教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

2,090円 (税込)

10pt

表現力、論理的思考力、コミュニケーション力・・・「生きる力」を育むアート鑑賞


「どこからそう思う?」って聞いてみて!
これからますます求められる「主体的に学ぶ力」はどうすれば伸ばせるのだろう?芸術鑑賞の手法としてニューヨーク近代美術館で生まれ、効果抜群の学習スタイルとして幅広い学年・教科、さらにはビジネス界にも広がり始めた「対話型鑑賞」の入門書。


★新たな学習法として注目高まる「対話型鑑賞」、待望の入門&実践書。
★実際の授業のやり取りの様子、幅広い教科・分野での実践事例を紹介。
★新学習指導要領が目指す「主体的・対話的で深い学び」を促す手法としても有用。


対話型鑑賞とは・・・作品についての情報や解釈を専門家や教員が一方的に伝えるのではなく、鑑賞者自身の思いを尊重し、グループでの対話を通して作品を味わっていく鑑賞法。1980年代にニューヨーク近代美術館(MoMA)で生まれた。鑑賞力だけではなく、観察力・批判的思考力・言語能力・コミュニケーション能力といった総合的な「生きる力」の育成につながる手法として、他教科での応用や企業研修への導入が進んでいる。


第1章 問いかけの魔法――対話型鑑賞とは何か
第2章 学びを促す仕掛け――対話型鑑賞の4つの柱
第3章 ある日の「教えない授業」
第4章 対話が生まれる理由――授業の中で起きていること
第5章 さまざまな分野で「対話型授業」
第6章 ナビゲーションの実践
第7章 よりよい学びの場づくりのために
第8章 対話型授業がひらく未来


ニューヨーク近代美術館で始まった「対話型鑑賞」。これを4年間かけて、美術にとどまらず全教科に応用・普及させた愛媛県。本著は対話型鑑賞の基礎とその可能性を具体的に提示する待望の一冊。――京都造形芸術大学教授福のり子

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教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ニューヨークの現代美術館(MoMA)で生まれた「対話的鑑賞」の実践方法やその効果について紹介している。
    知識に基づいた鑑賞だけでなく、「どう感じたのか」、「何がそう思わせたのか」という問いを中心に鑑賞のワークショップが行われ、主体的な学びにつながっていく様子が印象的。
    実践例を与えながら易しい文体で

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    対話型鑑賞のエッセンスはビジネスにも日常生活にも適応でき、観察力・論理的思考力・創造力・表現力・コミュニケーション力を養うことにつながる。
    本書を読んで重要だと感じたことは、問題を発見し、論理的に思考し、情報共有を行うことで新たな価値観、思考に気づけること。
    答えのない問いに答えがないからこそ考える

    0
    2020年08月29日

    Posted by ブクログ

    対話的鑑賞は知識がいらず、子供と直島に行ったときに大きな考え方の指針になった。教育分野の本だが、子供と美術館や博物館に行くときのヒントとしても役立つと思う。

    0
    2019年07月15日

    Posted by ブクログ

    対話型美術鑑賞の技術を学ぼうシリーズ。実際の授業の様子を再現してくれており、現場での進め方や生徒の反応、それに対するコーディネーターの対応などがとてもよくわかる。「どこからそう思う?」「そこから(さらに)どう思う」という問い。「一つのものを見て対話する」ことで意識の共有が生まれやすいこと。「教える側

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    なんとなく読み始めたのだが夏休みの終わりに刺激になった。ふりかえりがなかなか書けない子どもたちのことを思い出す。言葉にすることを面倒くさがらないことが大切だよなぁ。

    0
    2024年08月20日

    Posted by ブクログ

    子どもとの対話型鑑賞の手法と、他分野への落とし込み、対話型鑑賞を行う際の注意点について。
    アサーティブコミュニケーションやモンテッソーリ系の子育ての本を読んでいると、共通ているなと感じる内容もあるが、後半部の実例QAはウッカリ気を抜くとありそうな事例で、時間を置いてもう一度再読したい。
    でも、恥ずか

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    具体的に対話型鑑賞の授業でのやりとりのケースまで読ませてもらえるので、ファシリの具体的イメージを膨らませるのにいいかも(^^)
    4月から美術館勤務になる友達に読み終わったあとそのままあげちゃった(^^)

    0
    2022年01月06日

    Posted by ブクログ

    視覚的教材を用い、教師が前提となる知識などを一切教えず、子供たちにより自由なを促す授業の取り組み方についての本。

    教師がその役割を担うナビゲーターが、どんな声かけをし、どんな役割をすればいいのか、どんなことに気をつければいいか、子供たちがどんなふうに変わっていったか、どんな発言をしたかなどが詳しく

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    絵画を使ったコーチ的関わり方についての話。コーチングを知っている人からすると新たな発見はない。ただ、こういう分野で使えると言う事は知れた。

    0
    2023年07月04日

    Posted by ブクログ

    (あまり本の内容と関係ない感想)

    作品を鑑賞する時、いつも言葉にできない込み上がる感情があるかないかで判断してた。
    おそらく自分の経験や好みを無意識に照らし合わせているんだろうけど、言葉にできない。でもそういった作品もなんでそう思うのか問い続けることで、学び、新たな発見が自分の財産になるのかもしれ

    0
    2021年11月19日

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