鈴木有紀のレビュー一覧

  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    ニューヨークの現代美術館(MoMA)で生まれた「対話的鑑賞」の実践方法やその効果について紹介している。
    知識に基づいた鑑賞だけでなく、「どう感じたのか」、「何がそう思わせたのか」という問いを中心に鑑賞のワークショップが行われ、主体的な学びにつながっていく様子が印象的。
    実践例を与えながら易しい文体で書かれていて読みやすい。

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    2024年03月31日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    対話型鑑賞のエッセンスはビジネスにも日常生活にも適応でき、観察力・論理的思考力・創造力・表現力・コミュニケーション力を養うことにつながる。
    本書を読んで重要だと感じたことは、問題を発見し、論理的に思考し、情報共有を行うことで新たな価値観、思考に気づけること。
    答えのない問いに答えがないからこそ考えることは、自らが成長するために必要な要素の1つだと学んだ。

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    2020年08月29日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    対話的鑑賞は知識がいらず、子供と直島に行ったときに大きな考え方の指針になった。教育分野の本だが、子供と美術館や博物館に行くときのヒントとしても役立つと思う。

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    2019年07月15日
  • 不器用なカレー食堂

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    おもしろかった!小説を読んでいるようだった!とっても魅力的で、本当に不器用な、素敵なカレー屋さんのご夫妻の物語。食べに行きたいなぁ~!!!

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    2015年09月21日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    対話型美術鑑賞の技術を学ぼうシリーズ。実際の授業の様子を再現してくれており、現場での進め方や生徒の反応、それに対するコーディネーターの対応などがとてもよくわかる。「どこからそう思う?」「そこから(さらに)どう思う」という問い。「一つのものを見て対話する」ことで意識の共有が生まれやすいこと。「教える側・教わる側ではなく、みんなで話すこと」「一見問いのような、実は答えであることを見抜く」「すでに理解していることを承認してあげる」「察しの悪いナビゲーターになる」ことなど。ただ、事例が小学生中心なので、大学生や大人が対象となると更なる工夫が必要かもしれない。

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    2025年04月09日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    なんとなく読み始めたのだが夏休みの終わりに刺激になった。ふりかえりがなかなか書けない子どもたちのことを思い出す。言葉にすることを面倒くさがらないことが大切だよなぁ。

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    2024年08月20日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    子どもとの対話型鑑賞の手法と、他分野への落とし込み、対話型鑑賞を行う際の注意点について。
    アサーティブコミュニケーションやモンテッソーリ系の子育ての本を読んでいると、共通ているなと感じる内容もあるが、後半部の実例QAはウッカリ気を抜くとありそうな事例で、時間を置いてもう一度再読したい。
    でも、恥ずかしながらこの本で対話型鑑賞というものを知り、もう少し深く読み込みたいなと思いました。

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    2023年09月05日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    具体的に対話型鑑賞の授業でのやりとりのケースまで読ませてもらえるので、ファシリの具体的イメージを膨らませるのにいいかも(^^)
    4月から美術館勤務になる友達に読み終わったあとそのままあげちゃった(^^)

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    2022年01月06日
  • 不器用なカレー食堂

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    若い男女が出会い、南インドカレーに魅せられ、二人だけでカレー屋をつくる。
    自分の好きなことを好きなだけやることの楽しさと苦労が描かれている一冊。

    夫になる克明さんの視点を中心に話が進んでいくのだが、妻となる有紀さん視点の話が時々差し込まれ、そんな風に見ていたんだとグっときます。

    カレー好きな人はよく、「南インドカレーが世界一うまい」と言う。
    読んだ後は砂の岬に思いを馳せながらカレーを食べたくなること間違いなし。

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    2021年07月09日
  • 不器用なカレー食堂

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    世田谷にあるカレー屋『砂の岬』店主夫婦の本。
    不器用ながらもインドでカレーの技術を学び、お店を作るまでの体験談。
    インド旅行記としても楽しめる。
    今度はお店に行ってみたい。

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    2017年02月13日
  • 不器用なカレー食堂

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    タイトルの通り、不器用なひとたちなんやろうなぁと思う。それは、本の内容ももちろんあるけど、このシリーズの本を書いているひとたちはみんなそうやと思うから。でも、本書のひとたちに関しては焦燥感みたいなものはほとんど感じられない。そういうところに芯の強さを感じた。ほんまに、なんでも突き抜けたらそのまんま職業になっちゃうのね。

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    2015年10月24日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    視覚的教材を用い、教師が前提となる知識などを一切教えず、子供たちにより自由なを促す授業の取り組み方についての本。

    教師がその役割を担うナビゲーターが、どんな声かけをし、どんな役割をすればいいのか、どんなことに気をつければいいか、子供たちがどんなふうに変わっていったか、どんな発言をしたかなどが詳しく書かれている。

    子供たちが視覚的教材の中で見つけたこと、感じたこと、疑問に思ったことを自由に発言する。その際、大切なのが、「どこからそう思ったのか」という声かけ。なぜそう思ったのか?より、どこからそう思ったのかの方が、根拠がしっかりと作品の中に見出せるということだった。

    目指すのは
    [不確実性の

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    2025年04月11日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    絵画を使ったコーチ的関わり方についての話。コーチングを知っている人からすると新たな発見はない。ただ、こういう分野で使えると言う事は知れた。

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    2023年07月04日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    ネタバレ

    ・コメントする。
    ・考えを聞く「どこからそう思う?」
    ・視点を広げる「他にはありますか?」
    ・考えを深める「そこからどう思う?」
    ・考えをもっと深める「さらにそれについて考えることはありますか?」
    ・指図:ポインティング
    ・言い換え:パラフレーズ
    ・集点化:フォーカシング
    ・結びつける:コネクト
    ・情報を提供する:インフォメーション
    ・全員を参加者にする
    ・こまとめ:サマライズ

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    2022年02月23日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    (あまり本の内容と関係ない感想)

    作品を鑑賞する時、いつも言葉にできない込み上がる感情があるかないかで判断してた。
    おそらく自分の経験や好みを無意識に照らし合わせているんだろうけど、言葉にできない。でもそういった作品もなんでそう思うのか問い続けることで、学び、新たな発見が自分の財産になるのかもしれない。
    あとは例え好みではない作品でも見方を変えればおもしろく見れるという可能性が湧いてきた。
    一目惚れでも徐々にでも、いろんな作品を観て好きな作品を増やしていきたい。

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    2021年11月19日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    指導者(教師)がファシリテータをつとめるときに、学習者に寄り添いながら一緒に学んでいくことがた
    いせつなのは分かる。が、実際にどういう感覚なのか今一つ掴みづらい。小学校2年、3年生で、追試してみた。確かに授業は盛り上がるのだが…。どこで交通整理するかは教師の腕や経験、知識(ひけらかさずもっておくのは必要だと思う)がものをいうのは変わらない気がする。教材研究がとても大事。




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    2021年08月19日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    MoMAのアートを通じたラーニングメソッドでもある感じ、表現し、そして学ぶ。それを日本式に置き換えて導入した愛媛県などの事例を交えて新しい授業の形を紹介する本。残念ながら、それが成功しているという事例を感じないということはあるが、、、いずれにせよ強制的に導入するのではなく、自ら生まれてくる疑問とそれをファシリテートするファンクションが必要で、自分の経験を思い起こしても、それが毎週、10年間通ったアトリエの画家の先生だったことに気が付く。何を書きたいの?どうして書きたいの?そうかそうか、書いてみよう。小さかったころ、緑の木々が好きだった。黒田清輝の絵を模写しながら緑で塗っていくと先生が、この絵の

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    2020年09月01日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    2020.07.14 ビジュアル・シンキング・ストラテジーの日本版。日本にアレンジしたものなのでそれはそれで参考になる。ぜひ、試してみたいと思います。高校生や大学生、社会人の事例も知りたいと切に思います。

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    2020年07月15日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    どうしてそう思う?という問いかけに対して40%は個人的な解釈が入る。どこからそう思う?の問いかけには解釈が20%しか入らず、事実ベースの発言が74%を占める。
    小学生の授業が検証対象になっていたけど、大人の会議なんかでもよく起きることで、個人解釈の発言が増えると同じイメージを共有することが難しくなり、議論の停滞やアウトプットの段階で「なんか違う」が起こってしまう。学校の先生の役割がナビゲーター/ファシリテーターになっていくというイメージが具体化できる内容だった。

    と、同時に自分が小学生時代に毎日授業してくれていた先生は何を教えてくれたんだろうか?その時の自分の頭の中では、クラスメートの頭の中

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    2020年02月24日
  • 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

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    きく、の授業づくりのために読んだ。「なぜ?」とはあまり問わないようにしているのだが、「どこから?」という問い方はいいよなあ、と。しかし日本の先行実践との関わりがまったくないので、その点は個人的にうーん、って感じだった。

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    2019年05月01日