【感想・ネタバレ】旅がなければ死んでいたのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年10月16日

私の旅とは全く違うスタイルのミギーさん。しかしながら「旅がなければ死んでいた」を読みながら、共に笑い、共に焦り、共に感動しながら旅をしている気分になった最高の1冊!こんなにハードな、そして自分のあるがままの心に寄り添う旅。しばし感動で呆然とした。終盤、犬顔さんとのロマンスには「こんな素敵なことが待っ...続きを読むていたなんて!」と身悶えしながら読んだ。旅に関する本は数多読んできたが、間違いなくベスト3に入る1冊。

【心に残ったこと】
○旅をしたり、生活したり、生きてたりする中で、見たもの感じたものを気に入ったなら伝えたいなと思った。本書の中で「私たちの存在、文化を知ってもらいたいんだ」というバダッド村のおじいさんの言葉が胸に響いた。
○日本でいつも物分かりの良い人を演じてきた自分。大体物わかりを良くして生きてきたのは、一体誰のためだったのか。
○ムスタンで農業の研究を重ね、不毛の大地に豊かな実りをもたらした近藤亭さん。「ムスタンで作物が育つようになったのは近藤さん達のおかげ。国民全員が、王様同様に尊敬しています」これほどまでに尊敬される生き方もある。自分の生き方はどうだったか?自分のためにしか生きてこなかったから、とても小さくて恥ずかしく思えてくる。「人の役に立ちたい」ということが、結局はただの欲でしかなかったとしても、これから自分の人生で何ができるかを考えなければと心に誓った。
○限りなく湧いて出る欲…尽きないその欲への対処法。(byムスタンの僧侶ツェリン)シンプルな方法。1日2回「自分の人生」について考えてみる。長い時間でなくて良い。朝起きたときとか、夜寝る前とか、ちょっとの時間で大丈夫。「自分にとって、よく生きる」とは何か。「あなたの本当の成功」とは何か。毎日考えてみる、ただそれだけ。
そもそも自分の望む幸せとは何だったのか。生きる指針を、自分の中に持ち合わせていないのだから、その先に迷うのは当たり前の事。目的地がわからないのに、そこに行けるわけがない。私はどこに向かって生きていきたいのか。それを考えるのは今からでも遅くないと教えてくれるツェリン。この日を境に坂田さんは自分の人生の行き先を思うようになった。
○(チベットの気づき)私は、すでに、すべてを持っていて、幸せだったのだ。言葉の上では「きっと自分は恵まれている、きっと自分は幸せなはずだ」と思っていたが、それでも何かが足りないと思い続けてきた。足りないのは、外の何かではなく「自分」だった。旅立ち前に失恋した時「気持ちを粗末にされた」と悲しんでいたが、これは自分が今まで他人にしてきたことが返ってきたのだと、後になってから気づいた。だからこそ、もう人の気持ちを粗末にして生きるような事はやめようと誓った。もし次に大切な人に出会うことができたら、今度はうんと大切にしようと心に決める。カイラス山に「大切なものを守れるように、もっと優しく、強くなれるように見守ってほしい」と願った。ふらふらとさまよっていた心が、誓いの碇を下ろしたことで地に足がつくようになり、大地をつかんで踏ん張れるような、そんな力強い感覚に満たされる。
○ダライ・ラマ法王は「歴史は作られている。だからそれを信じてはいけない。自分で見たもの、感じたものを信じなさい」と言った。自分が見たもの、感じたものこそが真実なんだ。それを少しでも他のみんなに伝えて欲しい。それは、チベット人の願いなんだよ。
○自然の大きさを感じ、己の小ささを知る事は、なんと気持ちの良いことだろう。私がどんなに死にかけようが、涙で溺れていようが、お構いなしに地球は回っているし、太陽が昇っては沈んでいく。巨大で巨大なドット絵の、ちっぽけすぎる点の1つ。圧倒的な世界の中で、小さな自分は、どこまでも自由だったのだ。

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Posted by ブクログ 2020年10月09日

坂田ミギーさん。

広大な大地の中で、全裸の後ろ姿がインパクト大!な旅本。

私と同年代の女性が、失恋や仕事への行き詰まりから旅に出て、そこで見えた世界を伝えてくれている。

旅先のチョイスが興味深く、オーカス島のパーマカルチャーやポートランドの「シティ・リベア・プロジェクト」など、面白い取り組みを...続きを読むしているところにも足を運んでいて、さすが広告の仕事をされていた、バリバリにできる女性なんだろうなと思いつつ。

全体的に裸が多くて(笑)親しみやすい人柄も持ち合わせているのが、さらに素敵な女性だな〜と思った。

チベット「コルラ」やギリシャの裸島、「アフリカバーン」は私も行きたい!って心震えた。純粋に、こういう情報は一体どこで手に入れるんだろう?

そして最後に怒涛の恋話(笑)でも、鉄のパンツを履いて長旅をして、最後に運命の人に出会えたというのは、人生なにがあるかわからないの最高事例だと思う。

旅をすると、自分の帰る場所にも向き合う機会になる。いろいろなものを自分の目で見て、触れて、聞いて、感じて、思考する。

そこで染み渡った自分の価値観や人生の糧は、場所を選ばず、どこにいようが自分のその後の生き方を支えてくれる。

旅に出たいな〜。

順調に?恋愛結婚をして、早くに妊娠・出産をして。2児の母になり、生活はこども中心。「結婚」とか「夫婦関係」に昭和や平成をひきづって生きてきてしまったけれど、第二子出産後にバラバラと崩れていった。

しんどくて、自分というものが無価値のように思えて。

そんな価値観を自分で選ばなくていいんだ、と殻を破けてよかった。この本にも書いて合ったけれど、自分の小さな世界の当たり前は、いつでもいつからでも変えていける。

次に旅に出たら、私は何を想うんだろう。

日常と、非日常は交互に続いていく。旅には終わりがあって、いつか日常になって行くのだろうけれど。日常をさらにアップデートできるワクワク感が常に旅にはある。

10年前のバックパックはまだ使えるよ!?

あー、旅に出たい。まだ見ぬ人が、景色が、きっと私を待っているよー!!!!

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Posted by ブクログ 2020年09月21日

旅に出たくなる最高の読書体験。コロナ禍で出国もままならないストレスを少し軽減させてくれる。そして、「私、やっぱり旅が好きだな」って思わせてくれる一冊。
この本では、お手軽に作者の旅に同行できた気分になれる。もちろん、「やっぱり体験しなくちゃ分からないなー」ってところもあるんだけど、でも絶対自分じゃ行...続きを読むけないところも含まれているから、すごいオトク!
旅のきっかけは『人生に行き詰った』こと。だから価値観をアップデートする旅にする、と決心して
本当に、ちょっとした観光では訪れられないような場所に乗り込んでいく作者は本当に思い切りがよくてすごいなぁー、と尊敬。
作中でしきりに「人見知りだから…」と語っているけど、本当か!?と疑いたくなるくらい勇猛果敢にコミュニケーションとっていて、かっこいいなぁーと思った。それから英語はきちんと勉強しようと決心。

とくに最近は自分の人生に「行き止まり」感を感じてしまっていて、だからといってやりたいこともない…。旅に出る作者にはすごく共感できたなぁ。
だからなのか、所々で感極まってしまったよ。
本当に最高だった。

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Posted by ブクログ 2020年05月14日


 ミギーさんの圧倒的なまでの行動力。ミギーさんが旅によって人生を幸せな方向へ変えることができたのは
きっと行動力が伴っていたから。同じ旅好きとしてミギーさんから学べたことがとても多かった。

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Posted by ブクログ 2020年02月26日

現実から離れて世界一周の旅のお話
しかも辺境の地へ
なかなか勇気がいるなぁーと思い読んでいくと知らないことばかりで楽しかったです^_^

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

さらばのYouTubeで見て読破。独身アラサー女子の一人旅ブログが元だが、全裸サイクリングやケニアでのシャーマンによる幻覚トリップ体験など、体当たりでの様々な体験談が興味深いのに加えて、文章がただただ面白い。

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Posted by ブクログ 2023年11月10日

私には体験できないような大胆な旅の記録。
失恋から始まりしっかり新しい恋をして旦那までゲットしちゃう話。
いいなー見たことない景色をもっと見たい。
旅をしたくなる。

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Posted by ブクログ 2023年08月19日

語学(英語とか)が全く話せない私は海外に旅したいって考えにはならない。でも所変われば色んな習慣がある。警官が賄賂貰ったり、これは日本ではアウトか。全裸が普通でバスとか公共交通機関に乗る時だけ服きたり、世界は広いんな。

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Posted by ブクログ 2023年06月10日

著者がパワフルであることと熱意や欲望に正直に向き合っていることが羨ましく感じました。何日間も馬で移動や登山など過酷な道のりも行きたい場所、見たい景色のためにそこまでなれる意志がすごい。私の未来旅は田舎町でまったり希望です。

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Posted by ブクログ 2020年09月19日

私も旅が好き。だから、本書を手に取ったが、とにかく無事で幸せになって良かったなあ、という感想。全裸率高し。

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Posted by ブクログ 2020年06月25日

彼女の行動力がすごい。世界の様々なイベントに自分も一緒に参加してる気分。奇祭「バーニングマン」は、いつか行ってみたい!子供が大好きなワード、恋のエッセンスも少々、軽い読み心地でした。

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Posted by ブクログ 2020年06月21日


ミギーさんの撮る写真にとても惹かれて、オンライントークイベントの後に購入。
世界には、まだまだ意味のわからない場所がたくさんあるんだなあと思う。豊かな情景描写で、私も旅をしてる気分になった。
この自粛期間、家にこもって仕事ばかりをしがち。どうしても視野が狭くなりがち。でも「当たり前」なんてない、そ...続きを読むう思わせてくれる。
また視野が狭くなって行き詰まったときに、手に取る本になりそう。

私も中学の頃の野外学習で、夜の森で数十分寝転ばせてもらえた体験が忘れられない。自分の生きている世界はなんと小さなものかと初めて自然に教えてもらえた瞬間だった。いま、日々の日常で辛いことがあっても、そんなことはお構いなしに今夜もあの黒くて大きい森がサワサワ音を立てているのだと思うと、何だか生きられる。
旅で出会う景色、ぶっ飛んだ人々、意味わからない価値観、そういったものは、きっとあの森みたいな生きる希望を与えてくれるものだと思う。だから、私は旅が好きなんだ。再確認できた。

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Posted by ブクログ 2020年04月30日

なんとなく、ほんとになんとなく生きづらい私の今の生活を抜け出すには旅は良いのかもしれない。本を読んでいるうちに彼女と一緒に世界を回ってる気分になった。自分がいかに狭くて型にはめられた考えしか持っていないかを思い知らされた感じ。世界は広いなぁ。大学生の時間がある今、海外に行きたいなぁ。

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Posted by ブクログ 2020年03月05日

ミギーさんの行動力、チャレンジ精神に心打たれました。。
世界は広いことをつくづく感じました。
良本!!

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Posted by ブクログ 2019年12月12日

仕事で体をこわした著者が、これではいかんと世界旅行に旅だっていろいろなところへ訪れるエッセイ。
イタリヤとかフランスみたいなベタなところではなく、モンゴルとかペルーとか辺境の地への旅行が多いです。
好奇心旺盛なのか、ペルーでは幻覚剤を使ったセレモニーへ参加したり、アフリカではバーニングマンというすご...続きを読むいお祭りに参加したり、ポートランドの裸で自転車に乗るイベントに参加したり。自分の普段の生活では絶対に行きそうにない旅行を体験していて、世界の広さを痛感します。

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Posted by ブクログ 2019年10月20日

 著者があとがきでまとめている。「出国直前に恋人にフラれた、アラサー独身彼氏ナシが、傷心のまま旅に出て、いろんな出会いを通して立ち直り、成長し、旅の最後の街で、恋に落ちて結ばれた話」。
 トナカイ遊牧民ツァータン、ガヴドス島、ムスタン王国、カオコランド、アフリカバーン・・・・・。世界はまだまだ不思議...続きを読むに満ちていて、そして僕の知らない幸せな、楽しい時間を過ごしているたくさんの人がいる。えっ、そんなところがあるの? なに、そのイベント? というのがこれでもかと。そして著者は脱ぐ。ギリシャで、ナミビアで、南アフリカで、アメリカで。すぐ全裸になるのである。世界中、こんなにも全裸で過ごせる場所やイベントがあるのにもびっくり。世界は広いし、僕の常識なんて僕の周り半径1000Kmくらいでしか通用しないんだ、きっと、と思わせてくれる。いろんな人がいて、それがいいって思わせてくれる。この星はとっても豊かだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月25日

さらば青春の光のYouTubeで犬顔さんとの結末は知っていたけど、そーなるまでの過程が知れて最後まで楽しく読めました。

知らない人の前で堂々と全裸になれるのに、好きな人の前ではあんなに恥じらっちゃうって、恋って凄い❤️
旅についての本を読んでいたのに最後は少女漫画の展開で面白かったです。

それに...続きを読むしても運命ってすごいなぁ。

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Posted by ブクログ 2022年12月04日

チャレンジ精神旺盛、自分が思うままに楽しんでいる様子が軽快に書かれていて楽しかった。
そう進んでいけることに羨ましくも思った。

ただ、全体を通してやや下ネタが目立つ感じが私にはイマイチで…
もう少し悪目立ちしない形でも十分に楽しい本になった気がする。
ここは、個人の合う合わないなので、気にならない...続きを読む人にはなんてことないと思う。

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Posted by ブクログ 2019年08月03日

アラサー、独身、彼氏なしの女性のひとり旅の話で、旅のきっかけとしてはありがちな失恋をきっかけで世界一周に旅立った。女性のひとり旅では、かなり珍しいところも旅しており、ギリシャのヌーディストビーチや、ペルーにいるシャーマンの元で幻覚剤の体験など、なかなか聞いたこともない経験をしていて、次に旅するところ...続きを読むの参考にすることが出来た。
ひとり旅は人生を変えることはあると思っているが、ツアーなどで旅行するだけでは奇想天外なことは起こりにくく、人生を変えるほどの経験は味わえない。発展途上国に行き不便さや生活の違い、人間の温かさ、考え方の違いを感じることで、自分の考え方が変わって少しずつ人生も豊かに感じてくるのだと思う。

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