フランク・ボームのレビュー一覧

  • オズの魔法使い

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    The Wonderful Wizard Oz (1900) Baum

    有名な児童文学、どこか不気味で滑稽で、かつ鮮やかな一作。オズの正体や、エメラルドの都のからくりなど、大人が読んでも惹きつけられる個所が多々見受けられる。脳みそののない案山子、心臓(ハート)のないブリキ、臆病なライオンの個性豊かな面々は、物語を通して成長していくというよりも、それぞれ最初からみな立派であったことが読んでいて感じられた。

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    2015年03月29日
  • オズの魔法使い

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    ネタバレ

     ジュディ・ガーランドのミュージカル映画も名作ですが、原作もまた素晴らしい名作でした。この二作は決して別物ではないのですが、興味深いことに映画には原作にはない要素が、原作には映画にない要素があって、大まかなストーリーは共有しつつ異なるメッセージを持っています。映画には「青い鳥」のように「やっぱり住み慣れた我が家が一番」というメッセージがありますが、原作にはほとんどありません。映画では臆病なライオンが本当に臆病であるのに対して、原作での彼は自分で臆病だと言って怖がってはいますが、その臆病さを認識して克服しようと常に努力しているためにむしろ序盤から行動に勇敢さを発揮しています。案山子と木こりについ

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    2012年05月25日
  • オズの魔法使い

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    竜巻にのってオズの国へやってきたドロシー。

    うっかり竜巻で飛ばされた家の下敷きになり死んでしまった東の国の魔女。
    ドロシーは早くカンザス(自分の家)に帰りたい

    偉大な魔法使い、オズに願いを叶えてもらぅべく彼女は魔女が履いていた銀色の靴をはいて、勇気を欲しがるライオンとハートを欲しがるブリキのきこりと脳みそを欲しがるかかしと一緒にエメラルドの都に向かう。

    童話であるにも関わらず・・・どうしても読みたくなりました

    ユーモラスでワクワクするような気持ちを与えてくれます


    銀色の靴のかかとを3回地面に打ち合わせると・・・不思議な魔法がかかります

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    2010年01月31日
  • オズの魔法使い

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    習いごとの課題で全文読まなくてはならない状況になり読んでみたけれど、非常に楽しんで読めた。最新の訳でシリーズ全作品読んでみたいと思った。
    子供に対してはあまり説教くさくなく、でも大人が読むと深い名言が隠されているような作品。

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    2021年10月26日
  • オズの魔法使い

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    ドロシーと愛犬トト、かかし、ブリキのきりこ、ライオンたちが欲しいものをオズ大王に頼みに行く物語。
    それぞれ欲しいのは、故郷と頭脳、ハートと勇気というのが面白い。
    アメリカでは毎年クリスマスで放映されるほど、市民権を得ているらしい。
    本書に出てくる「エメラルド国」「西の悪い魔女」などは、映画や劇のなかでも、そのままのフレーズで使われるほど、文化に浸透しているそう。

    映画も見てみたい!

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    2020年04月25日
  • オズの魔法使い

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    家ごと竜巻に飛ばされてしまったドロシーと愛犬トトは、マンチキンと呼ばれる遠い国へ。ヘンリーおじさんとエムおばさんの待つカンザスに帰るためには、偉大な魔法使いオズ大王に会わなければなりません。かかし、ブリキの木こり、臆病なライオンをお供にして旅を続けるドロシーは、無事故郷に帰ることが出来るのでしょうか。

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    2014年05月29日
  • オズの魔法使い

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    オズシリーズ。

    このあたりの
    児童文学らしい
    語彙の 残虐さがある。

    ぐちゃぐちゃになってしまいました。とか。

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    2011年02月20日
  • オズの魔法使い

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    大竜巻に家ごと吹き上げられた少女ドロシーは,愛犬トトとともにふしぎな国へおりたつ.かかしやブリキのきこり,おくびょうなライオンが加わって,冒険の旅が始まる.アメリカファンタジーの古典

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    2009年10月07日
  • オズの魔法使い

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    小さい頃に読んで、中学生の時にたまたまテレビで映画を見たのをキッカケに読み返しました。忘れていた部分もあって、「あれ、これってこんなにおもしろい話だったかな」と新たな発見がw 星の王子さまのように、大人になって読み返すと、新たな面白さに気づけるのかもしれません。

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    2009年10月04日
  • オズの魔法使い

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    オズの魔法使い、初めて読んだ。
    グリム童話的なシンプルな残酷さがあったのが意外だった。
    各キャラクターが、それぞれ自分の足りないところを知った上で生きているのがよかった。そして、足りないものはなにもなかった、というところも。

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    2025年09月03日
  • オズの魔法使い

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    ネタバレ

    実写映画のウィキッドがすっごく良かったので、これはオズの魔法使い読まねば…と思い読んだ。
    テンポが良く読みやすいし、子どもが想像できうる範囲の大冒険という感じ。
    野宿をしていても襲われないし、途中立ち寄った家の人たちは主人公たちを心よく迎えてくれる。悪者とされている西の魔女も思いもよらない弱点がある。
    本当の悪人は存在しないオズの国は、著者が子どもに見せるものとして丁寧に作ったんだろうなあと伝わってきた。
    役者の後書きで、児童文学に名作はたくさんあるがその時代にあったものが必要だ、と著者が言っていたと読んで、その志があったからこの作品になったんだなあと物語を読んで実感した。

    かかし、ブリキ、

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    2025年04月11日
  • オズの魔法使い

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    「ウィキッド ふたりの魔女」を観て、読み返したくなって引っ張り出した。「あれはここから持ってきてたのか〜!」と逆輸入的に本作との関連を拾えて面白かった。だけど、どうしても陶器の国を出るときに牛の足やら教会を壊しておきながら「でも牛の足と教会をこわしただけですんで、運がよかったのかもしれないわ。だってなにもかも、ほんとうにこわれやすいんだもの!」って言うのだけが気に食わない!ところどころ、ん?と思うようなことはありつつも楽しんで読んでいたのだけど、最後の最後で台無し!車で人を轢いて怪我させておきながら「でも怪我させただけですんで、運がよかったのかもしれない。だって急に飛び出してくるんだもの!」っ

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    2025年04月11日
  • ガラスの犬 ボーム童話集

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    オズの魔法使いのオリジナルがとても良かったので、ボームに興味を持った。
    私にとっては、「サンタクロースの冒険」に次ぐ3作目のボーム。
    (最近見た、「映像の世紀 バタフライエフェクト、ハリウッド 夢と狂気の王国」でも、あのアメリカ映画「オズの魔法使」とジュディ・ガーランドのドキュメンタリーに触れられたので、タイムリーだった。ハリウッドの五大社の功罪、映画という世界の表裏、戦争への加担など、めーっちゃ面白かったです。隣の女の子、のキャッチフレーズで売れに売れたけど、心身を壊されて人生はめちゃめちゃだったジュディ。娘ライザミネリの言葉を借りるまでも無く、ジュディはハリウッドに支配されていてかわいそう

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    2023年05月17日
  • ガラスの犬 ボーム童話集

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    アメリカのおとぎ話をどうぞ!

    オズの魔法使いの作者ボームが書いたおとぎ話。魔法使いや妖精が出てくるがどこか現代的。教訓も用意されていて、まさしく当時のアメリカの子どものためのおとぎ話だと思った。

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    2022年05月28日
  • ガラスの犬 ボーム童話集

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    「オズの魔法使い」の作者のアメリカのおとぎ話。「魔法のあめ玉」が面白かった。
    低学年の子に読み聞かせするのは難しいかな?

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    2022年02月03日
  • オズの魔法使い

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    ドロシーと仲間たちの冒険。オズの正体にはびっくり。仲間たちのだまされっぷりがいっそすがすがしいくらい。結局仲間たちは、オズに頼むまでもなく欲しいものは持っていて、だから幸せになれたのだろうと思う。エメラルドグリーンは好きだけど、ずっとあの色に囲まれていたら、目がチカチカしそう。

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    2017年08月18日
  • オズの魔法使い

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    ジュディ・ガーランドの映画の印象が強いせいか、原色使いなイメージがある。原色つうか単色・バケツ塗り。

    「あげる」でも「実は持っている」でもなく、「なくてもいいよ」って言ってくれれば良かったのに。
    それとも思い込めば空だって飛べるさって話だったんだろうか。

    2009/05/31 再読

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    2012年11月27日
  • オズの魔法使い

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    最近、読み直してみたら大まかなストーリー以外はあやふやだった。。

    ドロシーってみなしごだったのね。
    そういや、おじさんおばさんてゆってたもんなぁ。

    再読してみたら、竜巻の中のシーンが意外と長くて
    ドロシー竜巻の中で寝ちゃってたり(上空何メートル??)、
    魔女を家でつぶして殺してたり、
    オズって詐欺師(そういやそうだった!)だったり。。

    オズシリーズはこの作者であるボームも続きを書いてるけど、
    ボームの死後、別の人もその更に続きを書いてるそうな。
    そんだけみんなに愛され読み継がれた物語なんだー。

    この作品で「カンザス」とゆう、
    竜巻のおっそろしい地域がアメリカにあるんだなぁと知ったっけ。

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    2009年10月04日
  • オズの魔法使い

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    初めて読んだ。こういう話だったんだ。

    30歳の俺が読むと、色んな所に色んな意味を読み取れちゃう。というか、読み取ろうとしちゃう。そうしたらそうしたらで、色んな皮肉とか教訓とか示唆とかが見え隠れするんだけど、なんだかそれって本当の読み方じゃないよね。

    小さな頃に読んでたら、どう思ったんだろうな。

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    2009年10月04日
  • オズの魔法使い

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    臆病なライオンは勇敢な心をほしがって、仲間を助けようとビビりまくるその勇敢さをこそ。大人になってから読んでぐっときました。

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    2009年10月04日