青柳健二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本各地に存在する猫神様をめぐる24の旅で知った、
その来歴や伝承を200点のカラー写真と共に紹介する。
・はじめに
・各地の猫神様
第1話~第24話
引用・参考文献・ウェブサイト一覧有り。
「全国の犬像をめぐる―忠犬物語45話」
「犬像をたずね歩く あんな犬、こんな犬32話」の2冊で
犬像を訪ねた著者が、今度は猫神様の像を訪ねてくれた。
猫碑・猫像・猫札・猫絵馬など、猫に関する由来や伝承が
ある寺社や場所が日本各地に点在している。
東日本に多い、養蚕の守り神や鼠除け祈願の対象。
宮城県丸森町には77基の猫碑と7体の猫像がある。
猫の祟り封じ、猫の伝承や民話に纏わる像もある。
忠義の猫を祭った猫神社、報恩の猫淵様、
猫を大切にした田代島の猫神社、木島社には狛猫と御朱印。
招き猫の数に圧倒される豪徳寺や猫と島津家の関わりが
判る仙巌園の猫神社など、大名家との縁もある。
また、お松大権現や秀林寺の猫塚などの化け猫伝説の地も
めぐっている。
猫に対する思いは様々。
故に、祭られる猫神様も様々で、その姿はどれも個性的。
実際に見てみたい猫碑や猫像が多くあって興味津々です。 -
Posted by ブクログ
何かあるときに頼りにしたくなるのは今も昔も変わらない。
江戸時代にコレラが流行したことがあった。安政5年(1853年)に流行した際、コレラ封じに狼信仰が盛んになった。
狼信仰で有名な神社といえば、埼玉県秩父市にある三峯神社だ。公式記録「日艦」によると、安政5年8月になると御眷属(けんぞく)、つまりお犬さまの拝借するための登山者が急増した。
12月には13000件にも及び、東海道各地と江戸から多くの人々が参拝した。
当時は、コレラについてよくわかっていなかっ
たので、お犬様に頼らざるを得ない事情があった。
三峯信仰は、北は北海道や東北、南は四国までに広がった。狼の迫力もそうだが、鹿など獣が作物を食い荒らすので、食べてくれる狼に感謝していた面もある。
各地に残された狼像は味わい深い。それぞれ個性あふれた表情をしている。
思いもしないような所にも三峯神社があったり、新たな発見がある。
1つ驚いたのは、根拠もないフェイクニュースによって、お犬さまの頬が削られたことだ。それは去年の暮の出来事だった。
お犬さまの削り粉を馬券など一緒に財布に入れると、馬券が当たって金が貯まるというウワサだった。
削られたお犬さまがあるのは、東武東上線の上板橋駅の近くにある桜川御嶽神社だ。
人間の強欲さにはお犬さまもびっくりだ。
それにしても各地に狼像が現代まで生き残っているのは貴重だな。