山下泰平のレビュー一覧

  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    うん。なんかすごいね。
    確かに面白いし、そこ、注目されてない部分だから「うひょひょ」感があるけど、ちょっとくどくない?

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    2020年06月03日
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    タイトルに本の全てが詰まってる。いわば出オチ。

    現代のエンタメ小説、子供向け読み物、漫画、サブカルetcの原点・源流が明治時代にあった。「明治娯楽物語」と本作で総称される作品群。確かに現代の物語に通ずるものがあるように思える。
    惜しくも現在では忘れ去られてしまったけど、当時は人口に膾炙していたエンタメ小説の無名の原石たち。黎明期。礎。萌芽。
    100年ほど前の日本で、漱石や鴎外の影で庶民に愛されていた物語たち。こんなカルチャーがあったなんて知らなかった。面白かったし勉強になった。

    ただこの本、文章はそこまで上手くなかったように感じた。あと持っているのは第二版だけど誤植が結構ちらほら…。改訂に

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    2020年01月20日
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    ・・・とりあえずタイトルが長いw
    なんじゃそりゃ?とキツネにつままれた思いで読み始めると、内容になんじゃそりゃ??と何匹ものキツネに取り囲まれてつままれまくるような本である。

    タイトル通りといえばタイトル通りなのだが、明治の時代、なんだかとんでもない娯楽物語の世界があったのである。
    江戸が終わり、維新の頃。日本純文学の黎明期でもあるわけだが、世の中インテリばかりではない。多くの庶民は「文学とはなんたるか」をまじめに考えたりはしない。要は、読み物はおもしろければよいわけで、江戸の娯楽の影響を残しつつも、荒唐無稽で珍奇なものがもてはやされる。書き手の方も文学に身を捧げる高尚な目的を持つ者ばかりで

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    2019年10月04日
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    表題の「『舞姫』の主人公を……」を紹介するまでにたくさんの娯楽小説の例を挙げ、読者にこの時代はマジでトンチキなんだな……と思わせる構成の巧みさがあった。紹介する話の意味不明な部分を「意味不明である」と評していて笑ってしまった。

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    2019年09月14日
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    舞姫の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    2019年08月30日
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    読まなくても人生に何の影響もない本。
    個人的にはとんでもなく好きだし参考になる。あらすじ本で読み物として面白いの初めて?久々?(覚えてない)。

    しかしこの本、おおよそ明朝体で書く文章ではない。(フォント厨

    一次創作(マンガ書きラノベ書き)、独自設定多めの二次創作者、そういう作品が好きな人に読んでほしい。

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    2019年08月11日
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本

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    近代的な物語の作法ができあがる前の「明治娯楽物語」がどのようなものだったのかを、実際の作品と共に紹介する。横田順彌「日本SF古典こてん」にテイストは近い。横田のは「SF」だけど、こちらは娯楽小説全般と広範にわたっている。

    中に登場するお話の荒唐無稽さもおもしろいのだが、それを紹介する著者の視点がよい。単に「ツッコミ」視点で面白がるのではなく、当時の世相や文学史的な観点を説明し、なぜこの作品が受けたのかをしっかり分析してくれるのだ。

    ここで登場する「明治娯楽物語」は、いわゆる「大衆小説」と呼ばれるようなジャンルが発展するにともない、消えていくのだが、個人的には戦後の梶原一騎作品や貸本マンガに

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    2019年05月20日