フランク・ボームのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレジュディ・ガーランドのミュージカル映画も名作ですが、原作もまた素晴らしい名作でした。この二作は決して別物ではないのですが、興味深いことに映画には原作にはない要素が、原作には映画にない要素があって、大まかなストーリーは共有しつつ異なるメッセージを持っています。映画には「青い鳥」のように「やっぱり住み慣れた我が家が一番」というメッセージがありますが、原作にはほとんどありません。映画では臆病なライオンが本当に臆病であるのに対して、原作での彼は自分で臆病だと言って怖がってはいますが、その臆病さを認識して克服しようと常に努力しているためにむしろ序盤から行動に勇敢さを発揮しています。案山子と木こりについ
-
Posted by ブクログ
竜巻にのってオズの国へやってきたドロシー。
うっかり竜巻で飛ばされた家の下敷きになり死んでしまった東の国の魔女。
ドロシーは早くカンザス(自分の家)に帰りたい
偉大な魔法使い、オズに願いを叶えてもらぅべく彼女は魔女が履いていた銀色の靴をはいて、勇気を欲しがるライオンとハートを欲しがるブリキのきこりと脳みそを欲しがるかかしと一緒にエメラルドの都に向かう。
童話であるにも関わらず・・・どうしても読みたくなりました
ユーモラスでワクワクするような気持ちを与えてくれます
銀色の靴のかかとを3回地面に打ち合わせると・・・不思議な魔法がかかります -
Posted by ブクログ
ネタバレ実写映画のウィキッドがすっごく良かったので、これはオズの魔法使い読まねば…と思い読んだ。
テンポが良く読みやすいし、子どもが想像できうる範囲の大冒険という感じ。
野宿をしていても襲われないし、途中立ち寄った家の人たちは主人公たちを心よく迎えてくれる。悪者とされている西の魔女も思いもよらない弱点がある。
本当の悪人は存在しないオズの国は、著者が子どもに見せるものとして丁寧に作ったんだろうなあと伝わってきた。
役者の後書きで、児童文学に名作はたくさんあるがその時代にあったものが必要だ、と著者が言っていたと読んで、その志があったからこの作品になったんだなあと物語を読んで実感した。
かかし、ブリキ、 -
Posted by ブクログ
「ウィキッド ふたりの魔女」を観て、読み返したくなって引っ張り出した。「あれはここから持ってきてたのか〜!」と逆輸入的に本作との関連を拾えて面白かった。だけど、どうしても陶器の国を出るときに牛の足やら教会を壊しておきながら「でも牛の足と教会をこわしただけですんで、運がよかったのかもしれないわ。だってなにもかも、ほんとうにこわれやすいんだもの!」って言うのだけが気に食わない!ところどころ、ん?と思うようなことはありつつも楽しんで読んでいたのだけど、最後の最後で台無し!車で人を轢いて怪我させておきながら「でも怪我させただけですんで、運がよかったのかもしれない。だって急に飛び出してくるんだもの!」っ
-
Posted by ブクログ
オズの魔法使いのオリジナルがとても良かったので、ボームに興味を持った。
私にとっては、「サンタクロースの冒険」に次ぐ3作目のボーム。
(最近見た、「映像の世紀 バタフライエフェクト、ハリウッド 夢と狂気の王国」でも、あのアメリカ映画「オズの魔法使」とジュディ・ガーランドのドキュメンタリーに触れられたので、タイムリーだった。ハリウッドの五大社の功罪、映画という世界の表裏、戦争への加担など、めーっちゃ面白かったです。隣の女の子、のキャッチフレーズで売れに売れたけど、心身を壊されて人生はめちゃめちゃだったジュディ。娘ライザミネリの言葉を借りるまでも無く、ジュディはハリウッドに支配されていてかわいそう -
Posted by ブクログ
最近、読み直してみたら大まかなストーリー以外はあやふやだった。。
ドロシーってみなしごだったのね。
そういや、おじさんおばさんてゆってたもんなぁ。
再読してみたら、竜巻の中のシーンが意外と長くて
ドロシー竜巻の中で寝ちゃってたり(上空何メートル??)、
魔女を家でつぶして殺してたり、
オズって詐欺師(そういやそうだった!)だったり。。
オズシリーズはこの作者であるボームも続きを書いてるけど、
ボームの死後、別の人もその更に続きを書いてるそうな。
そんだけみんなに愛され読み継がれた物語なんだー。
この作品で「カンザス」とゆう、
竜巻のおっそろしい地域がアメリカにあるんだなぁと知ったっけ。