加藤忠相のレビュー一覧

  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    いままで存在を漠然とは知りながらもそのままにしていたソーシャルワーカーというものに最近になって興味・関心をもつようになり、知るための最初の一冊として読んでみた。読後感として、本書がソーシャルワーカーあるいはソーシャルワークを知る1冊目になったのはとてもよかったと思う。
    そもそものところでは、ソーシャルワーカーの仕事の具体が事例などと一緒に紹介されることで仕事のイメージがつけば御の字くらいの期待だったんだけど、資格上の「社会福祉士」や「精神保健福祉士」と本来のソーシャルワーカーは違い、そもそもソーシャルワーカーとは社会に働きかける人たちであり、社会を変革させていくことに骨頂があるのだと知った。そ

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    2025年02月17日
  • 【電子版だけの特別編収録】世界が注目する日本の介護 あおいけあ で見つけた じいちゃん・ばあちゃんとの向き合い方

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    NHKプロフェッショナルで紹介されてた介護事業経営者の方のお仕事流儀を漫画+文章で紹介した本。

    「困ってさえいなければ、認知症があっても普通のお年寄り」→まずは困らないですむ環境づくりを

    よりよい人間関係こそトップゴール→入浴やコミュニケーションといった介助はあくまでもそこに至るための手段

    社会全体を直ぐに変えるのは難しいけど、いずれ親を介護することになる世代が少しずつこの本にインスパイアされて、お年寄りへの接し方が変わればより良い介護が叶う社会になるかなと。

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    2025年01月04日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    格差社会の現代日本において、多様性と包摂が求められている。「一人ひとりのおかれた状況を理解し、家族や地域も含めた関係者たちの作った環境を受け止め、変えていく、自らの意思を十分に表現できない人たちの暮らし、そして権利を徹底して保証する、そんな仕組みづくりがいま求められている」。その中で大きな役割を果たすのがソーシャルワーカーである。本書はソーシャルワーカーとは何か、日本の資格制度で歪んできたソーシャルワーカーの理論や教育、特に「社会変革」の観点が欠如してしまったことが大きな問題あることを指摘する。社会福祉士や精神保健福祉士と国家資格はできたが、その事によって本来のソーシャルワーカーの働きが見失わ

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    2019年12月06日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    綺麗事でなく、ソーシャルワークを行っている人たちの文章が、響きました。

    「ソーシャルワーカー」という職業は日本にはないが、さまざまな専門職が、ソーシャルワーカーとなり得る。

    わたしも今は児童発達支援事業所の一担任ではあるが、福祉施設従事者として、ソーシャルワークの視点を持ち続けたいと思った。

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    2022年08月15日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    その仕事の醍醐味や苦しみが伝わって来た。
    自分に目指せるものなのか、その覚悟は本当にあるのかを考えるために読んだ。もう少し同じ分野の本を読んで引き続き悩みたいと思う。

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    2022年04月16日
  • 【電子版だけの特別編収録】世界が注目する日本の介護 あおいけあ で見つけた じいちゃん・ばあちゃんとの向き合い方

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    介護という仕事の希望を見せられた本である。わかるけどできていない、わからない、どうすればいいのか、わからなくなった。さらなる深みに進んでいるようである。

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    2021年06月18日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    介護の章が面白かった。危険が起こらないようにとひたすら利用者を管理する活動は、悪い意味での専門分化と同様に、老人福祉法時代の発想だとばっさり。Y問題や、社会福祉士、精神保健福祉士の分断問題ももう一度読み返したい。

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    2020年05月23日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    《人を雑に扱う社会を「革命」する》

    国家資格である「社会福祉士」を英語で"Social Worker(SW)"、「精神保健福祉士」を"Psychiatric Social Worker(PSW)"と訳しカッコ内を略称として使用する。
    では2つの資格を持つものは「ソーシャルワーカー」なのか?
    「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」での「ソーシャルワーカー」から『物申す』を引いたものが社会福祉士である。
    カリキュラムには政府の都合が良い仕事だけ覚えて仕事しろという意図があり『物申す』が省かれている。

    『物申す』ことこそがソーシャルワーカーには必要であ

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    2019年09月24日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    とても読みやすかった。
    高校生や大学生などにも読んでもらいたい本だと思った。

    しかし、難しい。結局は何を働きかけても本人が変わらなければ事態は好転しない、というケースがある。馬を水辺に連れて行ったところで水を飲ませることができないのと同じだ。いつか変わる、気づく、と信じて伝え続ける必要があるのか。そこまでいくと、相手を救おうと伝え続けることはもはやこちら側のエゴにも思える。その線引きはどうするのか。

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    2019年09月19日
  • 【電子版だけの特別編収録】世界が注目する日本の介護 あおいけあ で見つけた じいちゃん・ばあちゃんとの向き合い方

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    あおいけあの加藤さん編著によるあおいけあのケアの紹介みたいな本。半分以上が漫画なのが読みやすいような残念なような。自分としては青井さん自身の言葉によるケア論をもっと読みたかった。半分が漫画になっているせいか突っ込みが足りないような気がする。
    読みやすくつくってあるのはさすが講談社ってところかな。でも、「世界が注目する日本の介護」なんてたいそうなタイトルだけど、あおいけあのケアはあおいけあのケアであって、日本の標準的な介護よりだいぶ理想を実現しているから、あおいけあが日本の介護の代表みたいに見せるのはどうかと思う。そもそもほぼ日本人が読むんだろうから、それなのに変なタイトルだと思う。

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    2025年05月20日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    仕事柄、初心に帰ろうと思い読みました。

    精神保健福祉士資格化の経緯とその裏の秘話を知ってじゃあ自分には何が出来るだろう、と考えさせられた…
    4章は一番読みやすく心に染みました。

    もちろんそうだよねって分かってはいるけど
    現場にたつとその場の流れとか、権威とか、雰囲気にまみれてあたりまえを押し付けてる感覚になる時もあったり。
    いやほんとソーシャルワークの価値、倫理って言われるけど完璧にこなすことなんて難しいし
    それもストレスになるのでは。
    ソーシャルワーカーとして疑問を持てる人になりたい。けど人として空気読まないといけないとかそういう圧に立ち向かうのも難しい。

    色々ぐるぐる考えながら読みま

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    2024年03月24日
  • ソーシャルワーカー ──「身近」を革命する人たち

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    急いで斜め読み。ソーシャルワークを知りたく。
    悲惨な現状をどうかえるのか?各自の取り組み、話が興味深い。あおいけを設立し、実践している加藤氏の言葉は重みがある。

    原点とは?
    なぜひとつになれないのか?
    どこに居場所を作るのか?
    SWが歴史をつくる

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    2023年07月04日
  • 【電子版だけの特別編収録】世界が注目する日本の介護 あおいけあ で見つけた じいちゃん・ばあちゃんとの向き合い方

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    ほぼ全編マンガ仕立てで読み易い。
    へえ、こんな介護施設が本当に実在するのか。驚きと感心と。
    でも少々ウソクサイ。
    描かれている「日の当たる部分」におそらくウソはないのだろうけれど、それを支える「日陰の部分」、つまり経営者としての著者自身の苦労や葛藤、後悔や、スタッフの抱えた苦労や不満、実際の利用者や家族の本音等々は見えて来ない。それらも隠さず書かれてこそ、読む側にとってもより信頼して読めるのではないか。

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    2023年02月07日