空っぽな存在になれるからこそ、世界が自分になだれ込んでくる」!
話し話しかけられ、偶然の出会いで友達が出来やすいのもソロ旅の魅力のもよう。美味しいものや綺麗 -
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私は旅している間、実はずっと心細くて、心が満たされなくて、孤独だった。旅している間に感じていたのは、常に何かが足りない気分で、飢餓感があって、不完全な自分。そういう気持ちがあるからこそ、世界を貪欲に受け止められる。飢餓感があった方が感じられるものや受け取るものが多くなるかも?
ひとりだと、貪欲になる。
一人で他の人のことを考えないでできるから、集中して、持ち帰れるものが多くなるのかもしれない。
誰か知ってる人と一緒にいると、その人を気遣ったり、本能的な自分でいられなくなる。今ここにしかない世界に集中できない。持てるエネルギー全てを世界と対峙するために使える。シンプルに「自分」対「世界」の旅が