黒河星子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読んでいて、一番感じたのは、この著者と私は考え方が似ているということ。
だから、著者の言葉がスっと心に入ってくる。
慰められているような...
励まされているような...
現実を教えてくれているような...
そんな感覚に心地良さを覚え、手に取って購入した、運命的出会いの本だった。
この時の私は、人生に疲れていたところだったから。
似たような心を持つ著者の存在に安心感を覚えた。
今までに、私の大切な人から言ってもらったことがある“ことば”がある。
この本には、その“ことば”と同じことばがたくさんあった。
一つ一つの“ことば”を、丁寧に私の心の引き出しにしまっておきたいと思う。 -
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Posted by ブクログ
・ガスライティング…精神的虐待の一種。わざと謝った情報を信じ込ませ、自分を責めさせること。
・あなたが頭のなかに描いた絵を、他人が完璧に把握するのは、ほとんど不可能だ。だから私たちは、他人の言葉を聞き流す方法も知らなくてはいけない。
・それまで自分に対してみずから下していた評価は、結局のところ、他人の基準や意見を反映した結果だったのだ、と。
・根拠のない自信は悪乗りになるが、事実を根拠にできるなら、少なくとも他人のせいで自尊心が傷つくようなことはなくなるはずだ。
・人生というマラソンを走りながら、他人のコースばかり眺めていると、自分が進むコースに満足できなくなる。
・相手が本音を口にするまでに -
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Posted by ブクログ
一気に読んだ。
「花影」
子どもにたずねた。
ぼくが死んだら
ここに来て泣いてくれるかい?
答えの代わりに 子どもは
涙を浮かべたふたつの目を ぼくに向けた
「ひとりで」
群れをなして咲いている花より 二輪、三輪、咲いている花が
ひそひそと 睦まじく見えるときがある
二輪、三輪、咲いている花より たった一輪 咲いている花が
より堂々として 美しいときがある
きみが今日 ひとりでさみしく 花として立っていることを
そんなにつらく思わないで
どれも素敵な詩だったが特に「花影」と「ひとりで」が心に残った。
言葉より伝わる何かに美しさを感じた。
大切にしたい詩集になりました。