ターシャ・ユーリックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書を通じて最も印象に残ったのは、「自己認識とは内省の深さではなく、現実を正確に見る力である」という点でした。
私たちは自分のことをよく分かっているつもりでいますが、実際には感情や思い込みによって、都合の良い解釈をしてしまいがち…本書はその危うさを、多くの研究や具体例を通して明らかにしています。
特に心に残ったフレーズが、「フィードバックはギフトだ」という言葉でした。
フィードバックは不快なもの、避けたいものとして捉えがちですが、それは自分では気づけない盲点を教えてくれる貴重な情報でもあります。重要なのは、評価として受け取るのではなく、成長のための材料として扱うことだと感じました。
また、「ミスはしたけれど、それで世界が終わるわけじゃないし、二度と同じミスを犯さなければいい」という考え方にも救われました。
失敗を自分の価値と結びつけてしまうと、行動そのものが萎縮してしまいます。しかし本書は、ミスをデータとして扱い、次にどう改善するかに意識を向けることの大切さを教えてくれています。
読後、私は日々の行動を感情ではなく事実として確認するようになりました。
コツコツ貯蓄できているか、運動ができているか、ひとり時間を過ごしているかを淡々とチェックし、できなかった日も自分を責めるのではなく、「何が邪魔をしたのか」を見るようにしています。
本書を通して学んだのは、自己認識が高い人ほど「気合」より「仕組み」を重視するということです。
意志の強さに頼るのではなく、行動が自然に積み重なる環境を整えます。その姿勢こそが、仕事や人生を安定して前に進める力になるのだと思いました。
『insight』は、自己理解を深めたい人だけでなく、成長を続けたいすべての人にとって、実践的な気づきを与えてくれる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
同業の若いキャリアコンサルタントに、「何か読むべき本があったら教えて欲しい」と言われた。
瞬間、頭の中を何冊もの本がワサワサと駆け巡ったけど、照準が合ったのが、とりあえずこの一冊だった。
今流行りの「自己理解」が叫ばれる、ちょっと前の本。
自分を理解するために、ということが書かれているが、面談を仕事にしている私たちが、クライエントのために理解しておくとよい言葉が多く書かれていると思う。
あらゆる悩み事に必要な対処は、基本が、現状把握と自己理解であると私は思っている。
あのコンサルタントはこの本をどう読むか、どんな感想でも楽しみにしている。 -
Posted by ブクログ
1.
自己認識とは自分自身と他人からどう見られているかを理解しようとする意志とスキル
パターン…あらゆる状況で見られる思考や感情、行動の一貫した傾向
アラームクロックイベント(自分にとって、重要な真実に目を開かせてくれる出来事)
①新しい役割ルール
②激震
③日々のインサイト
ダニングクルーガー効果
自分は平均以上だと思うこと
過去の予測と実際の結果を比較検証する習慣
既によく知っている分野を学び続ける
自分の能力や行動のフィードバックをもらう
2
なぜではなく、何をすれば
日記をつけるのが正しいのではなく、正しく日記を付けることが重要
・ネガティブは検証、ポジティブは考えすぎない
学びと成長の機会と捉える
うまく学ぶというマインドセット、パフォーマンスではなく学びに焦点を合わせること
・マインドフルネス
新しい物事に気づき、既存の考えを手放し、新たな知見をもとに行動していくプロセス
単に心に目を向けるのではなく、新しい気づきを得るように時間を費やすべき
比較や対比
問題ではなく、解決策(どう成長期に繋げるかが重要)
・真実を他人の善意の手に委ねるのではなく、主体的に(フィードバッグを)求める
フィードバッグ者を絞ろう
残酷なまでに正直なる意志と能力
・自分が大切にしている価値観を書き出すことが重要
フィードバッグ前に、過去の回想も良い
自分の欠点を認めること
自己認識チーム
…力を尽くして同様の理解を集団レベルで得ること
・目的…何を達成しようとしているか
・進捗…目的に向けた進捗
・プロセス…目標を達成するための
・前提…自分達の事業や環境に対する前提
個々人の貢献
フィードバッグ
…相手が言ったこと、言い方、やったこと
自分が絶対と思うタイプ
→
わかってるけど、気にしないタイプ
→ラフトラック(自分自身のリアクションをコントロールすることで、状況をコントロールする) -
Posted by ブクログ
自分を客観視する力が弱いと感じていて
自己分析で検索して見つけた本
自己認識という概念自体、本作で初めての出会いで読めば読むほど耳が痛いことがたくさん書いてあり、求めていたのはこれだと確信を得た。
またこの実践においては正直、信頼のおける他者を必要とすることや継続が必須であることから自信がないが、本気で自分を変えたいのであれば、行動に移すためのヒントは十分な本である。一度で頭に入らないので繰り返し読むこととしたい。
全てにおいて事例が付いているので、ページ数も多く(巻末の原注が50ページくらいもある)なかなか読み進めるのには時間がかかるが、序盤で各章の要約が記載されているので、一章ごとにそれに沿って自分の中でまとめると頭が混乱しない。また、紹介される事例自体が面白く感じられる人には向いていると思う。
全体的に長いので、要するに何をすればいいかを端的に知りたい人にはお勧めしない。何か行動を起こすにあたって、疑問があると躓く人や十分納得感を得た上で実践に移りたいタイプに向くものと感じた。ただ納得感は行動ありきで感じるものであるので、行動した後に読み返す作業が必要なようにも思う。
ひとまず読み切ったことで達成感を得てしまわないよう、自分を律しつつ七日間チャレンジに着手したい。 -
Posted by ブクログ
「なぜ」ではなく「何」。
ビジネスの世界で物事を掘り下げる時は、「なぜ」を繰り返しますが、人、特に自分を掘り下げる時は、「何」を追求すべしと著者は語る。
自分の人生や仕事を豊かに実りあるものにする為には、自己認識力が大切。
自己認識力とは、自分自身を理解する力と外の視点から自分を理解する事。
多くの場合、外の視点が、欠けていたり弱かったりして独りよがりの自己認識をされているケースが多い。著者はその様々な事例を用意し、本書で説いている。
自己認識とは、自分自身と他人からどう見られているかを理解しようとする意志とスキルの事。
これが出来る人は7つの柱を持っていると著者は語る。
その7つの柱を理解し、自分を正しく知る事で、仕事と人生を変え、豊かなものにしていきたいと思いました。
自分を振り返るきっかけを与えてくれた良質な一冊でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白い!
自己認識をすることがいかに難しいのか、そして、正しく自己認識をすることがいかに大切なのかを、事例とともに教えてくれている。
誤った自己認識をしていると自分も他人も不幸にしていく可能性が高くなり、正しい自己認識をしていると幸福度は高まると思われる。
自己認識を高める方法も詳しく載っているので、自分がどこでつまづきがあるのか、それをどう乗り越えるかが分かる。
それはチームの状況を見る上でも大切な視点である。
巻末にある自己認識チェックシートも良くできているため、一度トライしてみると面白い発見がある。
自己認識とは、自分自身のことを明確に理解する力-自分とは何者であり、他人からどう見られ、いかに世界へ適合しているかを理解する力
内的自己認識とは、自分の価値観、情熱、野望、理想とする環境、行動や思考のパターン、リアクション、そして他者への影響に対する内的な理解のこと
外的自己認識とは、周りが自分をどう見ているか知る力のこと
自己認識は伸ばすことのできるスキルである。
本書の目的、自分を知らない状態から一歩抜け出し、自分に対するインサイトを得て、より賢明な選択をし、より強固な関係を育み、そしてよりよい人生にしたいという願うすべての人に向けた本。
自己認識7つの柱
・価値観を知る:自らを導く行動指針
・情熱:愛を持って行うものはなにかを知る
・願望:経験し、達成したいもの知る、本当は人生に何を求めているのか
・フィット:自分が幸せで存分に力を尽くすために必要な場所を持つ、自分が幸せで存分に力を尽くせる環境を見つける
・パターンを知る:パターンとは、あらゆる状況で見られる思考や感情や、行動の一貫した傾向
・自分のインパクトを知る:インパクトとは自分の行動が周りへどう影響を与えるのかを知るために、視点取得(パースペクティブ・ティキング)を持つ
視点取得とは、他者の思考や感情を想像する力
・リアクション:自分自身の力量を物語る思考、感情、行動を知る
自己認識力を高める
内:ダブルループ学習(自分の価値観や前提を疑うこと、他者からも疑問を投げかけてもらう点)(過去にした予測と実際の結果を比較検証する習慣を身につける)
外:自分の能力や行動にフィードバッグを求める
フィードバッグは愛のある批判者の物を聞く、正直でありながら、心底こちらのことを思ってくれる相手。
自己認識を持つチームとは、力を尽くして同様の理解を集団レベルで得ること
基礎1:目的、何を達成しようとしているのか
基礎2:進捗(確認)
基礎3:プロセス、どうやって目的を実現するのか
基礎4:前提、自分たちの事業、環境を正しく認識しているか
基礎5:個々人の貢献、各メンバーはチームのパフォーマンスにどんな影響を与えるのか
自己認識をもたらうリーダーの要素
1、手本を示す
2,心理的安全性を確保する、及び期待
3,継続的な取り組み -
Posted by ブクログ
insightにおいて、自己認識において色々なパターンがある事を知った。
1番の課題はそれが自分の求めている答えなのかどうか、はたまた、それを自分自身が必要だと思っているのかどうか、そこまでの強い意志を持ち取り組めるかどうか、それは個人だけでも成り立つ物では無く、周りの協力も必要で、的確なフィードバックを貰えるように質問力、それと、正しい事を言ってくれる関係性が必要になる。
あらゆる障壁を超えたのちに、insightが成り立つ。
巻末に1週間毎に取り組めるものがあるが、simpleにでも、まずは目的を持ち取り組む必要がある。
結局、短い人生で何を成し遂げたいかは当たり前な話、1日取り組んだ所で何も得る事は出来ない。
継続して行う事にこそ、人生において後悔と言うのが少なくなる唯一の行動なのかと感じました。 -
Posted by ブクログ
内的、外的な自己認識とはどんなものであり、いかに正確に知るか。
外的自己認識、組織への展開はある程度知られていることをわかりやすく整理したものだったが、内的自己認識は、自己欺瞞、自己陶酔、内省との違いを明確にしてわかりやすく解説。
完成はなく、日々学び続けるものとして。
◯インサイトの7つの柱
1価値観:自分が送りたい人生のガイドとなる行動指針。日々振り返る
2情熱:愛を持って行うもの
3願望:経験し、達成したいもの
4フィット:自分が幸せで存分に力が尽くせる環境。3までの柱ができた後に築かれるもの
5パターン:あらゆる状況で見られる思考、感情、行動の一貫した傾向。現れる瞬間を特定、別のより良い選択肢を試す
6リアクション:自身の力量を物語る思考、感情、行動
7インパクト:自身の行動が周りへどう影響を与えるか。他者の思考や感情を想像する力。視点取得。
◯自己欺瞞に陥る3つの盲点
1認識の盲点:思い込み
2感情の盲点:吊り橋効果などのように気づかないうちに直感的な情動に影響されて結論に至る
3行動の盲点:視点の違いの差
・自分の中の前提を知る
・ダブルループ学習:自分の価値観や前提を疑うことと、他者から疑問を投げかけてもらうこと
・過去にした予測と実際の結果を比較検証する習慣
・安易な自己承認は自己陶酔に陥り、自己認識から遠ざかる
・謙虚さを持った「自己受容」が必要
・自己受容:自分についての客観的事実を理解し、その自分を好きになろうと決めること
【内的自己認識】
◯内省:自分について考えること ≠ 自己認識:自分いついて知ること
◯「なぜ」から「何」に問いを変える:
「なぜ」という問いは基本的に自分の周りを理解する際に役立ち、自分を理解する際に役に立たない
◯日記は書き過ぎない:
ポジティブな思考を検証すればするほど幸せは奪われる。ただ再度ポジティブな思考が得られるよう努力する
ネガティブな思考のみ検証する。頻度は下げる。
◯内省は、自分の恐怖や欠点、不安にひたすらこだわる状態にある「反芻」に陥らせる
・反芻を止める:①周りは自分が思うほど気にしていない、②パフォーマンスではなく学びに焦点を当てる、③別のことに気をそらす一時停止、③決断後は考えない思考停止、④事実確認
◯瞑想を用いないマインドフルネス
1リフレーミング:良いことも悪いことも、複数の角度から見る
2比較と対比:今まさに起こっていることは今までの類似することと比べてどうか
3日々のチェック:内省には時間をかけない。何がうまくいった?いかなかった?どう改善した?を確認する
・星を置いて星座をつくる。一貫したルールの下で